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世界中で活躍する「行動人」

2026年2月

文:

米国

10年以上にわたり、アイオワ州のロータリアンは、ハロウィンの恐怖を求める人びとに「怖い」伝統を演出してきました。この伝統を始めた2012年、エルドラ・ロータリークラブは、廃墟となった市所有の病院を借り受け、お化け屋敷に変身させました。2023年に病院が売却されると、ロータリアンは新たな不気味なアトラクションである屋外の「お化け道」を作りました。高校生を含むコスチューム姿の役者たちが、約800メートルの林道で待ち受けます。「小道具や装飾がなくても、このあたりは十分に不気味です」とクラブ会長のマーク・アンダーソンさんは話します。収益は、主に高校への支援など、地域社会に還元されます。数十人のクラブ会員が総出で、観客の整理やチケットの販売を担当しました。「毎晩一人のロータリアンが役者たちの夜食のピザを取りに行っています」とアンダーソンさん。

ジャマイカ

ジャマイカで一世紀に一度の暴風雨と呼ばれたハリケーン「メリッサ」は、10月にジャマイカを縦断し、南西部の沿岸地域に壊滅的な被害をもたらしました。「木や電線が倒れ、屋根が吹き飛ばされ、倒壊した建物もありました」と話すのは、被害が最もひどかった地域のひとつ、モンテゴベイ・ロータリークラブの元会長、ドミニカ・プラデールさんです。二人の会員の家が甚大な被害を受けたほか、会員全員が数週間、電気も水もない状態に置かれました。「通信が回復した後、自分たちとは比べものにならないほど劣悪な状況に置かれている人びとを支援する方法を模索し始めました」とプラデールさん。クラブ会員は、キングストン・ロータリークラブとオーチョ・リオス・ロータリークラブ、シェルターボックス、Food For The Poorと協力し、いくつかの地域に救援物資を届けました。プラデールさんは次のように話します。「幸いなことに、私たちには、地域社会や施設の復興支援を援助してくれる世界中のロータリーの仲間や団体のネットワークがあります」

  • 500.00

    エルドラのロータリアンが一晩で怖がらせる人たちの数

  • 時速185.00マイル

    ジャマイカでのハリケーン「メリッサ」の風速

ハンガリー

11月に行われたブダペスト・マルギッツィゲト・ロータリークラブによるチャリティ・ワインオークションでは、100本以上のワインが落札されました。地元の醸造所とほかの三つのクラブ(ベルリン・ジェンダーメンマルクト、ミラノ・スド・オヴェスト、パリ・ケ・ドルセー)は、それぞれの国のワインを寄贈しました。この募金活動への参加者は2024年の約2倍に増え、障がいのある子どもたちのための住宅を建設しているFellegajtó Nyitogatók財団のために約1万7,000ドルの寄付金が集まりました。「私たちの期待をはるかに上回る結果を、とても嬉しく感じています」と話すのは、クラブ会長のフェレンツ・セナシさんです。「地域社会の力が真の変化をもたらすことを目にするのは、大きな喜びです」

モーリシャス

インド洋に浮かぶ島、モーリシャスでは、砂糖に支配された農業経済から、技術、銀行、観光を中心とした経済への転換をロータリアンが支援しています。オート・リーヴ・ロータリークラブは、教育省と協力して、接客業、金融サービス、情報技術、製造、教育、小売などの雇用主と求職者とをつなぐ就職・教育フェアを開催しました。「多くの人にとって、プロフェッショナルな場で自分について述べ、評価してもらうという初めての経験でした」と、クラブ会員であるディクシャ・ブンドゥーさんは話します。政府関係者もこの支援活動を称賛しました。ほかの政府高官や国会議員とともにフェアに出席した同国のマヘンド・グンガパサード教育・人材相は、次のように述べました。「このフェアは、若者の願望と産業界の進化するニーズとの架け橋となるものです」

  • 15.0071年

    ハンガリーのデザートワイン「トカイ・アスー」に関する最古の文献の発行年

  • 12.00,000ドル

    従業員10人以上の企業におけるモーリシャス人の平均年収

ベトナム

サインゴン・インターナショナル・ロータリークラブは、韓国の第3740地区とともに二つのグローバル補助金プロジェクトに参加し、2023年以来、100人のベトナムの子どもの先天性心疾患の治療を支援してきました。12万5,000ドルをかけた「Heart-to-Heartプロジェクト」は、低所得家庭が政府負担金と自己負担額とのギャップを埋められるよう手助けするものです。「小児心臓外科を選んだのは、1,500ドルという比較的少額の寄付で、文字通り子どもの命を救うことができるからです」と、ホア・グエン会長エレクトは話します。ロータリーの寄付に対し、VinaCapital財団とベトナム政府が同額を上乗せしています。養育者が子どもの回復後に仕事に復帰できるため、生活へのインパクトは大きいとグエンさんは指摘します。

この記事は、Rotary誌の2026年2月号に掲載されました

ロータリーのプロジェクトは世界中の地域社会で変化をもたらしています