平和は「人」から始まると考えるロータリーは、毎年130口までの平和フェローシップ(奨学金)を通じて、世界平和と開発の担い手となる人材を育て、平和推進者の世界的ネットワークを築いています。
毎年、ロータリー平和センター提携大学で学ぶフェローが世界中から選ばれ、ロータリーからフェローシップ(全額支給の奨学金)が授与されます。フェローシップには、授業料・入学金の全額、滞在費(宿舎・食費)、往復航空券、インターンシップと実地研修の費用が含まれます。
2002年に創設されて以来、ロータリー平和センターは1,700人以上のフェローを輩出してきました。これらのフェローは現在、140カ国以上で活躍し、政府、NGO、教育、研究機関、平和維持および法執行機関のほか、国連や世界銀行といった国際機関でリーダーシップを発揮しています。
ロータリーのフェローシップ
ロータリー平和フェローシップは平和と開発の分野における仕事の経験を有する人を対象としています。フェローは社会奉仕と国際奉仕に献身しながら、平和の実現をめざします。毎年、世界各地の名門大学にて修士号(年に50名まで)と専門能力開発修了証(年に80名まで)を取得するためのフェローシップ(奨学金)がロータリー財団から授与されます。
自分に合ったプログラムを選ぶ
修士号取得プログラム
さまざまな国出身の多様な学生が、平和と開発の分野で研究に基づく知識とスキルを学びます。フェローシップの期間は15~24カ月。学期間の休みにフェロー自らが計画した2~3カ月の実地研修を行います。
専門能力開発修了証プログラム
1年間の混合学習プログラムで、平和と開発の分野で職歴を有するさまざまな国出身の多様な学生が、地域社会や地域で平和を促進するための実践的スキルを学びます。フェローは実地研修を行い、社会変革イニシアチブを実施します。このプログラムは、現役の職業人向けとなっています。プログラムを修了したフェローには、準修士号が授与されます。
申請スケジュール
2025-26年度の申請は終了しました。2026-27年度の申請書は、2025年2月にオンラインで利用可能となります。
候補者をご存知の場合は、こちらの紹介フォームをご利用ください。このフォームをご利用いただくことで、候補者に詳細情報が送られます。
アプローチ
平和は抽象的な概念ではなく、ダイナミックな人類の発展の生きた表出であるとロータリーは考えています。平和の推進は、人道的奉仕を行うロータリーの使命の礎であり、ロータリー会員による活動の重点分野の一つでもあります。ロータリーのプログラム、補助金、フェローシップは、平和を育み、維持できる環境を生み出すことを主眼としています。平和な世界を希求する市民が力を合わせ、草の根レベルで平和を生みだせば、持続可能なかたちで世界を変えることができるとロータリーは信じています。