雇用されているにもかかわらず1日にわずか1ドル90セント(約220円)で暮らしている人の数は、世界で約8億人。ロータリーは、貧困問題に持続可能な解決策をもたらすために活動しています。
起業家とリーダーの育成、特に女性のエンパワメントは、地域社会の発展に欠かせません。ロータリー会員とロータリー財団は、自立に役立つスキルの指導、家計を支えるための就職支援等を通じて、人びとと地域社会の自立を促しています。
ロータリーはこんな活動をしています
ロータリーは、地域社会とそこに住む人びとが経済的、社会的に自立できる道をひらいています。
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小口融資(マイクロローン)
露天商、三輪タクシー、織物職人、仕立人など、小さな商売の立ち上げを目指す人たちが、ロータリーの支援で小口融資を利用しています。
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農業の促進
農村部の人たちは、家畜の購入、作物の植えつけ、持続可能な農業方法の研修のために融資を利用し、自立への道につなげています。
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Adopt a village(農村支援プロジェクト)
極度に貧しい地域社会の貧困の輪を断ち切るために、ロータリー会員は包括的な支援を行っています。
地元経済促進における成果
ロータリーのプロジェクトを通じて指導や研修を受けた人びとは、地域社会での貴重な人材となって住民への指導、新ビジネス立ち上げの支援、経営方法の指導などを行っています。
ロータリーによる活動の例:
貧困の連鎖を断ち切るための女性への支援。グアテマラ僻地に住む女性の多くは、銀行から融資を得るための担保がありません。グアテマラのロータリークラブは、女性たちが共同出資して小口融資プログラムを開始できるよう、地元400人の女性たちを対象に金融リテラシーの研修を実施しました。
スキル開発と経営の研修。エクアドルでは、250口以上のマイクロローンを融資しつつ、地元住民270人を対象に裁縫、パン焼き、配管、マイクロクレジット、経営管理、リーダーシップに関する研修を実施しました。
持続可能な農業。 西カメルーンでは、土壌浸食と土壌劣化のために収穫が大きく減少していました。このような状況を受け、ロータリー会員は土壌を肥沃にし、土壌浸食を食い止め、農作物を市場に出荷するのに必要なスキルを農家に指導。その結果、収穫量が増し、農業収入が増えました。
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$2900.00万
地元経済の発展と貧困の軽減のためにこれまでにロータリー財団が授与した補助金
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7.95億人
十分な食べ物がない人(世界で9人に1人)
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60.00%
飢えに苦しむ人のうち、女性と少女が占める割合
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70.00%
極度の貧困者のうち、僻地に住み、生活の糧を農業に依存している人
地域発展をめざすロータリーの取り組みを世界に広げるために
経済発展のために、あなたにもできることがあります