ロータリーは、脆弱な立場にある母親と子どもたちに質の高い医療を提供し、より長く生き、より強く成長できるよう支援します。
私たちは質の高い医療へのアクセスを拡大し、世界中の母親と子どもたちが健康な未来を築く機会を平等に得られるよう支援しています。2020年には、推定500万人の5歳未満児が死亡し、その大半は予防可能かつ治療可能な原因によるものでした。そのうち約半数にあたる240万人の死亡は新生児(生後28日以内)に発生しています。5歳未満児の主な死因はすべて、手頃な価格の医療・衛生対策によって予防または治療が可能です。
ロータリーはこんな活動をしています
ロータリー会員は、コミュニティヘルスワーカーを研修し、教育、予防接種、出産キット、移動クリニックを提供し、地元の保健省と協力しています。また、女性を対象に、HIV母子感染の予防、母乳による授乳、病気の予防に関する教育も行っています。
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安全な出産
清潔な出産キットの配布、安全な出産方法に関する保健従事者の研修など、妊婦が安全な環境で出産できるよう支援しています。
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1歳を迎えられるように
母乳に関する母親への指導、予防接種と定期健診の推進、防虫加工の蚊帳の配布など、赤ちゃんを守るための支援をしています。
ロータリーによる活動の例:
コミュニティヘルスワーカーの能力開発
ロータリー健康な地域社会チャレンジを通じて、ロータリー会員はコンゴ民主共和国、モザンビーク、ナイジェリア、ザンビアにおいて地域医療システムの強化とコミュニティヘルスワーカーの能力向上に取り組んでいます。
子宮頸がんの予防
スリランカでは、ロータリー会員が保健省と連携し、政策変更を支援するとともに、子宮頸がん検診プロトコルの改善に取り組みました。HPVワクチンの導入を提唱した結果、現在では国家予防接種プログラムに組み込まれています。
ワクチンによる疾病の予防
ロータリー会員は、現地の保健システムと連携し、持続可能なワクチン供給体制を構築することで、太平洋の九つの離島地域において、10万人の子どもたちに予防接種を実施する取り組みを進めています。

「母親が強く、健康であれば、その家族も強くて健康になり、貧困と飢餓も和らぎます」 Robert Zinserさん、人口と開発のロータリアン行動グループ共同創設者、BASF元アジア統括部長
母と子の健康を改善するロータリーの取り組みを世界に広げるために
母子の健康を守るために、あなたにもできることがあります
