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世界中で活躍する「行動人」

2026年1月

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米国

20年以上にわたり、ネバダ州全域で開催される毎年恒例の無料フィッシングデーには、子どもたちが夢中になって釣りを楽しみます。スパークスの街では、昨年6月、スパークス・ロータリークラブが主催するイベントで2,000人以上がマリーナのほとりに集まり、街を賑わせました。ロータリアンと地域のボランティアが協力して1,200本の竿を無料で貸し出し、釣りのコツやホットドッグ、アイスクリーム、飲み物を提供。クラブは2002年以来、この「子ども無料釣りデー」を開催してきました。このイベントを創設した一人、クラブ会員のドン・ウェルシュさんは、混雑するメインイベントに参加しづらい障がいのある人びとのために、特別な釣りの日を追加企画。その中には彼の娘レベッカさんも含まれていました。スパークスの現市長であクラブ会員のエド・ローソンさんは、州議会に働きかけ、特別に釣りを許可する日を1日追加。この日を「レベッカと一緒に釣りを(Fishing with Rebecca)」と名付けました。

メキシコ

メキシコシティの地下鉄の「サンタ・マルタ」駅には、水差しを持った守護聖人マルタの標識が掲げられています。しかし、首都郊外にあるサンタ・マルタ・アカティトラという集落では、多くの家庭で飲料水が不足しており、水道システムの老朽化と長引く干ばつによって問題が悪化しています。去る10月、シウダー・デ・メヒコ・ロータリークラブの会員が、この集落の110世帯に浄水フィルタを配布。浄水フィルタ1基50ドルの費用は、米国カンザス州のレネクサ・ロータリークラブと一人の篤志家が寄付し、このクラブの近郊にある慈善団体「Woodland Public Charity」が配付の手配を行いました。メキシコのロータリアンが称賛するこのパートナーシップは、同国の中部に壊滅的な被害をもたらした2017年の地震の救援活動でも大きく貢献しました。メキシコシティのクラブの元会長で、第4170地区ガバナーエレクトのオスカー・リベラ・ロドリゲスさんは、「安全な水を必要としている家族を支援することで、人びとの健康を改善するだけでなく、クラブと地域社会との間に永続的な関係が築かれる」と話します。「このプロジェクトは、ロータリーの真髄、すなわちパートナーシップ、持続可能性、目に見えるインパクトをもたらす奉仕を体現しています」

  • 19.00%

    2024年に釣りをしたアメリカ人の割合

  • 7.00,400万

    メキシコで安全な水を家庭で利用できない人の数

中国

北京ロータリークラブは、男児の尿道口が通常より低くなる「尿道下裂」と呼ばれる先天性疾患に注目しています。中国の農村部では、専門医療研修の不足、経済的な困難、社会的な偏見(スティグマ)が、放置すれば深刻な健康問題を引き起こしかねないこの疾患の発見と治療を妨げています。クラブは、年次舞踏会の収益、ロータリー財団グローバル補助金、そのほかの資金源を利用して、2016年以来、1回約1,400ドルの費用がかかる矯正手術160件以上の資金を提供してきました。去る4月、このクラブはロータリアン2名および河北省小児病院の泌尿器科外科医2名からなる職業研修チームを米国フィラデルフィア小児病院に派遣。チームは3週間の専門指導を受けました。クラブ会員のギルバート・ヴァン・ケルクホフさんによると、近いうちにさらに50件の手術が予定されています。

フィリピン

フィリピンの大学では、イロイロ・ロータリークラブからの支援によって、電気自動車の技術者を養成する自動車修理プログラムが拡大しています。ロータリー財団グローバル補助金32,000ドルの支援で300人以上の学生と教員に設備を提供した、と話すのは、同クラブの会員で大学の広報を担当するハーマン・ラゴンさんです。大学ではまた、2028年まで毎年120人の研修生を受け入れることを目標に、若者や成人を対象にした地域密着型の研修も計画しています。クラブは、この活動で韓国の南原中央ロータリークラブと協力しました。「この補助金は、貧しいが意欲ある学生たちの勉学を後押しするだけでなく、地域社会への真の奉仕でもあります」とラゴンさんは言います。

  • 1000.00人に1人

    中国で尿道下裂をもって生まれる男の子の割合

  • 20.00,000以上

    2025年のフィリピンのEV販売台数

オーストラリア

メルボルンのロータリアンは、アフリカの医療改善に取り組むために、地元地域に住むソマリア人たちとの長年にわたる協力を活かしました。国内に協力できるクラブがなかったため、メルボルン在住ソマリア人たちの参加はプロジェクトの成功に不可欠でした。フレミントン・ケンジントン・ロータリークラブ会員のアブディワヒッド・ハッサンさんは、仲間のロータリアン、ソマリアの保健省、ソマリアの大学と協力し、最も必要とされていた品目のリストを揃えました。その一部は病院から寄付されたものです。輸送費18,000ドルは、クラブと第9800地区からの寄付で賄われました。3月に約10万ドル相当の医療機器がソマリア中部のジャリバンに到着し、4万人への支援が期待されています。

この記事は、Rotary誌の2026年1月号に掲載されました

ロータリーのプロジェクトは世界中の地域社会で変化をもたらしています