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世界中で活躍する「行動人」

2025年12月

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米国

著名なシェフ、ヴィカス・カンナさんが、サウスウェスト・フロリダ・ロータリークラブ(第6960地区)の支援を受けて、子ども向けの絵本「Festivals at the Bungalow(バンガローでのお祭り)」を制作しました。同クラブは、米国とインドのロータリアン、そのほかの支援者、企業から2万ドルを集め、この絵本を2,000部印刷し、ロータリーが主導する識字率向上活動に無料で配布しました。夫のモヒト・ポハニさんとともにこのクラブの結成に関わったプリヤ・アフルワリアさんは、「この本は、家族が一緒になって飾りつけをしたり、料理をしたり、お祝いをしたりする様子を紹介しながら、子どもたちをインド全土の旅へと誘います」と話します。「物語とレシピを組み合わせることで、教育的で好奇心をかき立てると同時に、文化を大切にする気持ちを育みます」。8月15日、この本の出版を記念して、ロータリアンたちがカンナさんとともにニューヨークのナスダック株式市場の閉会の鐘を鳴らしました。

セントビンセントおよびグレナディーン

セントビンセント・ロータリークラブは6月、フィットネスセンターと協力して健康のためのランニングイベントを実施しました。クラブ会員のキメイシャ・ベイリーさんによると、夕暮れ時、約500人の参加者が光る棒を手に、島の首都キングスタウンのクルーズ船ターミナルから始まる絶景ルート沿いの街路を明るく照らしました。企業や医療機関がスポンサーとなり、家族向けのイベントとして開催されました。「このイベントは、病気の予防と治療に対するクラブの継続的な取り組みの一環です」とベイリーさん。この活動はまた、第7030地区が力を注ぐ健康的な生活習慣の促進と、ビンセント島の会員の積極的な活動継続の奨励につながりました。ベイリーさんは次のように話します。「クラブは、地域を動かすことで啓発と行動を促すことを目指しています」。クラブはまた、家族向けのバーチャル・フィットネス・セッションや栄養に関するウェビナーも実施しました。

  • 7.00%

    アメリカでインド料理を提供するアジア系レストランの割合

  • 18.00%

    セントビンセントおよびグレナディーンの13~17歳の子どものうち、1日1時間以上体を動かしている子どもの割合

南アフリカ

2016年に友人同士の気軽な夕食会として始まったこの催しは、今ではポリオ根絶を支援する募金活動として、ケープタウンで毎年開催される晩餐会へと成長しました。「一緒に食事を楽しみながら資金を集めようと考えました。アイデアが広がるにつれ、私はローターアクトクラブにも参加してもらいました」と説明するのは、レックス・IP・オマメさんで、現在、ブルーバーグのローターアクトクラブとロータリークラブの二重会員です。2024年の晩餐会では、約100人の参加者がレッドカーペットを歩きながらパパラッチに囲まれる経験を楽しみました。地元の著名人、ゲスト、第9350地区のローターアクトクラブとロータリークラブの会員が出席したこのパーティーでは、ロータリーのポリオ根絶活動への募金と、ウガンダでのポリオ予防接種キャンペーンに参加するローターアクターのための旅費が集められました。「毎年、このイベントを通じてより多くの人たち、特に若い人たちがポリオの認識向上に熱心に取り組んでいます」とオマメさんは話します。11月8日に開催された今年の祭典は、「アフリカを一つに:平和とポリオのための晩餐会」と名づけられました。

モーリシャス

クラブ名に「Happiness」(ハピネス)を入れることは、クラブの活動指針を示す一つの方法です。「最初から、私たちは明確な使命を掲げていました。私たちが取り組むあらゆる活動は、人びとの心の健康に貢献するものでなければなりません」と、ヘルヴェティア・ハピネス・ロータリークラブの元会長シャム V.D. ムドゥーさんは話します。クラブには、これを支える「ハピネス担当理事」もいます。この理事は、「心に集中するモーメント」や「笑うヨガ」といった活動を監督しています。毎月開催され、ゲストも参加できる親睦行事の「FriYAYs」では、ゲームやアイスブレイクを取り入れることで、伝統的な例会の構造を緩和し、みんなを「驚かせ、喜ばせ、心の充電をはかる」とムドゥーさんは言います。「真のインパクトは自分たちの心から始まると、私たちは確信しています」。この理由から、会員たちは自身が良好な精神状態を保つように努めています。「これは生涯続く活動です」

この記事は、Rotary誌の2025年12月号に掲載されました

  • 19.0089

    南アフリカで最後の野生型ポリオによる症例が確認された年

  • 2.00人に1人

    世界で一生に一度はメンタルヘルス障害を発症する人の割合