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世界中で活躍する「行動人」

2025年9月

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ペルー

アマゾン西部では、イキトス市内のロータリークラブが1月にセミナーに参加し、同地域における学校の現状について学びました。第4465地区のリーダーであるドリス・アルヴァンさんとフェルナンド・デル・アギラさんは、地域で著名な教育者であるホセファ・リオス・ギルさんを招き、教育者を支援するためにできることをロータリアンに紹介してもらいました。5月、イキトス・アマゾナス・ロータリークラブは、関連する取り組みの一つである地区補助金支援の若者支援プロジェクトを完了しました。このプロジェクトでは、若者たちにズンガロコチャ湖近郊のエコロッジで販売されるイヤリングの制作方法を教えてきました。このクラブはまた、この地域の小学校に学用品も提供しました。

米国

プロム(高校卒業パーティ)は高額な通過儀礼で、ドレス、タキシード、花、食事、交通手段の費用がかかります。ニューヨーク市では、ノースショア・ロータリークラブ(スタテンアイランド)が「Cinderella/Cinderfellaプロジェクト」を通じて生徒を支援しています。25人の会員を擁するこのクラブは、新品または新品同様のフォーマルウェアを集めています。新品のウェアの一部はロータリアンが購入しています。4月には、学区内の学生が約200種類のドレスやスーツ、靴やアクセサリーを無料で選ぶことができ、プロムシーズンに備えることができます。このプロジェクトは、当時の会長だったスザンヌ・ディメトリオさんによって2024年に開始され、現在では会員のステファニー・アカルドさんとレジーナ・ブフヴァロアさんが中心となって進められています。「経済的な理由から大切な日を祝えない学生がいてはいけないと考えています」とディメトリオさん。「私たちは、人生で最も重要な行事の一つで、若者たちに特別で自信に満ちた感覚を持ってほしいんです」

  • 39.00%

    ペルーの起業家のうち女性が占める割合

  • 919.00ドル

    2015年のプロムでの生徒1人あたりの平均支出額

クロアチア

ザグレブ・インターナショナル・ロータリークラブは、会員や友人のために定期的なトレッキングを開催しています。ペトラ・プンゲルチャル直前元会長は、クラブについて、「会員たちのつながりが以前ほど強くなく、集中した活動ができていない」ことに気づきました。そこで、会員同士の絆を深め、モチベーションを上げる手段として、クラブの主要プロジェクトであるメンタリングの取り組みのための資金集めとして、ハイキングを行うことを思いつきました。クロアチアで唯一の英語を使うクラブの会員が参加し、10月に行われた初のハイキングでは、ザグレブ近郊のスラプニツォァ渓谷を散策しました。また、ハンガリーへの旅行ではブダペストを散策し、6月にはクロアチアの山岳地帯であるゴルスキ・コタル地域で、カマチニク川沿いを歩きました。クラブは次のようにフェイスブックに投稿しました:「みんながリラックスして、ハッピーで、笑いあって、本当に素晴らしい経験でした」

インド

グローバル補助金プロジェクトの初期段階において、マハラシュトラ州のヒラナンダニ・エステート・ロータリークラブは、母親と子どもを支援する取り組みを再考せざるを得なくなりました。これは、コロナのパンデミックによる影響によるものです。ロータリアンは方向転換し、予防接種キャンプの開催、緊急食料の配布、および基本的な医療サービスの確立に取り組みました。この3年間の取り組みにより、ナビ・ムンバイ市の四つの地域社会で、6,000人以上が恩恵を受けました。このクラブは、メトロポリタン・ラボック・ロータリークラブ(アメリカ)と協力して、約5万ドルのグローバル補助金プロジェクトを実施しました。この補助金では、12台の工業用ミシンを提供し、その使用に関する研修が行われました。プロジェクトディレクターのナムラター・スリヴァスタヴさんは、「ロータリーと卓越した社会奉仕機関との将来の協調関係の扉を開くもの」とこのプログラムを賞賛しています。

  • 10.00%

    国立公園と自然公園に指定されたクロアチアの土地の割合

  • 26.00,076回

    ナビ・ムンバイでのプロジェクトでコミュニティヘルスワーカーが行う自宅訪問の回数

ミャンマー

3月にマグニチュード7.7の地震がミャンマーを襲い、3,700人以上が死亡し、さらに多くの人が負傷した後、ヤンゴン・ロータリークラブは地元地域と約400マイル離れたマンダレー近郊の震源地での救援活動を調整しました。同クラブは、会員、マンダレー地域のロータリアン、その他の近隣諸国のロータリークラブ、特にタイのバンコク・サウス・ロータリークラブから寄贈された物資を集めました。5月、ミャンマーの第3350地区の代表団は、浄水システム、一時的な避難所、何千もの温かい食事を提供しました。地区は、マンダレーにおいて被害が特に甚大だったセイン・パンに管井戸を設置するなど、長期的な復興支援を提供することを約束しました。支援を提供したバンコクのクラブ会員であるソードー・アダルステイソンさんは、次のように話します。「このプロジェクトは、ロータリーの真の力とは援助を届けることだけでなく、国境を越えて共に集い、慈しみの心と決意を持って行動することにあることを思い出させてくれました。当クラブとミャンマーのロータリー、および第3350地区とのパートナーシップは、緊急を要する人びとに対して具体的な支援を提供しましたが、より重要なのは、危機の時代に希望と人間同士のつながりを深めたことです」

この記事は、Rotary誌の2025年9月号に掲載されました

ロータリーのプロジェクトは世界中の地域社会で変化をもたらしています