Skip to main content

大胆な行動計画でロータリーの未来を切り拓く

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で世界が大きく変わり、私たちの生活にもあらゆる面で影響が出ています。そのような状況下でも、私たちは団結を維持しながら互いにつながり続け、より確固たる未来へと導く行動計画を指針として活動しています。これまでも時代の状況にいち早く適応してきたロータリーは、結束、行動、奉仕の精神をもつ会員とともに、コロナウイルスの世界的流行にも新しい方法で立ち向かっています。

ジョン・ヒューコ(国際ロータリー事務総長)

2019-20年度、ロータリーは創立115周年を迎えました。ロータリー独自の奉仕とリーダーシップのモデルが今も色あせないことは、この長い歴史が裏づけています。未来を切り拓き、これまでの遺産に基づいて活動を続けるため、私たちは、共通のビジョンを実現するための戦略であるロータリーの行動計画を定めました。

新型コロナウイルスの世界的流行により、私たちの生活や地域社会は変化を余儀なくされています。しかし、私たちはこの状況に適応し、力を合わせて解決策を編み出すことで、つながり合いながら、コロナウイルスの影響を受けた人びとを支援する方法を探っています。この動きこそ、「より大きなインパクトをもたらす」、「参加者の基盤を広げる」、「参加者の積極的なかかわりを促す」、「適応力を高める」という行動計画の4つの優先事項を実践する模範的な行動であると言えます。

クラブが会員や地域社会とつながりを維持する中、国際ロータリーのスタッフも、ロータリアンやローターアクター 、クラブ、地区を懸命に支え続けています。クラブの継続的な運営に役立つリソースの提供から、クラブや地区の役員がつながりを築くための支援まで、会員の皆さまの参加を促すことが私たちの最大の使命です。

36,000のロータリークラブに所属するおよそ120万人のロータリアンが、1万を超えるローターアクトクラブで活動する20万人以上のローターアクターとともに奉仕活動をしています。

より大きなインパクトをもたらす

ポリオ根絶の闘いにおける実績、そして補助金プログラムやファンドレイジングの拡大を通じて、ロータリーは世界に変化をもたらし続けています。しかし、より大きなインパクトをもたらすには、活動の結果を特定・測定し、成功や失敗から学び、パートナーシップを足がかりとして前進するための仕組みをつくる必要があります。

ロータリーの世界的インパクトに価値を見いだす

ロータリーの活動がもつ真の価値とは何でしょうか?歴史的にもロータリーの取り組みを数値化することは難しいですが、次の権威ある2つの機関が、その答えを導くために協力してくれました。

  • ジョンズ・ホプキンズ大学市民社会研究センターの試算によると、ロータリアンが通常1年間にボランティアに費やす時間は、4700万時間近くであるとの結果がでました。仮に地域社会がロータリーの社会奉仕活動に対価を支払うとすれば、その額はおよそ8億5000万ドルに達します。
  • さらにハーバード大学の報告によると、ロータリークラブは2018年、地域社会の慈善活動に対して11億5000万ドルを現金で寄付したと試算されています。この寄付は、ロータリー財団への寄付とは別に行われたものです。

革新的な計測ツールを使用することで、得たものや与えたもの、生み出した成果をより詳しく把握・測定でき、結果として私たちの取り組みが広範囲にもたらすインパクトを数値化し、最大化することができます。

ロータリー財団は変化をもたらす手段

今年はロータリー財団に寄付を行ったロータリアンやクラブの数が増加したことにより、重点分野やポリオ根絶、災害救援といったロータリーの活動分野においてより多くの支援を提供できるようになりました。また自動定期寄付の最初のページも刷新され、定期寄付の申し込みが前より簡単になりました。4月現在までに寄せられた寄付額は3億3600万ドルとなっています。本ロータリー年度の最後の数カ月間に寄せられる寄付が過去数年と同じレベルであれば、ファンドレイジング目標額である4億ドルに達することができます。

今年度にはビル&メリンダ・ゲイツ財団との長年にわたるファンドレイジング提携も更新され、ポリオ根絶活動に毎年1億5000万ドルが拠出されることになります。ロータリーは、今後3年間にポリオプラスのために毎年5000万ドルを集めることを目指しています。ポリオプラスへの寄付には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から2倍額が上乗せされて寄付される仕組みになっています。

ロータリー補助金を通じてよいことをする

ロータリアンは、200万ドル以上を新型コロナウイルス関連のプロジェクトに寄付することで、災害救援基金を支えました(2020年6月1日現在のデータ)。

スピーディーかつ革新的な補助金プログラムのおかげで参加率が伸びており、会員が地域社会に貢献する機会も増えています。

グローバル補助金の支出額も過去最高を記録し、本ロータリー年度に承認された補助金数は1,344件、その合計額は1億400万ドル(6月1日現在)に達しています。2013年にグローバル補助金プログラムが始まって以来、承認されたグローバル補助金の数は55%以上増え、グローバル補助金の平均授与額も42%増加しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ロータリー財団は災害救援基金に300万ドルの資金を充てました。皆さまからのさらなる寄付もあり、6月1日現在、207の地区が補助金として510万ドル以上を授与されており、コロナウイルスの影響を受けた地域社会の緊急支援に活用しています。

さらに大規模プログラム補助金も創設され、毎年最大200万ドルの補助金1件が授与されます。この補助金は、3~5年にわたって広大な地域で多くの人びとに恩恵を与える大規模なプロジェクトを支援することを目的としています。大規模プログラム補助金は、ロータリーの重点分野の1つ以上と一致し、持続可能かつ証拠に裏付けられた活動と、測定可能なインパクトを与えることが求められます。

  • $58.80 mil

    疾病予防と治療に関する補助金

  • $11.70 mil

    地域社会の経済発展に関する補助金

  • $15.40 mil

    水と衛生に関する補助金

  • $8.90 mil

    母子の健康に関する補助金

  • $7.00 mil

    基本的教育と識字率向上に関する補助金

(2020年6月1日現在のデータ)

  • $2.60 mil

    平和構築と紛争予防に関する補助金

平和教育への投資

2002年以降、ロータリー平和センターは1,350人を超える平和リーダーを輩出し、平和と開発分野の修士号または専門能力開発修了証を授与してきました。

サハラ以南のアフリカにおける紛争の根本原因について研修を受け、知識を身につけた専門職の平和構築者が必要とされていることから、ロータリーはアフリカで初となるロータリー平和センターをマケレレ大学(ウガンダ・カンパラ)に創設することを発表しました。コースは2021年から開始が予定されており、地域的な専門知識や、紛争被害者の経験に基づいたカリキュラムが提供されます。

  • 1350.00

    2002年以降のロータリー平和センターの卒業生数

  • 660.00

    2019-20年度に受理された条件を満たした申請書の数

パートナーシップの力

平和の実現を目指す活動は、ロータリアンが携わるすべての奉仕プロジェクトに共通する理念と言えます。今年は、ロータリーのパートナー団体である経済平和研究所(IEP)と提携し、「Rotary Positive Peace Activator Program」(ロータリー積極的平和推進者プログラム)を立ち上げました。このプログラムでは平和構築者の研修や、6地域に住む150人の積極的平和推進者(Positive Peace Activators)から成るネットワークを構築し、地域社会で恒久的な平和を築くロータリアンの活動を支援しています。

写真:WhatsAppなどのモバイルアプリで知識や情報を共有し、活動に生かすロータリーのボランティアとUSAIDの技術者たち。

10年続くプロジェクト『水と衛生(WASH)に関する米国国際開発庁(USAID)とのパートナーシップ』も、ロータリーのインパクトを語る上で欠かせないもう一つの事例です。ロータリークラブのボランティアたちは、ビジネスやプロジェクトの管理スキルを生かすとともに、USAIDの技術的専門知識を借りることで、ガーナとウガンダにおける水と衛生状態の改善を目指しています。このパートナーシップによって直接的な恩恵を受けた人は、ガーナに16万人ほどおり、現在は安全な水と整った衛生設備が利用できる環境となっています。長期的な関与がもたらすもう一つの恩恵として、10年以上にわたり蓄積されたプロジェクトのデータを積極的に分析し、成功した事例とそうでない事例を把握することで、今後のプロジェクトのインパクトをより一層高められるという点が挙げられます。

もちろんロータリーにとってパートナーシップはどれも大切ですが、長きにわたり最も結果を出している事例の一つが「世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)」です。毎年、何十万もの子どもがポリオによって身体まひを患ってきましたが、ロータリーやGPEIパートナー団体、各国政府、何千人もの医療従事者による弛まぬ努力により、野生型ポリオウイルスの感染が報告されている国は、現在2カ国を残すのみとなりました。

ナイジェリアも野生型ポリオの症例が3年間確認されておらず、アフリカ地域全域が近いうちに野生型ポリオウイルスのない地域として認定される可能性が出てきました。ロータリーは現在、アフガニスタンとパキスタンで残された課題に立ち向かうべく、新しい戦略を実行に移している段階です。この2カ国は、予防接種活動の質が不十分であったり、治安の悪さ、移動人口、そして時にワクチン接種の拒否などが原因となり、2019年には野生型ポリオの症例数が増加しました。

私たちはパートナー団体と力を合わせ、過去の成功と失敗から学ぶことで、戦略的に新しい方法を見つけながら次のステップへと進んでいます。

ポリオネットワークが今生み出すインパクト

世界的な緊急事態が起きたときに必要とされるのは、適応力です。新型コロナウイルスの世界的流行が続く中、ロータリアンが構築を支援してきたポリオ根絶のインフラが、コロナウイルスへの対応と拡大抑止のために活用されています。

数千人のポリオ予防接種従事者を有し、研究所と監視システムの大規模ネットワークを備えたGPEIは現在、各国の新型コロナウイルスの対策や対応を支援すべく、必要なリソースを提供しています。

参加者の基盤を広げる

ロータリーは、それぞれの才能やスキル、経験、人脈を生かして活動する人びとをつなぎ合わせることで、さまざまな問題を解決し、変化をもたらしています。ロータリーを知る人が増え、その人たちの参加を得ることができれば、ロータリーはより多くを成し遂げることができます。

奉仕する地域社会を代表する

セルマ・ロータリークラブ(アラバマ州)は地元の高校と共同で奨学金プログラムを創設しました。奨学生だったジェリア・マーティンさんは、大学卒業後にロータリークラブに入会し、29歳でクラブ会長に選出されました。リスクを抱えた青少年を支援する新しいプロジェクトでリーダーシップを発揮し、この取り組みの後継者となる次世代の若者の意欲を引きだしました。

クラブの会員基盤を多様化することで、さまざまな人に門戸を広げ、人びとをつなぐ架け橋となることができます。すべてのロータリアンと参加者にとって、多様で、公平で、開放的な文化を育む責任は、私たち全員にあります。

変化は上層部から起こすものです。そのためロータリー理事会は、2023年6月までに女性の割合を30%にするという目標を設定しました。この目標を後押しし、リーダーとなるための障壁を取り除くため、ロータリーは「We Are Rotary: Advancing Women as Leaders(女性のリーダーシップを促進するロータリー)」と題するウェビナーを開催しました。

また多様性調査に加え、「クラブ会員基盤の多様化」「多様性・公平さ・開放性への取り組み」といったラーニングセンターのコースなど、クラブや地区が多様化を進める上で活用できるツールも用意しました。私たちは、あらゆる方法でロータリー会員の多様な声や経験を紹介することで、人びとの理解を深め、関心を引きだしています。

ストーリーを伝える

人は誰でも、世界に伝えたい感動的なストーリーを持っているものです。世界を変える行動人である私たちは、ビジョンを実践に移し、一般の人びとの認識と理解を高めています。

各クラブがロータリーについて明確かつ一貫した認識を持てるよう、ブランドリソースセンターに「世界を変える行動人」の新しい推進資料とオンライン会議で使えるロータリー独自の背景画像を追加しました。2020年6月1日現在、ブランドリソースセンターには延べ140万件のアクセスがあり、アイテムのダウンロード数は計100万件に達しています。また2019-20年には、テンプレートのダウンロード数が3万件を超えました。これらの素材は、世界を変える行動人の広告や、ソーシャルメディア用の画像、デジタルバナー、そしてロータリアンが地域社会にもたらしているインパクトについて紹介するパンフレットの作成にも使用されています。

積極的なニュース報道やソーシャルメディアの活用により、行動するロータリアンたちの様子が世界各地で紹介され、その結果、ロータリーへの注目が高まり、理念に共感した人たちからの支援が寄せられています。

  • メディア向けの取り組みにより、ロータリーを特集したニュース記事はこれまでに750件を超え、ポリオ根絶の率先した取り組みや、マケレレ大学(ウガンダ)に新設されたロータリー平和センター、国内外の地域社会で課題に取り組むる行動人の活動などが紹介されました。
  • ドイツ・ハンブルグで開催された2019年ロータリー国際大会は、691件のニュース記事で紹介され、そのうち51件は全国的な主要メディアで取り上げられました。
  • ソーシャルメディアでもロータリーへの参加を呼びかけ続けており、250万人以上のファンやフォロワーに向けて8カ国語で情報を提供し、毎月のエンゲージメント数は21万に上ります。

ポリオの根絶を目指して懸命に活動するロータリアンたち。左からテイヤバ・ガルさん、ヘメンドラ・バルマ博士、セルギー・ザバドゥスキーさん。

世界ポリオデーは、ポリオ根絶について世界的な認識を高めるため毎年開催されるロータリーのイベントであり、2019年の参加者数は過去最高を記録しました。

  • 4,000以上のクラブと479の地区が、136カ国で5,900件を超えるイベントを実施しました。
  • 今年の世界ポリオデーのオンライン配信プログラムでは、ポリオ根絶活動のヒーローたちの功績を取り上げ、ポリオ常在国や、近年影響を受けた国々でロータリアンが取り組んでいる活動を紹介しました。このプログラムはロータリーのソーシャルメディアを介して9カ国語で配信され、177,000件を超える視聴がありました。世界ポリオデーのソーシャルメディア・コンテンツは1,349万人に届きました。
  • ポリオプラスにオンラインで41万5,000ドル以上が寄せられ、ファンドレイジングの目標額である25万ドルを上回りました。
  • ソーシャルメディアのエンゲージメント数は480万に上り、目標であった110万の4倍となりました。
  • ロータリーや会員の働きかけのおかげで、ロータリーや世界ポリオデーについて取り上げたニュース記事は約1,160件ありました。

このような取り組みにより、ロータリーや各地の行動人の活躍がより多くの人の目に留まっています。

最近では、新型コロナウイルス流行へのロータリーの対応について、あらゆる方法を駆使して会員や参加者、一般の人びとに定期的に情報を提供しています。閲覧数やクリック数、反応数が増えていることから、ロータリーの情報は人びとに好意的に受け止められていると言えます。

参加者の積極的なかかわりを促す

会員制のボランティア団体は数多くあり、ロータリーでしか味わえない独自の体験を会員に提供することが重要です。事務局は今後も、会員のニーズに応え、会員の体験全般をより良いものとする方法を探っていきます。

会員の積極的参加の維持

今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、クラブの例会や運営のあり方を変える出来事となりました。多くのクラブがオンライン例会に移行し、会員参加を維持するため別の方法を導入しましたが、まだオンラインへ移行していないクラブもあるかもしれません。これにより、この世界的流行が続く限り、会員がロータリーとの距離感を感じてしまう可能性があります。

ロータリーのスタッフ、シニアリーダー、地区リーダーが一丸となってクラブを支援し、会員が再び参加できるようにするためのリソースを提供しています。

会員であることのメリット

ロータリーは、新たにトーストマスターズ・インターナショナルと提携を結びました。トーストマスターズは、効果的なスピーチ能力、コミュニケーション能力、リーダーシップに長けた人材を育成する非営利教育団体です。この提携により、専門的能力を高める新たな機会だけでなく、地元のトーストマスターズクラブとの連携を基に、ロータリアンやローターアクターが人脈を開拓する新しいチャンスが生まれました。またトーストマスターズは、ロータリアンやローターアクターを対象としたコミュニケーションとリーダーシップのコースを開発しています。

ロータリアンは、ロータリー グローバルリワードでさまざまな製品やサービスを割引価格でご購入いただけます。例えば、バーチャル形式の例会を開いて互いにつながることができるZoomビデオ会議サービスを20%割引で利用できます。

入会候補者情報をご活用ください

入会候補者情報プログラム経由で寄せられた入会候補者からの問い合わせ件数は、過去最高となっています。しかし、入会率は非常に低く、入会候補者で実際に入会した割合はわずか3%に留まっています。ロータリーの会員基盤を今後も成長させるには、各入会候補者と連絡を取り、すべてのチャンスを逃さずに、できるだけ多くの会員を迎え入れることが必要です。

事務局は、地区リーダーと連携して入会率を高め、これまで以上に入会候補者や参加者の関心を引くよう取り組んでいます。

ローターアクトの新しい時代

2019年規定審議会により、ローターアクトの立場が向上し、ロータリーの加盟クラブとなりました。また、理事会がローターアクトの年齢の上限を廃止したことで、クラブの柔軟性が高まり、30歳以上でもローターアクト会員であり続けられるようになりました。さらに、スポンサークラブの有無にかかわらず新しいローターアクトクラブを設立でき、ローターアクトクラブが別のローターアクトクラブのスポンサーになることや、インターアクトクラブの共同スポンサーになることも可能となりました。

このような変更により、ローターアクトクラブの柔軟性が高まり、各会員のニーズや関心に応じた体験を作り出すことができます。ローターアクターが今までよりも長くロータリーファミリーであり続けられるようになったため、本人が希望するときにロータリークラブに入会できるチャンスも広がりました。

  • 200030.00

    ローターアクトの会員数

(2020年6月1日現在のデータ)

  • 10544.00

    ローターアクトクラブの数

適応力を高める

ビジネスや地域社会のリーダーのネットワークの一員であるロータリアンは、変わりゆく時代の中で前進するための革新性と柔軟性の大切さを理解しています。最近では、新型コロナウイルスの世界的流行により、2020年国際大会など、ロータリーやロータアクトクラブの多くの対面式会合が中止された際に、ロータリーの適応力と奉仕の力が発揮されました。このような状況で、会員たちは、物理的に離れていても会員参加を維持しながら互いのつながりを保ち、地域社会に貢献する新しい方法を見い出しました。

バーチャルにつながる

現在では、多くのクラブ例会がオンラインで行われており、中には医療専門家や金融コンサルタントなど、地元や海外からオンラインでの卓話を招いているクラブもあります。このようなゲストの例としてはロータリアン行動グループのメンバーなどがおり、ロータリアンやローターアクターに専門知識を教えています。クラブと地区は各自の奉仕プロジェクトの実施に役立つベストプラクティスを学びながら、人との物理的距離を空ける方針に適応しています。

ロータリー親睦活動は、共通の趣味や関心、職業を通じ、ロータリーファミリーの結束を強める上で重要な役割を果たしています。親睦活動グループは、このような困難な時でもオンラインでつながり、デジタルコンサートや、家庭での運動やトレーニング情報、写真撮影といった新しいスキルをシェアすることで、精神面での支えを提供しています。

オンライン例会への関心が高まっていることから、ロータリーのラーニングセンターに「オンラインでのミーティング」の新しい学習トピックが作成されました。会員はここで、互いの資料やベストプラクティスを共有することができます。またラーニングセンターでは、600を超えるコースが20カ国語で受講できます。

ロータリースタッフはテレワークで適応

ロータリースタッフは、ほぼ一晩で、オフィス勤務から自宅でのテレワークに切り替え、その移行は非常にスムーズに行なわれました。この移行の成功は見事だと思いますが、会員の皆さまと同様、スタッフもあらゆる課題に適応し、乗り越える心構えができています。会員の皆さまをサポートすることにスタッフは全力を注いでいます。

国際大会の新しいかたち

3月、新型コロナウイルスの影響により2020年国際大会の中止がやむなく発表されました。しかし、その後速やかに国際大会をバーチャル形式で開催することに焦点を切り替え、スタッフはわずか3カ月たらずで、無料で参加できるオンライン形式の国際大会を企画しました。これはロータリー史上、初の試みとなります。

「今こそ『ロータリーは世界をつなぐ』:バーチャル国際大会」は2020年6月20日~26日に開催され、分科会や基調講演はもちろんのこと、友愛の家もバーチャルでご参加いただけます。

新しい体験を試みる

ロータリーの理念に共感する市民(若い職業人も含む)の多くは、協力して社会貢献する機会を求めていますが、すべての人がクラブにすぐに入会できるわけではありません。では、参加者の基盤を広げるにはどうすればよいでしょうか。その答えは、従来のクラブモデルにとらわれない方法でロータリーに参加できる方法をつくることです。

ロータリーは、参加者が専門能力開発や奉仕関連のトピックについて話し合える場として、イリノイ州シカゴとテキサス州ヒューストンで「Connect」と呼ばれる新しいオンラインコミュニティを試験的に立ち上げます。ネットワーク作りのイベントはバーチャル形式と対面式で行われる予定となっており、事情が許せば、参加者をメンターやメンティーとつなげる機会も提供されます。Connectを通じて、参加者は職業や社会奉仕のリソースにアクセスしたり、共有したりすることが可能となり、ロータリークラブやローターアクトクラブの活動といった地元のボランティア活動への参加方法も知ることができます。

Connectは、ロータリーの価値観やビジョンを参加者と分かち合う革新的な方法であると同時に、ロータリーに新しい方向性を与える初の取り組みの一つでもあります。現時点ではシカゴとヒューストンが試験の対象地となっていますが、これを他の地域に広げていく方法も検討しています。

人びとが寄付する方法も新しくなってきており、ロータリーは、これを生かした新しいオンラインツールも試験的に導入します。それは、会員、参加者、寄付者が、誕生日や結婚式、スポーツの目標など、人生の節目や活動を祝うためにロータリー財団に寄付できるというものです。このようなオンラインのソーシャルネットワークによる募金こそ、ロータリーの理念をさらに広めるための新しい方法であると言えます。このシステムは、人数を限定して2020-21ロータリー年度中に利用を開始したいと考えています。

このような新しいプログラムは、地域社会とのつながりを維持し、現在の状況にも適応できるロータリーの力を示すものです。これからの1年が困難な年度になることが予想されますが、世界を変える行動人であるロータリーファミリーなら、変化をもたらすための解決策を生み出すことができるでしょう。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で世界が大きく変わり、私たちの生活にもあらゆる面で影響が出ています。そのような状況下でも、私たちは団結を維持しながら互いにつながり続け、より確固たる未来へと導く行動計画を指針として活動しています。