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世界中で活躍する「世界を変える行動人」

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カナダ

ラングリー・ロータリークラブ(ブリティッシュコロンビア州)が率いるプロジェクトで、地元の樹木園の敷地内にビジターセンターを建てました。地元で育ったベイスギ、マツ、モミを使って、約100平米の建物をP&B工法で建設。「メンバーの自宅などで集う非営利団体がラングリーには何十もあります」と同クラブ会員のアラン・リッチモンドさんは言います。「それで、そのような非営利団体が使える建物を作ったらどうだろう、と思ったんです」。同クラブはプロジェクトに190,000米ドルを提供し、ラングレー・タウンシップから同額の資金が提供されました。地元住民も資材と労働力で貢献しました。

トリニダード・トバゴ

カリブ海地域中から100名を超える高校生が集い、セントラルポートオブスペイン・ロータリークラブが主催する模擬国連で外交スキルを披露しました。2日間にわたって行われた国連総会を模した討論では、ランダムに選ばれた国の民族衣装を身にまとった青少年がグローバル難民危機などについて話し合いました。故郷のベネズエラを離れてトリニダード・トバゴに暮らす4名も参加し、この3月の討論ではアフガニスタンとガイアナを代表しましたが、難民としての実体験にもとづいて意見を述べました。「彼らは価値ある視点をいくつも提供してくれました」と話すのは、クラブ会員のアビゲール・エドワーズさんです。

マラウィ

5人の子どもを抱え、泥とレンガで造られた約8平米の藁ぶき小屋に暮らす未亡人のもとに、ハビタット・フォー・ヒューマニティの熱意にあふれるチームが助けに駆けつけました。チームには4名のロータリアンとそのパートナー2名も参加しています。3月に、ボランティアのチームは3部屋からなる33平米の家を建設。参加したロータリアン――ウェストエルパソ・ロータリークラブ(テキサス州)のケアリー・ビームスダーファーさん、ダグ・ボレットさん、デイビッド・ドリスコルさんと、アンソニー・ロータリークラブ(ニューメキシコ州)のジョアン・ナバーさん――は、全員がハビタット・フォー・ヒューマニティ・エルパソの理事です。

マラウィでは次の10年間ごとに21,000の新しい家屋が必要となります(ハビタット・フォー・ヒューマニティによる)

写真提供:Rotary Club of Llanidloes

英国とウェールズには、合計で2,500マイル(約4,000km)におよぶ国立のハイキング歩道があります。

英国

年に一度の恒例行事、ウェールズ縦断ハイキングが6月に行われ、200名を超える参加者は1日かけて約65キロの道のりを歩きました。今年は22,000ドル以上の募金が集められ、参加者の選ぶ団体に寄付されました。「資金調達の方法はいろいろとありますが、1日かけて国の端から端まで歩くなどというチャリティーイベントは滅多にありません」と、ニュータウン・ロータリークラブとマッキンリー・ロータリークラブとイベントを共催したスランイドロイス・ロータリークラブの会員のポール・ジョーンズさん。ウェールズ西部、マッキンリーの海岸線近くに始まり、中央部の丘陵地帯を抜けて、英国との境界線近くのAnchor Innパブでゴールという分かりやすいルート(42キロ、26キロ、13キロのコースもあります)では、道端で3つのクラブの会員たちが参加者に食べ物を手渡したり、歓声をあげたりして応援しました。

「毎年、参加者がゴールしようと全力を出し切る姿を目にします」と、しんがりを務めるジョーンズさんは言います。「前の年にゴールできなくて、今度こそ、とふたたび挑戦した人と一緒にゴールしたこともあります。13歳から、目に涙を浮かべた高齢者の男性まで、誰もがインスピレーションを与えてくれます。だからこそ、私は毎年参加しているんです」

インド

大雨による洪水で、6月にウェスト・ガロ・ヒルズの平地で100,000名以上の人びとが避難を余儀なくされると、NEHUローターアクトクラブ(ノースイースタン・ヒル大学)(シロン)が立ちあがりました。大学の教員、職員、学生、それにゴウハティイースト・ローターアクトクラブから募金を集めました。5名のNEHUローターアクトクラブ会員が、提唱ロータリークラブであるオーキッドシティシロン・ロータリークラブから提供された車で約290キロを旅し、被害が大きかったハリブハンガの村に到着。200戸を超える世帯に、米、ダール、牛乳パック、クッキー、石けん、漂白剤、女性用生理用品、衣類を手ずから届けました。

• 本稿は「The Rotarian」2019年12月号に掲載されたものです。