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1年を振り返る

ロータリーとゲイツ財団は、ポリオ根絶における長年にわたるパートナーシップを更新し、今後3年間に共同で最大4億5,000万米ドルをポリオ根絶活動に投じていくことを発表しました。

 

イスタンブール(トルコ)のバーチェシェヒル大学にある新しい「オットー&フラン・ウォルター・ロータリー平和センター」では、同センターのロータリー平和フェロー第1期生たちが中東・北アフリカ地域における平和構築に関する学業を開始しました。 

インドのプネにあるシンビオシス国際大学が、新たなロータリー平和センターの提携大学として発表されました。このセンターでは、アジア地域における平和・紛争解決・持続可能な開発を学ぶ学生を対象に、1年間の専門能力開発修了証プログラムが提供されます。 

900人以上のロータリー会員、プログラム参加者、パートナー団体、平和の専門家、地域のリーダーが、イスタンブール(トルコ)で開かれた会長主催平和会議に参加しました。これらの参加者は、分断が進む世界で平和を築く方法、テクノロジー・メディア・環境が平和構築に与える影響、平和を持続させる取り組みについて学びました。

ロータリーは、農家と難民のエンパワメントや戦争によるトラウマへの支援など平和構築に取り組む6名を、「世界を変える行動人:平和の推進者」として表彰しました。

2024年8月にガザでポリオの感染が報告された際、ロータリーはワクチン投与活動のために50万米ドルを支援しました。これにより、接種対象である10歳未満の子どもの94%にあたる50万人以上がポリオから守られました。

2025年大規模プログラム補助金の受領プログラムとして、「コロンビアにおける平和と繁栄への道(Pathways to Peace and Prosperity in Colombia)」が選ばれました。このプログラムは国連食糧計画(WFP-US)とのパートナーシップにより実施され、ロータリー財団から200万ドル、国連食糧計画から100万ドルが授与されます。プログラムでは、経済的機会と社会福祉プログラムへのアクセスを拡大し、暴力、貧困、食料不足の悪循環を断ち切るための住民の能力を高めることで、持続可能な地域開発を促進します。

3年に1度の規定審議会が米国シカゴで開催され、組織の前進に向けた重要な方針変更に関する投票が行われました。

ロータリーの数々の節目を祝う

大規模プログラム補助金が5周年:数百万ドルのこのイニシアチブは、ロータリー会員の専門知識、ネットワーク、実行力を活かし、持続可能な変化を生み出す大規模でインパクトの大きなプロジェクトを支援してきました。第1回の受領プログラム「Partners for a Malaria-Free Zambia(マラリアのないザンビアのためのパートナー)」は、10地区でマラリアによる発症と死亡の削減を目指すものでした。2024年にプログラムが正式に終了してから1年後も、研修を受けた2,500人のコミュニティヘルスワーカーの94%が、それぞれの地元でマラリア、下痢、肺炎の検査と治療を続けています。これらのヘルスワーカーは、人びとの自宅近くで医療を提供し、大勢の患者に対応していた医療施設の負担を軽減することで、持続可能なインパクトをもたらしています。

米国平和部隊とのパートナーシップが10周年:平和部隊のボランティアは、60カ国で活動し、それぞれの地域の優先課題に取り組む団体、政府、住民と協力しています。ロータリー会員と平和部隊のボランティアは、10年以上にわたり奉仕活動で協力し、学び合ってきました。

ロータリー行動グループが20周年:ロータリー行動グループは、特定の人道分野の専門知識や経験を持つロータリー会員や参加者を世界中から集め、グローバルなネットワークを形成しています。そのメンバーたちは、自分の知識とネットワークを活かし、クラブと地区が奉仕プロジェクトを計画・実施できるよう支援しています。2005年にロータリー行動グループが開始されて以来、150カ国以上、5万人以上のメンバーが、1万件以上のプロジェクトを支援し、クラブと地区のプロジェクト資金として1,000万米ドル以上を集めてきました。

シェルターボックスが25周年:英国のヘルストン-リザード・ロータリークラブが年に数十世帯を支援するために始めたプロジェクトが、 国際的に認められた災害救援団体「シェルターボックス」(ShelterBox)へと発展しました。この団体は、現在までに300万人以上の被災者支援のために避難者用緊急物資を提供してきました。

財団専門家グループが30周年:ロータリー財団専門家グループ(Cadre)は、複雑で持続可能な奉仕プロジェクトをクラブと地区が計画する際に、助言や技術支援を提供します。600人を上回る専門家グループメンバーは毎年、イタリアやケニアなど、世界各地で大勢の会員をサポートしています。メンバーはまた、プロジェクトの質を高め、ロータリー財団の資金を守るために、自身の専門知識を会員と共有します。

 

ロータリー青少年交換が50周年:ロータリー青少年交換は、若いリーダーが、交換終了後も地元や世界で平和と社会正義の推進者となって活躍することを後押しします。ロータリー会員であるなしを問わず、交換プログラムをサポートするリーダーとボランティアの献身と情熱により、これまで何万人もの若者たちが人生を変えるような体験をしてきました。