2023-24年度国際ロータリー会長にゴードン R. マッキナリー氏が選出される
2023-24年度国際ロータリー会長の指名委員会により、スコットランド、サウスクイーンズフェリー・ロータリークラブ会員のゴードン R. マッキナリー氏が選ばれました。対抗候補者が出ない場合、10月1日に会長ノミニーとして宣言されます。
マッキナリー氏は、新型コロナウイルス流行の中でテクノロジーを取り入れたロータリーの適応力を高く評価。ロータリーが今後も成長し、人びとの参加を促していくには、ロータリーの過去の慣習の最も良い部分と組み合わせてこのアプローチを継続していくべきだと述べています。
「私たちは、地域社会で互いを思いやる意思があることを学びました。ボランティアという概念を最近受け入れた人たちが今後も奉仕していけるように、これらの人にロータリー入会を奨励する必要があります」とマッキナリー氏。
また、オンラインでのシニアリーダーとクラブの直接的なコミュニケーションは、好ましい変化として今後もロータリーに残していく必要があるとも述べました。その一方で、「より多くの交流を促進するには対面での会合も依然として重要」と加えています。
会員増強の最善の方法は「エンゲージメント(参加/関わり)」であると考えるマッキナリー氏は、クラブをより良くサポートするには、国際ロータリー、地域リーダー、地区チームのすべてがクラブと関わりあう必要があると述べています。また、ソーシャルメディアを通じたエンゲージメントによって、ロータリーのブランドがより強くなり、ロータリーがもたらす機会を多くの人に知ってもらうことができる、また、政府・企業・その他の団体のエンゲージメントがあることで有意義なパートナーシップが築かれる、とも述べています。
より積極的なエンゲージメントがあれば、「会員基盤だけでなく、より有意義な奉仕をする能力においてもロータリーが成長できる」とし、「会員は組織の活力源です。新しいスタイルのクラブを設立するために、現在可能となっている柔軟性を活用することを奨励していきたいと思います」と語ります。
ダンディー大学を卒業(口腔外科)し、エディンバラで歯科医院を開業。英国小児歯科学協会の元会長のほか、学術分野で数々の役職を歴任。長老派教会の元長老、クイーンズフェリー教区元理事長、教会総会元役員。
1984年にロータリークラブに入会。グレートブリテンおよびアイルランドの国際ロータリー(RIBI)の会長と副会長、国際ロータリーの理事と各種委員会の委員長を歴任。現在は2022年ヒューストン国際大会委員会のアドバイザーおよび運営審査委委員会の副委員長。
妻のヘザーさんとともにメジャードナーおよびベネファクターとしてロータリー財団を支援し、遺贈友の会の会員でもあります。
2023-24 年度国際ロータリー会長指名委員会のメンバーは次の通り(敬称略): Gérard Allonneau(Parthenayロータリークラブ、フランス)、Ann-Britt Åsebol(Falun-Kopparvågenロータリークラブ、スウェーデン)、 Basker Chockalingam(Karurロータリークラブ、インド)、Corneliu Dincă(Craiovaロータリークラブ、ルーマニア)、Celia Cruz de Giay(Arrecifesロータリークラブ、アルゼンチン)、Mary Beth Growney Selene(Madison West Towne-Middletonロータリークラブ、米国)、 Jackson S.L. Hsieh(Taipei Sunriseロータリークラブ、台湾)、黒田正宏(八戸南ロータリークラブ、日本)、Larry A. Lunsford(幹事)(Kansas City-Plazaロータリークラブ、米国)、Anne L. Matthews(委員長)(Columbia Eastロータリークラブ、米国)、三木 明(姫路ロータリークラブ、日本)、Eun-Soo Moon(Cheonan-Dosolロータリークラブ、韓国)、Peter L. Offer(Coventry Jubileeロータリークラブ、英国)、Ekkehart Pandel(Bückeburgロータリークラブ、ドイツ)、M.K. Panduranga Setty(Bangaloreロータリークラブ、インド)、Andy Smallwood(Houston Hobby Areaロータリークラブ、米国)、Steven A. Snyder(Auburnロータリークラブ、米国)