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2022-23年度 恒久基金の財務報告

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目次


ロータリー財団
恒久基金の投資
恒久基金の使用
投資の管理機構


特記されていない限り、本報告に含まれる数字は2022年6月30日現在の未監査の数字です。

ロータリー財団

ロータリー財団の使命は、ロータリー会員が、人びとの健康状態を改善し、質の高い教育を提供し、環境保護に取り組み、貧困をなくすことを通じて、世界理解、親善、平和を構築できるよう支援することです。100年以上も前、ロータリアンは次世代のエンパワメントのために大胆な行動に出ました。それは、より良い未来を確かなものとするためのロータリー財団の設立です。

今日にいたるまで、ロータリー財団に寄せられたご寄付は、世界中の地域社会で人びとの生活を向上させるために生かされています。ロータリーの慈善部門である財団は、インパクトが高く持続可能で、地域社会の最も差し迫ったニーズに応えるため、時間と専門知識を惜しみなく提供するロータリー会員のグローバルなネットワークによって支えられています。強固な財務監督と確固たる評価を有するロータリーは、皆さまからのご寄付を最大限に生かしています。

恒久基金の概要

投資目的

ロータリー財団は、今日のプログラムの資金を確保すると同時に、将来のプログラムを支える投資収益を得るために、恒久基金の資産を投資しています。ロータリーの投資戦略は、長期的な年換投資収益を、物価上昇(インフレ)率と平均配分率または支出率の和と少なくとも同等に保つことを目指しています。これらの目標を達成できるよう、以下のように資産配分を行っています。

投資の管理

ロータリー財団管理委員会:投資方針(投資目的、資産配分戦略など)を定めます。

投資委員会:ロータリーの投資と投資方針の実施状況を監督し、投資成果の評価とモニタリングを行い、投資方針と資産配分戦略への変更について提案します。

投資部:恒久基金の日々の管理、および投資方針とガイドラインの実施と順守確認を行い、投資戦略や投資運用会社への資産配分の方法を決定します。

外部の投資運用会社:投資部により選任され、ロータリー財団に代わり資産を投資します。

投資実績

2022-23年度の恒久基金の投資収益率は+8.1%でした。2013-14年度以降の各会計年度の投資収益率は以下の通りです。この期間の年換算利回りは+6.6%でした。

恒久基金の使用

使用方針

ロータリー財団管理委員は、毎年恒久基金の支出率を設定します。各冠名基金の支出は、12月31日現在の市場価値と寄付の元本を比較して決定されます。

市場価値が寄付累積額の90%以上である冠名基金から生じた収益は、指定されたプログラムの資金に充てられます。基金の市場価値が累積寄付額の90%を下回った場合、基金の価値を高めるために先送りされます。この方針により、財団は、今日のプログラムを最大限に支援するとともに、未来のプログラムのために基金を成長させることができます。

収益からの支出

毎年、恒久基金の投資収益からプログラム費と運営費を賄うために配分されます。2022-23年度の支出可能な投資収益は2,580万ドルで、そのうち2,010万ドルがプログラムに使用され、60万ドルが運営、240万ドルが寄付推進、260万ドルが一般管理運営費に充てられました。

投資の管理機構

2022-23年度ロータリー財団管理委員会

管理委員長
イアン H.S. ライズリー(オーストラリア)

管理委員長エレクト
バリー・ラシン(バハマ)

副管理委員長
ラリー・ランスフォード(米国)

管理委員 
ホルヘ・アウフランク(グアテマラ)
マルセロ・デメトリオ・ハイク(ブラジル)
マーサ・ピーク・ヘルマン(米国)
ホルガ―・クナーク(ドイツ)
シュー・ミン・リン(台湾)
マーク・ダニエル・マローニー(米国)
ギータ・マネク(ケニア)
アジズ・メモン(パキスタン)
三木明(日本)
バラート S. パンディア(インド)
グレッグ・ポッド(米国)
ディーン・ロース(カナダ)

事務総長
ジョン・ヒューコ(ウクライナ)

ロータリー財団2022-23年度投資委員会

委員長 
グレッグ・ポッド(米国)

副委員長 
ラリー・ランスフォード(米国)

委員 
トーマス P. ディーネット(英国)
ジェイク・ダフィー(米国)
ガース・フリーセン(米国)
ロバート A. ケリー(米国)
ベンジャミン・リンフォード(米国)