国際ロータリー理事会
理事会は、国際ロータリーの方針を定め、クラブ発展のための指針を提供します。2年任期を務める理事は、毎年ロータリー国際大会でクラブによって選ばれます。
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ジェニファー・ジョーンズ
2022-23年度会長
Windsor-Roselandロータリークラブ
カナダ(オンタリオ州)オンタリオ州ウィンザーで27年の歴史を持ち、受賞歴もある「Media Street Productions」の創設者兼社長。ウィンザー・ローズランド・ロータリークラブ会員。
副会長、理事、ロータリー財団管理委員、End Polio Now:歴史をつくるカウントダウンの募金キャンペーン共同委員長など、その能力を生かしてさまざまな役職を歴任し、ロータリーの参加者基盤の拡大とインパクトの増大に貢献。
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ゴードン R. マッキナリー
2022-23年度会長エレクト
South Queensferryロータリークラブ
スコットランド(ウェストロージアン)国際ロータリー会長エレクト。エジンバラの王立高校、ダンディー大学で学び、口腔外科の大学院学位を取得。2016年まで自身の歯科医院を運営。英国小児歯科学協会のスコットランド東部支部会長を務めたほか、さまざまな教育的役職を歴任。また、長老会のリーダー、クイーンズフェリー教区会衆派教会理事会の会長、スコットランド国教会総会のコミッショナーも務めた。
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ニッキー・スコット
2022-23年度副会長
The North Cotswoldsロータリークラブ
英国(グロスタシャー)英国ゴスポート出身。KPMG勤務時代を経て事業を起こし、ネスレ、P&G、ロールス・ロイスといった企業の宣伝を行う会社を創立。起業の経験と、会社経理、戦略計画、変化管理の経験を活かして、その後、Vistage WorldwideでCEOや経営者のメンタリングとコーチングを行う。2018年に英国に戻り、2021年3月にThe Trusted Executive Foundationにパートナーとして入社。
1993年から2018年まで海外在住だったスコット氏は、イリノイ州在住だった2000年にロータリーに入会。第6450地区のガバナーを務めた後、ロータリーコーディネーター、ゾーン研究会委員長、研修リーダーなどの役職を務める。また、国際協議会で研修者を2度務め、RI戦略計画委員会の委員を務める。帰国後、 グレートブリテンおよびアイルランドのリーダーシップ、開発、研修委員会に参加し、2021-23年度にはRIBI(グレートブリテンおよびアイルランドの国際ロータリー)のリーダーとRI理事を兼任する。
戦略、リーダーシップ・コーチング、モチベーショナル・スピーキングに熱意を燃やしており、ロータリーで次世代のリーダー養成にこういった技術を活かしたいと考えている。趣味はミュージカル観劇、ウォーキング、描画。
自分は、変化を起こすこと、そしてほかの人たちにもそうする気を起こさせることに持てる力すべてを費やすグローバル市民だと言う。異なる文化圏で同じ理念やビジョンのために活動するロータリー会員たちとともに奉仕することに大きな価値を見出している。「個人間の違いを超えて力を合わせて行動する」ことで、「より大きな変化をもたらし、全員が恩恵を受ける持続的な真の変化をもたらせることは、疑いの余地がありません」とスコット氏。
RI超我の奉仕賞を受賞し、メジャードナー、地区のポール・ハリス・ソサエティ会員、遺贈友の会の会員としてロータリー財団を支援。
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アナンタナラヤナン S.“ヴェンキー” ヴェンカテシュ
2022-23年度財務長
Chennai Mambalamロータリークラブ
インド(タミル・ナードゥ州)Indian Institute of Technology Madrasで工学士号を、Indian Institute of Management AhmedabadでMBA(経営学修士号)を取得。23歳の時に土木業に従事し、今や1,400名を超える従業員を擁する建設会社を経営。1998年以来、Builders’ Association of Indiaに所属。
ロータリーではヴェンキーとして知られるヴェンカテシュ氏は、国際協議会研修リーダー、ロータリーコーディネーター、地域リーダー研修セミナーでロータリーコーディネーターの研修リーダーを3年間務める。2016年規定審議会では地区代表議員を務め、また、インド国内外で会長代理を務める。
会長エレクト研修セミナーやインド中で開催される地区協議会で講演者として頻繁に招かれ、国際大会には10回以上参加し、カナダ、モントリオール、韓国ソウル開催の大会では南アジアレセプションの委員長を務める。
識字率向上プロジェクトに熱意を注ぎ、インド全土にわたり3,000校近くの学校で教師の研修、Eラーニング、子どもと大人のための識字率向上を支援するRotary India Literacy Missionの合同事務局長および国別執行委員会委員を務めてきた。また、家族の健康/エイズ予防のためのロータリー行動グループと地域社会の経済発展のためのロータリー行動グループのディレクターとしても活躍。ブリッジと旅行の熱心な愛好者。
ヴィニタ夫人とともにロータリー財団のメジャードナーであり、家族の多くがポール・ハリス・フェロー。
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アルベルト・チェッキーニ
2022-24年度理事
Roma Nord-Estロータリークラブ
イタリアイタリアでエンジニアリングの分野で最も歴史のある会社の一つ、Idoresse Engineeringで唯一の運営者兼技術ディレクター。1988年、ローマのSapienza Universityから土木工学の学士号と修士号を取得。また、ローマ、ミラノ、マスカット(オマーン)、香港に事務所を持つエンジニアリング会社、3TI Progetti Italiaのパートナー、理事、技術ディレクターも務める。自ら先導または立案に携わった多くのプロジェクトの中には、ケニアでの水と衛生設備の改善、オマーンでの新たな空軍基地の建設、シチリア島のProvincial Roadの再建などが含まれる。
ロータリーとの最初の出会いは、1988年にAnzio-Nettunoローターアクトクラブの創設会員となったことである。1994年にロータリークラブに入会後、委員会委員、ロータリー公共イメージコーディネーター、研修リーダー、地域コーディネーター、アドバイザー、ガバナーエレクト研修セミナー進行役、国際協議会の講演者など、ゾーンや国際レベルでRIのために尽力。ロータリーの青少年プログラムでの経験を生かし、ローターアクト/インターアクト委員会委員長と副委員長や2014年のシドニーにおけるローターアクト大会前会議の委員長を務める。また、国連食糧農業機関、国際農業開発基金、世界食糧計画といったローマに拠点を置く団体へのRI代表も務める。さらに、バチカンの聖菅区へのRI代表でもある。
2018年6月に、ローマのコロッセオでポリオ根絶のための募金活動を主催。この行事には、映画『グラディエーター』に出演したラッセル・クロウ氏やコニー・ニールセン氏も出席し、オーケストラの生演奏付きで映画の上映も実施。最終的に50万ドルの寄付が集まった。また、インドのデリーで全国予防接種日に参加したほか、ギニアビサウでは蚊帳の配布も行った。
パドヴァとローマで生活している同氏は、空き時間にエクササイズ、旅行、ゴルフ、読書を楽しむ。
超我の奉仕賞ならびにロータリー財団特別功労賞を受賞。マルチプル・ポール・ハリス・フェロー、べネファクターとして財団を支援。
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パトリック・ダニエル・チサンガ
2022-24年度理事
Nkwaziロータリークラブ
ザンビア公認ガバナンス専門家であり、London School of AccountancyのChartered Governance Insitute(英国)およびInstitute of Directors of Zambiaのフェロー。コーポレートガバナンスについて世界銀行に助言を行った経験があるほか、Institute of Directors of ZambiaとAfrican Corporate Governance Networkの会長を歴任。
ザンビアで約20年間、官民両方のセクターで勤務し、1994年に早期退職をするまで、数多くの企業や団体のCEOや会長を歴任。退職後は、自身が1987年に設立したMuchanga Investments Ltd.という家族経営の企業運営に専念し、会長を務める。さらに、アフリカ全土でコーポレートガバナンスとリーダーシップ開発に特化したコンサルティング会社、Dynamic Concepts Ltd.の会長兼コンサルタントリードも務めるほか、ほかの地元や海外の企業の理事も務める。
インターアクト会員としてロータリーファミリーに仲間入りし、高校生だった1968年、短期のクラブ間の交換でケニアを訪れる。ケニアのモンバサで、当時の地区ガバナー宅に滞在した。「ガバナーの人類への献身に心を打たれ、いつかロータリーで地区ガバナーを務めると決めたのです」と話す。
1986年、Nkwaziロータリークラブの創設会員となり、1998年、目標を達成し、第9120地区ガバナーに就任。同地区では初めての非白人系ガバナーとなり、これが自身と地区にとっての分岐点となったと振り返る。
ガバナーとして、保健、衛生、安全な水、僻村での安全な橋の建設といったプロジェクトを実施し、地区内の支援を必要とする地域社会を支援。その後、ドイツの地区大会にてRI会長代理を務めた際、ザンビアの学校のインフラを改善するプロジェクトの立ち上げに対して自身のネットワークを生かして支援。このプロジェクトはロータリー財団のいくつかの補助金を受領しており、現在も進行中。
国際ロータリーでは、会員増強委員会、Reach Out to Africa委員会、研修リーダー、ロータリー研究会委員長など、さまざまな委員会で活躍。また、アフリカ南部・東部のガバナー会を含む、地域的なロータリーの組織でも委員長を務める。
超我の奉仕賞ならびにロータリー財団特別功労賞を受賞。パートナーのペトロネラさんと共に、メジャードナー。
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ジェシー・ハーマン
2021-23年度理事
Wendouree Breakfast ロータリークラブ
オーストラリア(ビクトリア州)MBA(経営学修士号)と社会的起業学の博士号を有する。Federation University Australiaでは20年にわたるキャリアでマーケティング学非常勤講師から最終的に副学長(国際・パートナーシップ)を務め、州政府や連邦政府が後援する大規模プログラムやイニチアチブを運営。現在は国際教育における規制遵守、品質保証、リスク管理に関して高等教育機関のコンサルタントを務める。
初めてのロータリー体験は、1988年にKings Meadowsロータリークラブ(タスマニア)が主催したロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)。その後1999年にロータリーに入会して以来、RI会員増強委員会委員長、ガバナーエレクト研修セミナーコーディネーター、研修者などの職務を歴任。また、2020年ホノルル国際大会委員会、オーストラリア・ニュージーランド・太平洋諸島のロータリーコーディネーター、国際協議会での研修リーダー、セミナー研修者、およびRI会長代理を務める。初めてのロータリーリーダーとしての経験が今でも忘れられないと語る。「何より感動したのは、クラブ会長に就いたときのことです。人びとの暮らしにロータリーがもたらすよい変化を本当に実感できたのはあのときが初めてでした」
ビクトリア州バララット在住のハーマン氏は、Zonta Internationalにより「バララットでもっとも影響力の高い女性100人」に選出されている。教育、芸術、地域社会の分野において、いくつもの地元や全国的な委員会で非業務執行理事を務める。趣味は長距離トレッキングで、スペインの田園地帯に800キロ近くにわたって伸びる巡礼路の「フランス人の道」を完歩。
ロータリアンである夫のアンドリューさんとともに、メジャードナー、遺贈友の会会員としてロータリー財団を支援。
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ジェレミー・ハースト
2022-24年度理事
Grand Caymanロータリークラブ
ケイマン諸島イングランドのロチェスターに生まれ、1988年にケイマン諸島に移住。ケイマン諸島やカリブ海地域で不動産サービスを幅広く展開するIRGグループ企業の所有者であり、運営に携わる。
Cayman Islands Real Estate Brokers Associationの元会長であり、Cayman Islands Investment Councilの創設会員、現在はGlobal Advisory Boardの会長を務めるほか、Leading Real Estate Companies of the World(LeadingRE)の理事を務める。
四つのテストを自身の事業に適用したことで、特に会社の従業員にポジティブなインパクトがもたらされたというハースト氏は、「ロータリーへの私のかかわりと、私のビジネスは共に大きくなっており、互いに関連し合っている。ロータリーのベストな部分をビジネスに取り入れ、私のビジネスの良いところをロータリーにも取り入れてきた」と話す。
1988年にロータリーに入会し、RI会員増強委員会、パートナーシップに関する合同委員会、RI会長代理も複数回歴任。
カリブ海地域におけるロータリーの災害救援活動の管理に深く関与しており、2018年のハリケーン「イルマ」と「マリア」が連続して発生した際には、災害委員会の委員長を務める。また、2009年には、ロータリアン緊急災害イニシアチブ会議(REDI)を立ち上げる。水と衛生の取り組みに熱心で、ハイチの全市民に安全な水と改善された衛生設備を届けるロータリー主導のパートナーシップ、「HANWASH Inc.」の創設メンバー兼執行委員会委員長でもある。「規模を拡大するというコンセプトをモデルに、ロータリー財団の高インパクトで持続可能なベストプラクティスを応用している」と話す。
地図製作者でもあるハースト氏は、アンティーク地図収集、ラグビー観戦、ボート、旅行、孫との時間を楽しんでいる。ミシェル夫人と共に、ロータリー財団メジャードナー、遺贈友の会、ポール・ハリス・ソサエティ、ポリオプラス・ソサエティ会員。ロータリー財団特別功労賞を受賞。
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ドリュー・ケスラー
2022-24年度理事
North Rockland (Haverstraw)ロータリークラブ
米国(ニューヨーク州)M&T銀行の商業不動産部の上級副社長を務め、ニューヨーク市地域の不動産や主要ビジネスの大規模ローン・ポートフォリオを管理。
多くの不動産団体を率いてきたケスラー氏は、Rockland County Board of Realtors、1万人の会員を擁するHudson Gateway Association of Realtors (HGAR)の会長、New York State AssociationならびにNational Association of Realtorsの理事を務める。ファイナンス分野と不動産市場の経験から、2008年~2013年の間、Fox Business Newsに定期的に出演。
HGARの会長を務めた際、HG Realtor Foundationを立ち上げる。ファンドレジングに熱心で、ロータリー財団、ハビタット・フォー・ヒューマニティ、March of Dimes、Feeding Westchesterといった団体に何千万ドルの資金を集める。
2001年、20歳でロータリーに入会。25歳でNorth Rockland (Haverstraw)ロータリークラブ会長を務める(クラブで最年少)。32歳で第7210地区ガバナーとなる。「このような役職には退職した人しかなれないと言う人に対して、別の方法もあると見せたかった」と話す。
若年パストガバナー委員会、規定審議会と決議審議会の代表議員、RI会長代理を歴任。第28/32ゾーンサミットの委員長、第32ゾーンロータリーコーディネーター補佐、中西部・北東部会長エレクト研修セミナー委員長といったゾーンのリーダーシップの役職を務める。継続性と協力を重んじるケスラー氏は、地区を先導する過去・現地区リーダーから成る委員会である、第7210地区執行委員会のメンバーでもある。
夫であり、5人の子どもの父親として、できる限りロータリー行事、プロジェクト、例会に家族の参加を積極的に推進。5人の子どもすべてが、インターアクト、RYLA、ロータリー青少年プログラムに参加している。ロータリアンであるビッキー夫人と共に、ニューヨーク州のホープウェル・ジャンクションに在住。
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ムハマド・ファイズ・キドワイ
2022-24年度理事
Karachi Karsazロータリークラブ
パキスタン(シンド州)建築、都市計画、不動産開発、ホスピタリティ企業であるCG Global会長。NED University of Engineering and Technologyを1983年に卒業し、ハーバード大学のAga Khan Program of Islamic Architectureより、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルにおける研究フェローシップを授与される。社会的責任のある建築の専門家であるムハマド氏は、都市部での住宅プロジェクト、大規模都市開発、都市計画プロジェクトの骨子を立案。
1980年にローターアクトに入会したムハマド氏は、パキスタン出身で初のロータリー理事。1986年、カラチからカナダへのロータリー研究グループ交換に赴いた際、パンアメリカン航空73便でのハイジャック事件で負傷。「もし、生きる機会が与えられたら、人生を人類の幸福のために捧げると誓った。ロータリーへの入会もその時に決心した」と話す。
1987年にロータリーに入会し、1993年にKarachi Karsazロータリークラブの創設会員となる。ロータリーがパキスタンでポリオ根絶活動を開始して以来、同国での根絶活動に積極的に関わる。1997年、カラチ郊外にロータリー地域社会共同隊(RCC)を設立し、今日までプロジェクトでクラブと協力している。
パキスタンでの識字と質の高い教育を支援することを目的としたRotary Pakistan Literacy Missionの設立者兼委員長。ロータリーのすべての重点分野を網羅するプロジェクトでは、カラチ近郊のタッターという場所に持続可能な村のモデルを創設し、洪水の被害を受けた160の家族を支援。また、パキスタンのアフガニスタン難民の支援にも関わり、5万人以上のアフガニスタン難民を支援する取り組みの共同委員長を務め、アフガニスタンの女児や女性の教育とエンパワメントを推進しながら、貧困と飢餓に立ち向かうためのプロジェクトに携わる。ロータリーがパキスタンで最も影響力のある奉仕団体となることを希望していると話す。
超我の奉仕賞、ロータリー財団特別功労賞、ロータリー財団功労表彰状を受賞。
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ウォン・ピョー・キム
2021-23年度理事
Gyeongju Southロータリークラブ
韓国(慶尚北道)Gyeongju Yeonhap Dental Clinicに歯科医として勤務。市でも慶尚北道でも歯科医師会会長を務めた経験を有する。慶尚北道歯科医師会会長として、同歯科医師会の60年にわたる歴史を編纂。
2010年に慶州市の医療センターに自費で歯科設備を設置して以来、少なくとも週1度は恵まれない人びとのために無料で歯科診療を行う。毎年、世界口腔保健デーには高齢者に無料で義歯を提供し、歯科衛生について住民に説明会を行う。その他、心臓病を抱えたモンゴルの子どもたち24人に韓国仁川広域市の病院で手術と治療を施すプロジェクトを率いるなど、医療プロジェクトで活躍。
1991年にロータリー入会。ロータリーコーディネーター、研修リーダー、ロータリー財団地域コーディネーター、ロータリー財団地域コーディネーター補佐を歴任。また、ガバナーエレクト研修セミナーの研修リーダー、韓国ロータリーガバナー会議長を務める。1994年には所属クラブと日本の宇佐八幡ロータリークラブ(大分)の間で姉妹クラブの締結に尽力。年1度の訪問や合同奉仕プロジェクトなどが今でも行われている。また、Silla Technical High Schoolにインターアクトクラブを設立し、その奉仕活動を所属クラブとともに支援。
慶州市市長と慶尚北道の道知事に何度も表彰されており、韓国の保健福祉部から2度表彰されている。
ロータリー財団功労表彰状と特別功労賞を受賞。キム・ヨンスク夫人とともにポール・ハリス・ソサエティとアーチ・クランフ・ソサエティの会員として財団を支援。
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ウルス・クレム
2021-23年度理事
Aarauロータリークラブ
(スイス)ビジネスエンジニアリング学と食品化学を専攻し、物理化学で博士号を取得。スイスのエンジニアリング企業で環境保護部門を立ち上げ、国内外のプロジェクトに取りくむ。バーゼルの環境に配慮した鉄道敷設計画や、アルプスを貫通する世界最長の鉄道トンネルの建設、ハンガリーのベーケーシュ県における水質改善プロジェクトなどを手がける。
1996年から2007年に引退するまで、スイス衛生局の副局長として食品の安全を担当。また、国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が食品の安全を国際的に推進するために設立したCodex Alimentarius Commission(食品規格委員会、CAC)のスイス政府代表として、容器入り飲用水の規格を策定するプロジェクトを率いる。CACの欧州コーディネーターとして、中央アジアとアフリカで食品衛生を推進するプロジェクトを実施。
1994年にロータリーに入会して以来、規定審議会代表議員、ロータリー財団地域コーディネーター補佐、恒久基金/大口寄付アドバイザーを歴任。地区ガバナーとして、10カ所のサマーキャンプ開催地を設立する地区プロジェクトを実施する。また、年間寄付額が100万ドルを超えるスイスのロータリー財団を共同設立し、平和プロジェクトを立案・活性化させるためのロータリアン、ローターアクター、ロータリー平和フェローによる合同プログラムであるロータリアン平和プロジェクトインキュベーター(RPPI)の設立にも尽力。また、スイスでいくつかのロータリー行動グループを立ち上げ、今日でも支援している。ふたつのロータリー親睦活動グループ(スキーとセーリング)に所属するクレム氏は、スイス山岳クラブで山行リーダーを務め、ピアノ演奏を楽しみ、文学研究にいそしむ。
ロータリアンであるエレーヌ夫人と共にメジャードナー、遺贈友の会会員としてロータリー財団を支援。
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マヘーシュ・コタバジ
2021-23年度理事
Pune Sports Cityロータリークラブ
インド(マハーラーシュトラ州)医師のマヘーシュ・コタバジ氏は祖父、父と3代続く医者家系の出身。令嬢もまた医療に従事している。マハトマ・ガンディーを尊敬し、彼にならって「若い頃から職業人生と社会奉仕を融合させてきた」と語る。
プネー大学(婦人科医学専攻)を卒業して以来、低費用医療の普及に尽力してきた。コタバジ氏が計画し建設した10床ほどの病院は、大規模の総合病院へと成長。病院の計画と運営を研究し、コンサルティング会社も設立。また、母校の客員教授、教授会員、理事を務めてきた。低費用医療を支援し農村の子どもたちの教育を推進するChinmayi Charitable Trustを設立し、Association of Hospitals in Puneの設立に尽力。
1995年に所属クラブの創立メンバーとしてロータリーに入会して以来、研修リーダー、RI会長代理、RI研究会アドバイザー、RI会長サミット、識字率向上サミットの委員長を務めてきた。研修やリーダー養成に関心を寄せ、ゾーンレベルでのガバナーエレクトとガバナーノミニーの研修セミナーの委員長やいくつもの地区リーダーの役職を歴任。女性の識字率向上や経済発展、ポリオ矯正手術、農村での眼科手術キャンプなど、ロータリーを通じて100件を超える奉仕プロジェクトを率いてきた。また、ロータリー青少年プログラムにも力を入れている。
趣味はサイクリング、自動車ラリー、航空機の操縦、ヨットレース。大きなリュックを背負ってこれまで50カ国を旅してきた。超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状とポリオプラス感謝賞を受賞。
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パット・メリーウェザー・アーガス
2022-24年度理事
Napervilleロータリークラブ
米国(イリノイ州)医療ケアの向上を目指し、患者、家族、ケア提供者をつなぐ非営利団体、Project Patient Careの執行取締役。14万人の臨床医が関わる全国規模の患者と家族の参加推進イニシアチブ、また診断研究に患者の意見を取り入れるという18カ月のプロジェクトを展開。コロナ禍における医療サービスの選択についてのガイドを作成し、それについてニューヨークタイムズ紙や12以上の医療ジャーナルで紹介される。
以前は、中西部のいくつかの州でメディケアの質を改善するため、米国政府から委託された会社の執行取締役を務める。また、Illinois Health and Hospital Associationの副会長も務め、感染診断に関する法整備でアドボカシー活動をしたほか、病院がヘルスケアの成果を一般に報告するよう奨励する活動に従事。米国赤十字Heroes Awardsの指名委員会委員、シカゴの二つの非営利系病院の理事、感染抑制と予防、ヘルスケア・レポーティングについての州の委員会委を務める。MRSA Survivors Networkより最優秀女性賞を授与したほか、市民参加に関する数々の賞を受賞。
2002年にロータリーに入会。新型コロナウイルス・タスクフォースのメンバー、規定審議会と決議審議会の代表議員、ロータリー財団地域コーディネーター、RI会長代理、シカゴでの2018年会長主催平和会議の委員長を歴任。また、数々の地区やゾーンの役職を経験。水と衛生のロータリー行動グループの理事会メンバーであり、医療専門家のための国際親睦活動の医療成果と患者の安全委員会委員長も務める。
医療や水と衛生分野で、20以上のロータリー財団補助金プロジェクトに関わった経験を持つアーガス氏は、ロータリーの幅広いネットワークが成功のカギだと話す。
「ロータリーではみんなが協力する。全員がそれぞれの専門性を持ち寄り、リソース、知識、経験を生かしている」と話す。
超我の奉仕賞、奉仕部門賞、ロータリー財団功労表彰状を受賞。ロータリー会員でもある夫のジョージさんと共に、ポール・ハリス・ソサエテと遺贈友の会会員、メジャードナーでもある。
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レナ J. マイアスコーグ
2022-24年度理事
Enebakkロータリークラブ
ノルウェー1997年より、ノルウェー陸軍Defence Staff Norwayの最高運営管理責任者。また、家族に代々伝わる農場の所有者でもあり、運営を担当。NHH Norwegian School of Economicsより経済とビジネス経営の修士号、オスロ大学より、教育の準修士号を取得。1997年以前は、ノルウェー発の女性戦闘機パイロットを目指して、ノルウェー王立空軍に勤務。また、教師としても勤務した経験や、地元の起業家が事業を始める支援を提供した経験を持つ。
1997年、クラブ初の女性ならびに最年少会員として入会。ポリオ根絶ゾーンコーディネーター、ロータリーコーディネーター、規定審議会代表議員、RI会長代理を歴任。多地区合同の運営グループであるNorsk Rotary Forumの委員長を務めたほか、世界中から集まった障害のある若い成人が、健常者と一緒に活動するキャンプ、Handicamp Norwayという全国規模のロータリープロジェクトに携わる。
理事としての任期中も、フルタイムで勤務することを計画しており、クラブと国際ロータリー間の距離を縮めるために自らの経験とスキルを生かしたいと話す。「ロータリーとは、クラブ会員が自ら作り出すもの。ロータリーにおいて二つとして同じクラブはない。ノルウェーでうまくいくことがバングラデシュで同じとは限らない。その意味で、理事会で自分自身や自分の地域を代表しているのではなく、世界を代表している」と話す。
仕事、農場、ロータリーに加え、スポーツ、読書、訪問する場所の歴史と文化を学ぶことを楽しんでいる。
べネファクターならびにメジャードナーとしてロータリー財団を支援。「これから知ることもないプロジェクトや会うこともない人たちの支援となるとしても、自分の寄付が誰かの人生を変えると信じているため、寄付を行う」と話す。
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ビッキー・ピュリッツ
2021-23年度理事
Sparksロータリークラブ
米国(ネバダ州)米国ユタ大学でマーケティング学士号とMBA(経営学修士号)を取得した後、1984年にネバダ州の法人向け電気工事請負業者にパートナーとして入社。2003年に上場企業と合併しピュリッツ氏が退職するまで、同社の経営と事業拡大に務める。
1992年に所属クラブ初の女性会員としてロータリーに入会。RI研修リーダーやロータリー公共イメージコーディネーターなど、多くの役職を歴任。リーダーシップ養成に熱心なピュリッツ氏は、会長エレクト研修セミナーとガバナーエレクト研修セミナーを何度かにわたって指揮。「ロータリーは、地域社会への奉仕を行うリーダーたちの集団だと考えています」とピュリッツ氏。
また、青少年リーダーの養成にも関心を寄せる。地区でのロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)を合同で指揮し、ベニンでのRYLAの運営に協力し、RYLAの考え方に基づく地区の青少年リーダー養成プログラムを合同で設立。
苦労しているひとりの参加者に119人のRYLA参加者が協力するところを目の当たりにして、ロータリーの力の偉大さに気づかされたと言う。そういう瞬間をぜひみんなに見つけてほしい、とピュリッツ氏。「ロータリアン一人ひとりがそういう目的意識を持てたら、自分がロータリーにいる意味を分かってくれたら、そしてそれをほかの人びとに伝えたら、ロータリー全体にとって非常に大きな力となります」
ピュリッツ氏はロータリアンである夫のティムさんとともにネバダ州リノ在住。夫妻はシエラ・ネバダ山脈でカヤッキングなどのアウトドアスポーツにいそしむ。どちらもInternational Fellowship of Flying Rotarians(飛行の国際親睦活動グループ)のメンバー。夫妻はメジャードナー、ポール・ハリス・ソサエティと遺贈友の会の会員、そして第5190地区ポリオプラス・ソサエティの会員としてロータリー財団を支援。
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佐藤芳郎
2022-24年度理事
岡山南ロータリークラブ
日本(岡山県)1986年以来、税と一般的なコンサルティング業務を専門とする会社を経営する公認会計士。2016年より、中国銀行のディレクターも務めた。
慶応大学より会計の修士号を取得後、Arthur Andersen社、現在はデロイト社と提携しているTohmatsu & Co社に勤務。その後、自身の会社、佐藤芳郎会計事務所を立ち上げる。公認会計士協会中国会や日本公認会計士協会西日本協議会を含む、地域の専門家グループでリーダーとして活躍。
障害のある人たちによる自立した生活を支援する団体、旭川荘を個人的、またクラブと共に積極的に支援。また、渡辺和子記念ノートルダム育英財団奨学金の理事を歴任。
1989年に岡山南ロータリークラブに入会後、地区や全国レベルでの数々の委員会で活発に活動。第2690地区ロータリー財団監査委員会委員長、日本のロータリー100周年執行委員会委員、国際ロータリー日本多地区合同青少年交換委員会委員を歴任。ゾーンレベルでは、RI理事指名委員会の招集者、研修リーダー、ロータリー研究会のセッションのパネリスト、RI会長代理を務める。また、日本のロータリー地区が、日本での学業研究を目指す海外の学生のために実施しているロータリー米山記念奨学会の寄付者でもある。
メジャードナーやアーチ・クランフ・ソサエティ式典のためのゾーン行事を含め、様々なファンドレイジング行事を主催することに加え、アーチ・クランフ・ソサエティ会員、ポール・ハリス・ソサエティ会員、べネファクター、遺贈友の会会員としてロータリー財団を個人的に支援。
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フリオ・セザール A. シルバ・サンティステバン
2021-23年度理事
El Rímacロータリークラブ
ペルー(リマ)Pontificia Universidad Católica del Per Perú大学で法学と政治学の学士号を取得した後、Universidad de Lima大学院では民法、Universidad de la República de Uruguay大学院では国際法で学位を取得。Universidad de Lima大学で憲法を教え、ペルー上院の憲法委員会の顧問を務めた。国際公法の専門家として、米州人権裁判所の有名な事件をいくつか手がける。事業家としては、工業、建設の分野で複数の企業の株主、ディレクター、マネージャーを務めてきた。
1987年にロータリー入会。1999年以来、ロータリーの公式地域雑誌である『El Rotario Peruano』の運営にかかわり、ディレクター・編集長も務めた。また、いくつかのRI委員会の委員や、ロータリー公共イメージコーディネーター、国際共同委員会コーディネーター、研修リーダー、RI会長代理などの役職も歴任。
ユネスコ世界遺産としてリマ歴史地区の修復・保存を推進する初の評議委員会の創立メンバーでもある。さらに、Instituto Sanmartiniano del Peru(ワウラ支局)、Legion of Cavalry of Peruなど、複数の市民団体に参加してきた。ロータリーの奉仕活動を称えるため、2月23日をペルーの記念日とすることに尽力。
弁護士としての経歴と弁護士会への貢献を称えてリマ弁護士会からCivic Medal of Lawを受賞し、2001年大地震の際の人道的援助をホンジュラス政府に表彰されている。
ロータリー財団功労表彰状を受賞。サラ夫人とともに、メジャードナーとベネファクターとしてロータリー財団を支援。また、何人かのご家族とともにポール・ハリス・ソサエティの会員となっている。
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エリザベス・ユーソビッチ
2021-23年度理事
Kansas City-Plazaロータリークラブ
米国(ミズーリ州)ビジネス・コーチング、事業成長戦略、マーケティングを専門とするWhiteSpace Consultingの社長。デロイト、ケロッグ・メキシコ、ベンチャーキャピタルの投資を受けたスタートアップ2社の重役を務めてきた。ベントレー大学の国際プログラム副ディレクター、ハーバード・ケネディスクール非常勤教授を務めた後、現在はマサチューセッツ工科大学のGrowth Mentoring Servicesプログラムでスタートアップの起業者を対象にメンター、アドバイザーの役目をボランティアで務めている。
1997年にロータリー入会。ロータリー公共イメージコーディネーターを3年間務め、第30ゾーンと第31ゾーンの複数年地区計画の調整役、ガバナーエレクト研修セミナーの研修チームメンバー、Heart of Americaロータリーリーダーシップ研究会のカリキュラム委員長を務める。
ロータリーで20年にわたって尽力してきた分野は、マラウイの孤児と危険にさらされている子どもたちの支援。マラウイの子どもたちを助けるために10件のロータリー財団補助金プロジェクトを立案し、学童、特に少女が学校に通いつづけられるよう援助するプログラムを地元の小学校教師と協力して立案、実施する職業訓練チームを率いた。ほかには、マラウイ湖の南側地域でマラリア対策の蚊帳を提供する補助金プロジェクトも複数手がけている。「その地域では、5歳未満の子どもの死亡率は80%も低下しました。それこそ、ロータリーの力です」とユーソビッチ氏は述べる。「私は医者ではありませんが、ロータリーで人びとがそういう風に力を合わせると、私たちは命を救うことができるのです」
ロータリー財団功労表彰状を受賞し、米国大統領奉仕賞を2度受賞。2014年にはロータリー・ウーマン・オブ・アクション賞をホワイトハウスで授与される。
マサチューセッツ州セーラム出身のユーソビッチ氏は歴史を愛し、リトアニア系であることを誇りに思っている。趣味は音楽、古典映画、SFテレビ番組の観賞。夫のディーン・マシューソンとともにメジャードナー、遺贈友の会会員。夫妻はカンサス州ウェストウッド在住。
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ジョン・ヒューコ
事務総長兼最高執行責任者
Kyiv ロータリークラブ
ウクライナ国際ロータリーとロータリー財団事務総長兼最高執行責任者。2004年から2009年にかけて、世界最貧国への対外援助を行うために2004年に設立された米国政府機関、ミレニアム・チャレンジ公社の副社長として活躍。
ツイッター:@johnhewko
フェイスブック:ヒューコ事務総長のページ -
2022-23年度RI理事会委員会
執行委員会
理事会への請願書の検討・対応、事務総長の業績評価、理事会の諮問委員会としての役割、ロータリー章典に定められた職務内容の通りに理事会を代行。
委員長
エリザベス・ユーソビッチ
委員
ジョ二ファー E. ジョーンズ
ゴードン R. マッキナリー
ニッキー・スコット
ジェシー・ハーマン
アナンタナラヤナン S. ”ヴェンキー” ヴェンカテシュ
運営委員会
会長あるいは理事会により委員会に付託された管理運営的あるいは法的な性質をもつ事柄を検討。
委員長
ジェシー・ハーマン
副委員長
パトリック D. チサンガ
委員
モハメド・ファイズ・キドワイ
ウォンピョー・キム
マヘシュ・コトバギ
パトリシア・メリーウェザー・アーガス
佐藤芳郎
プログラム(参加者体験)委員会
会長あるいは理事会により委員会に付託されるRIプログラム、国際会合、会員問題に関する事柄を検討。
委員長
ビッキー・ピュリッツ
副委員長
ウルス・クレム
委員
アルベルト・チェッキーニ
ジェレミー S. ハースト
ドリュー・ケスラー
レナ J. マイアスコーグ
フリオ・シルバ・サンティステバン・オヘダ