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理事

理事会は、国際ロータリーの方針を定め、クラブの発展を促すための指針を提供します。クラブは毎年のロータリー国際大会で、2年の任期を務める理事を選出します。

最近の理事会の決定議事録をご覧ください。

  • フランチェスコ・アレッツォ 

    2025-26年度会長
    Ragusaロータリークラブ
    イタリア

    矯正歯科の開業医。イタリア、ヨーロッパ、アメリカの矯正歯科協会のメンバーとして国際的に活躍。ラグーサ県のNational Association of Italian Dentists副会長。National Trust for Italy創設者であり、同団体で7年間ラグーサ県を代表。マルタ主権騎士団の「名誉と献身の騎士」(Knight of Honor and Devotion in Obedience)。

    30年以上のロータリー会員であり、合同戦略計画委員会副委員長、RI理事、ラーニングファシリテーター、地区大会での会長代理を歴任。

    ロータリー財団のメジャードナーおよびべネファクター。観光業界の起業家であるアナ・マリア・クリシオーネ夫人との間に二人のお子さんがいる。

    会長の略歴全文

    毎月の会長メッセージ

  • ユン・サング

    2025-26年度会長エレクト
    Sae Hanyangロータリークラブ
    韓国、ソウル

    韓国、ソウルで生まれ育つ。父親は、1960年代初頭に同国の大統領を務めた著名な政治活動家。父親のように政治の道に進む代わりに、建築への関心を追求するため米国に留学し、ニューヨークのシラキュース大学で建築学の学士号と修士号を取得。 

    1980年代後半に帰国。建築材料の設計・販売を手がけるDongsuh Corp.社を創業し、これが1988年ソウルオリンピックのための建設ブームと重なり、大きな成功を収める。その後、不動産と投資を扱うベンチャー起業であるYoungan Corp.を創業。

    1987年、Sae Hanyangロータリークラブの創立会員としてロータリーに入会。当初からロータリー青少年交換プログラムの推進に尽力し、地区奨学金委員会で活動。これらに対する関心は、特に国際奉仕に焦点を当てた、生涯にわたる奉仕への熱意へと発展。

    「Keep Mongolia Green」プロジェクトで共同委員長を8年間務める。このプロジェクトを通じて、ゴビ砂漠での砂嵐対策として防風林を設置。この活動の成功が、砂漠化対策として2,700キロメートルの緑の壁「Great Green Wall」を作るモンゴル政府の取り組みを促すきっかけとなる。モンゴル大統領から友好勲章を、

    エリザベス女王から大英帝国勲章を、大韓民国大統領と首相から功労賞を授与される。

    ロータリーでは理事、管理員、委員会委員長、ラーニングファシリテーター、国際協議会モデレーター、財団の執行委員長とプログラム委員長、戦略計画委員、RI会長指名委員を歴任。ポリオ根絶を支援するため、「End Polio Now:歴史をつくるカウントダウン」キャンペーン委員会の地域別副委員長であり、韓国のポリオプラス・アドボカシーアドバイザーを務めている。また、国際ロータリーの会長代理として世界各地の17のロータリー行事に出席し、

    ソウル国際大会ではホスト組織委員長を務める。ロータリー財団特別功労賞を受賞。また、妻ウンソンさんと共に、ロータリー財団ベネファクター、メジャードナー、アーチ・クランフ・ソサエティ会員、ポール・ハリス・ソサエティ会員、遺贈友の会会員。

    ユン・ボソン記念財団評議員、ソウル春の室内楽フェスティバル委員長、韓国国連協会理事。

    会長エレクトの紹介

  • アラン・ヴァン・デ・ポール

    2025-26年度副会長
    Wezembeek-Kraainemロータリークラブ
    ベルギー、ブラバント

    バスルーム用品の販売代理店であるCocoonpoel SRLを2005年に創業。それ以前は銀行、出版、人事などの分野で管理職を務める。欧州委員会で経営管理プログラムに焦点を当てたコンサルティングを行った経験を持つ。

    ブリュッセルでInstitut Supérieur de Commerce Saint-Louisから商業管理とマーケティングの学位を取得後、Institut Catholique des Hautes Études Commerciales (ICHEC)で経営コースを修了し、経営者コーチングの資格を取得。2020年のコロナ禍の初期、法科大学院での学業を再開。エテルベークにある中等教育機関であるコレージュ・サン・ミッシェルの総会メンバー、ブリュッセル商工会議所の輸出委員会のメンバー。

    1992年に現所属クラブの創立会員としてロータリーに入会。新型コロナウイルス流行時に一人暮らしの高齢者のために実施したクリスマスディナーや、病院用のマスク購入のために48時間で10万ユーロ以上を集めたことなど、クラブのプロジェクトを誇りに感じている。

    地区会員増強委員会とロータリー財団委員会の委員長を務め、地域のロータリーグループで活発に活動。フランス語圏ガバナー調整センターの所長。ベルギーとルクセンブルクのロータリー地域雑誌『Rotary Contact』の発行元であるRotary BeLux Servicesの名誉会長。さらに、規定審議会の代表議員、欧州ロータリー研究会の共同実行委員長も務めた。

    謙虚さの力を本から学んだと言い、ベルギー軍の予備役将校時代には新兵に読み書きを指導した経験を持つ。「人びとがもっと謙虚になれば、世界はもっとよくなる。私がRI理事だからといって、ほかの人よりもロータリーを知っているわけではない。常にロータリー会員から学ばなけらばならない」と話す。

    ロータリーでは、「地域的な適応力」「ロータリーの中核的価値観」「四つのテスト」の三つに情熱を注いでおり、「四つのテスト」を自身のオフィスに掲げている。

    長年にわたりベルギーのスカウト協会のリーダーとして活躍。趣味はゴルフ、アルペンスキー、哲学・歴史の読書、クラシック音楽鑑賞。

    ポリオのない世界を目指す奉仕賞(地域賞)、ロータリー財団功労表彰状を受賞し、ポール・ハリス・フェローとしてロータリー財団を支援。

  • パトリック・イークス

    2025-26年度財務長
    Crescent (Greensboro)ロータリークラブ
    米国、ノースカロライナ州

    エンジニア。建設・製造業向けに金属加工を行うC.P. Eakes社を1996年に創業。ノースカロライナ州立大学で機械工学の学士号と修士号を取得。

    1998年にロータリークラブ入会。ロータリーでの奉仕活動に興味をもって入会し、その後はロータリーが自身と家族に与える影響のために会員であり続けていると述べる。国際協議会ラーニングファシリテーター、ロータリーコーディネーター、ロータリー財団地域コーディネーター補佐、リーダーシップセミナー委員長、会長エレクト研修セミナー副委員長を歴任したほか、革新的なクラブの推進に力を注ぐ。

    また、第33・34ゾーンの会員増強行動計画委員会と共に会員増強イニシアチブを成功へと導く。これらのゾーンは毎月ウェビナーを開催しているほか、リアルタイムのデータと予測分析を使用してクラブの目標設定と現状分析を行うことのできるウェブツールを開発。

    最もやりがいのある役割はガバナー補佐であるとし、初めて同職を務めた際には自身のクラブを超えたロータリーの力を体験。「あらゆる形式のロータリーがあることを目にし、所属クラブ外で素晴らしい友情を築くことができた。以後20年が経つが、今もこれらのクラブを訪れると、まるでそこの会員であるかのように歓迎してもらえる」と述べる。

    自身のクラブがロータリー財団を力強く支援していることを誇りに感じている。イークス氏のクラブリーダーの下、一時期、125人の全会員がベネファクター、財団の友会員、ポール・ハリス・フェローとなる。

    妻のクリステンさんと共に、ベトナムの何千人もの子どもに教育、栄養価の高い食事、安全な水、医療支援を提供する現地団体Children of Vietnamを支援。

    趣味はゴルフで、セジフィールド・カントリークラブの会長を2年間務め、PGAツアーの開催を援助。ほかにも旅行とワインを趣味とする。 

    超我の奉仕賞の受賞者、メンバーシップ・ソサエティのメンバー。ロータリー財団では特別功労賞と功労表彰状を受賞。クリステンさんと共にメジャードナー、遺贈友の会会員、ポール・ハリス・ソサエティ会員。

  • クリスティーン・ビューリング 

    2025-27年度理事
    Altenburgロータリークラブ 
    ドイツ

    約30年にわたり取り組んできた活動の中心は、国際的なつながりを育み、女性の機会を拡大すること。ロータリーは最も素晴らしいプラットフォームだと信じ、「これまで話をしたことがない人たちが結集するロータリーで、実りある会話が始まる」と話す。

    ドイツ南部で生まれ、スイスのエコール・オテルリエール・ド・ローザンヌで観光学を学び、その後メキシコとスペインでさらに学業を続ける。ロンドンとパリで広報とマーケティングの仕事に従事し、1990年代初めに統一されたばかりのドイツに帰国。旧東ドイツにある1000年の歴史をもつアルテンブルクに移住し、この地域を愛すると共に、弁護士である夫のアレクサンダーさんと出会う。

    1994年、Altenburger Tourismus GmbH社を創業し、数十年にわたる国境閉鎖後の東ドイツ観光の振興に貢献。同社は、地元の人びと、食、スタートアップ企業、カードゲームに焦点を当て、アルテンブルクの豊かな歴史、文化、伝統を体感できるツアーを提供している。

    1995年にロータリーに入会し、夫やほかの会員と共にクラブを創設。「大半の会員が30代前半の若いクラブで、東と西を結びつけることを目指していました。私たちにとってロータリーは、世界とのつながりでした」

    ジェンダー平等に情熱を注ぎ、「月経衛生のためのロータリー行動グループ」を設立し、2017年のシルビア・ウィットロック・リーダーシップ賞創設に貢献。同賞は2021年に国際ロータリーによって採択され、毎年、ロータリーにおける女性の地位向上に積極的に取り組んだ会員1名を表彰している。「私はこれまで関わった多くの分野で、最初の女性でした。東ドイツでは、リーダーを求めたときに女性が多かったため、女性がロータリーに参加するのは自然なことでした」

    ラーニングファシリテーター、規定審議会代表議員、RI会長代理など、複数の役職を歴任。ドイツ語圏の国からRI理事会に選出された最初の女性であり、社会におけるロータリーのイメージ向上に貢献することを望む。「私は旧東ドイツ圏の小さな町出身で、小さなビジネスを経営する女性」だと、誇りを持って話す。

    地域商工会議所の副会長。ドイツ商工会議所で女性で初となる観光委員長となる。

    特に歴史に関する読書と、旅行中での街の散策を趣味とする。 

    メジャードナーとしてロータリー財団を支援。

  • クリスティーン・エティエンヌ

    2024-26年度理事
    Petoskeyロータリークラブ
    米国、ミシガン州

    Harbor Sotheby’s International Realtyのアソシエイト・ブローカーで、Village at Bay Harborのリース担当ディレクター。夫のデニス・リンデマンさんと共に家具店Linde Furnitureのオーナー。

    メリーランド大学のハイデルベルク(ドイツ)校を卒業後、レイク・スペリオル州立大学で経営学の修士号を取得。不動産業での仕事を始める前の15年間は銀行業に携わる。

    Emmet不動産協会からRealtor of the Year Awardを受賞し、同協会の会長を担い、現在は委員として在籍。彼女はまた、ノースセントラル・ミシガンカレッジの評議会副議長を務めるとともに、同大学財団の理事会にも所属。ミシガン州女性委員会の委員長を務めた際には、女性の退役軍人や人身売買の被害者を支援するプロジェクトに取り組む。2007年にAthena賞を受賞。

    仕事で転居した1990年にロータリーに入会。「今日の親友のほとんどは、ロータリーで出会った人たち。私のような人の多くは人脈づくりのために入会する一方、クラブにとどまる理由は、そこで築いた人間関係と奉仕活動」と述べる。

    入会から約3年後に地区大会に招かれ、そこでロータリーと財団の国際的な活動について知る。地区初のアフガニスタンからの国際親善奨学生の受け入れをサポートし、家族の一員のように親しくなる。この奨学生は後にグランドバレー州立大学で修士号を取得し、帰国後はナンガルハール大学で教鞭をとり、現地のロータリークラブに入会。

    インドとナイジェリアでの全国予防接種日に参加して人生を変えるような経験をし、「ロータリーのような団体の一員として成し遂げたことを思うと、大きなやりがいを感じる」と述べる。

    研修リーダー、会長代理、ロータリーコーディネーター、ロータリー財団地域コーディネーター、国際大会推進委員を歴任。グローバルサポートセミナーとグローバルフィランソロピーセミナーのモデレーターも務める。現在、水と衛生のためのロータリー行動グループの理事会メンバー、および自身のクラブがハイチのMemorial des Gonaivesロータリークラブと協同で実施するハイチ水・衛生イニシアチブの運営委員を務める。

    ロータリー財団功労表彰状と特別功労賞を受賞。夫と共にメジャードナー。余暇の趣味は五大湖でのセーリング。

  • ブライアン・ホール

    2025-27年度理事
    Covingtonロータリークラブ
    米国、ルイジアナ州

    Attivo ERP社の開発ディレクターであり、ビジネスシステムの統合を専門とする。ミシシッピ州クリントンにあるミシシッピ・カレッジで会計学の学位を取得後、公認会計士(CPA)を目指す道を選択したが、後にコンピュータプログラミングとエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)に転向し、2000年にAIM Technologies社を共同設立。

    健康問題を経験し、より大きなインパクトを与えることを目指すようになる。ロシアでの孤児院でのボランティア活動を経て帰国後、奉仕への決意をさらに深める。人道的支援を行う非営利団体を設立する過程で、Covingtonロータリークラブの会員と出会い、2007年に同クラブに入会。

    ロータリーで最初に担った役割は、サーカスでのファンドレイジング実行委員長。以来、数多くのイニシアチブに参加し、リーダーシップを発揮。自身のクラブで最も注目すべき活動は、毎年クリスマスに数千の家庭に調理済みの七面鳥ディナーを提供するプロジェクト。パートナー団体と連携して規模を拡大し、現在では6,000人以上をクリスマスに支援。これにより、冬休み期間中に生徒が直面する食料不安を緩和している。 

    水と衛生のロータリー行動グループで8年以上にわたり活発なリーダーとして活動し、現在は委員長エレクトを務める。「村に安全な水を届けることは、世代を超えた変化をもたらすものです。プロジェクトを適切に実施し、持続可能なものにすれば、その村に幾世代にもわたってインパクトを与えることができます」

    2014-15年度に第6840地区ガバナーを務めて以来、RI会長代理、国際協議会での研修リーダー、ロータリー財団専門家グループ(Cadre)メンバーなど数多くの役割を歴任。5回のロータリー国際大会で務めた会場監督は、最も気に入っている役割の一つ。

    「会場監督は、朝晩を問わず続く体力的にも厳しい仕事の一つですが、参加者が素晴らしい大会を経験できるよう力になることができます」

    ビジネスとテクノロジーの知識と経験を生かした視点から、ロータリー理事会に貢献。国際ロータリーとロータリー財団の合同テクノロジー委員会委員長として、ロータリーの情報技術インフラの強化とデジタル戦略の推進に注力。 

     「リーダーとしての真価は、その在職中に分かるものではありません。それは事後に結果として分かるものであり、後任者にインスピレーションに与えることができたかどうかが重要だと思います」

    超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状を受賞。妻のリンさんと共にメジャードナー。

    余暇はリンさんと共にゲームや屋外でのバーベキューを楽しむ。

  • ジョンヒョン・リー

    2025-27年度理事
    Hwasung Taeanロータリークラブ
    韓国

    高校教師としてキャリアをスタートさせた後、大学入試対策の有名予備校で講師を務め、ソウルで有名なノリャンジン地区の教育発展に重要な役割を果たすなど、その生涯を教育のために捧げている。

    その一環として、ソウルに教育機関Hanssem Academyを設立し、現在も理事長として活躍。若者の可能性を伸ばし、教育の機会を拡大することへの情熱から、米国カリフォルニア州にCalifornia University of Management and Sciences in San Diegoを設立。手頃な学費を重視する同機関は、中南米、中東、アフリカなど開発途上地域の学生に奨学金や低学費を提供し、教育の機会を広げている。

    2003年、ロータリーに入会。ロータリー財団の熱心な支援者、またファンドレイザーとして、ロータリー財団地域コーディネーター補佐を務める。2014-15年度に第3750地区ガバナーを務めた際、ファンドレイジングキャンペーンを牽引して150万米ドル以上の寄付を集め、それまでの記録をほぼ倍増させることに成功。同地区に強力なフィランソロピーの伝統を築く。以降、毎年の寄付総額は常に120万米ドルを上回る。

    デジタルリテラシーの推進者でもあり、デジタル格差を是正する必要性の認識から奨学金制度を立ち上げ、恵まれない人びとを対象とした無料のコンピュータ教育プログラムを設立。また、ロータリーでのボランティア活動においてもデジタルリテラシーの普及を推進。韓国ロータリーの情報技術委員長として、デジタル化推進を主導し、My ROTARYへの会員登録率を15%から70%に大幅増加させ、技術統合の向上、会員のコミュニケーションとネットワーク機会の強化を実現。

    ロータリーの「環境」の重点分野にも関心を寄せ、ロータリーを通じて植樹キャンペーンや河川の清掃活動のほか、持続可能性と生態系への責任に関する認識向上を目的としたセミナーを企画・実施。

    卵巣がんを克服した妻のヨン・ラン・ウォンさんと共に、がん患者とその家族を支援するサポートグループを率い、同様の困難に直面する人びとへのガイダンスと希望をもたらしている。

    ロータリー財団に対する熱意から、2020年にアーチ・クランフ・ソサエティに入会。

    「ロータリーは私にとって恵みであり、使命でもあります。また、人生で得られた最も大きな恩恵です」

  • ナオミ・ルアン-フォン・リン

    2024-26年度理事
    Taipei Lilyロータリークラブ
    台湾

    自身が1978年に創業した省エネ照明制御システムの大手ブランドLite-Puter Enterprise社のゼネラルマネジャー。同社はホテル、ショッピングモール、美術館向けの調光器などの製品を60カ国以上で製造・販売している。グッドデザイン賞、PLASA Award for Product Excellenceなど数々の賞を受賞。

    4言語(標準中国語、台湾福建語、英語、日本語)を話し、台北の中国文化大学で日本文学と国際貿易の学士号を取得。国立台北大学で経営管理の修士課程を修了し、経営管理学部の同窓会長を務めたほか、工業・商業開発評議会の北部地区フェローシップの会長を務めた。職業において中国青年起業家モデル賞、台湾優秀賞などを受賞。

    2004年に現所属クラブの初代会長としてロータリーに入会。新会員とクラブへのメンタリングおよびロータリー募金活動に力を入れている。ロータリー財団とポリオプラス基金のために、7地区と協力して271,000米ドル以上を集めた台湾でのエンドポリオ自転車ツアーの成功に貢献。地区ガバナーとして、17のロータリークラブと16の衛星クラブの設立を支援し、565人が入会したほか、地区でロータリー財団への150万米ドルの募金を成功に導く。

    台湾ロータリークラブ協会および台湾ロータリーパストガバナー会でシニアリーダーの役割を務め、RI会長代理、ロータリー財団地域コーディネーター補佐、ロータリーコーディネーター補佐、平和のための大口寄付推進計画委員、恒久基金/大口寄付アドバイザー、2014年ロータリー研究会(台湾)での副委員長と招集者などを歴任。

    ロータリーで最もやりがいのあった役割の一つは、第9ゾーン恒久基金/大口寄付アドバイザーだったと振り返り、「この役割を通じて、ロータリーの世界的な取り組みに携わり、多様な背景を持つリーダーの方々と緊密に協力できた」と話す。

    趣味は読書と散歩。

    超我の奉仕賞の受賞者であり、パストガバナーである夫のシュウ・クン-パイさんと共にアーチ・クランフ・ソサエティ会員およびメジャードナーとしてロータリー財団を支援。

  • 水野 功

    2024-26年度理事
    東京飛火野ロータリークラブ
    日本、東京都

    日本全国に拠点を置く千代田運輸の社長。1986年に同社代表取締役に就任。同社は1953年に父親が創業。

    1975年に慶應義塾大学を卒業し、その後同大学院で経営学修士号を取得。日本最大の小売会社で米国のセブンイレブンの運営会社であるセブン&アイ・ホールディングスの企画部門に3年間勤務し、その後は同社の創業者である伊藤雅俊氏の秘書として2年間勤務。「伊藤さんから多くのことを教えていただいた」と話す。

    44歳で日本陸送協会の会長を務め、当時における同協会の史上最年少会長となる。現在は東京都トラック協会の会長。その前は全日本トラック協会理事と日本陸送協会の副会長を務め、国土交通省の後援のもと、熟練ドライバーの育成のために全国的な教育と認定制度の立ち上げを支援。運輸業での貢献が評価され、旭日小綬章を受章。

    1989年にクラブ創立会員としてロータリーに入会(スポンサークラブは父親が所属するロータリークラブ)。ロータリーコーディネーター補佐、ロータリーコーディネーター、研修リーダー、地域会員増強計画プロジェクトリーダー、RI会長代理(9回)を歴任。2018年以降は、国際基督教大学ロータリー平和センター(東京都)のホストエリアコーディネーターを務めている。

    ロータリーで築かれるつながりの力を強く信じ、「大勢の人が世界でよいことをしているのは素晴らしい。これもロータリーのマジック」と話す。

    日野市長から春の桜まつりの企画を依頼され、クラブとしてボランティアで参加。また、海外から日本への留学生を支援するロータリー米山記念奨学金の元副理事長であり、寄付を通じて支援している。趣味は旅行、ゴルフ、食べ歩き。

    メジャードナー(レベルIV)とポール・ハリス・ソサエティ会員としてロータリー財団を支援。

  • M. ムルガナンダム(MMM)

    2025-27年度理事
    Bhel City Tiruchirapalliロータリークラブ
    インド、タミルナードゥ州

    サプライチェーン管理の分野で30年以上の経験をもつ起業家兼フィランソロピスト。Excel Maritime社の創設者兼会長として、インドの18都市およびシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアに事業を拡大。現在、Excelグループは物流、人材、再生可能エネルギー、医療、農業など多様な市場で事業を展開している。

    ムンバイのIndian Institution of Industrial Engineering (IIIE)で学位を取得し、公認エンジニアの資格も有する。また、インドのピラニにあるBirla Institute of Technology and Science (BITS)で理学修士号、Indira Gandhi National Open University (IGNOU)で財務の経営学修士号、Pondicherry Universityで外国貿易の修士号を取得。

    16歳のときにローターアクトクラブに入会。初期の奉仕プロジェクトの一つは、自宅からほど近い川沿いのコミュニティで実施されたポリオワクチンの投与活動。「今でもそのコミュニティを通り過ぎるたびに、そこでやったことを思い出し、鳥肌が立ちます」

    ローターアクターとして活動中、ロータリー財団のメジャードナーとなる。2016-17年度、第3000地区の最年少ガバナーの一人として、財団創設100周年を記念したイニシアチブを通じて、ギネス世界記録となる8つの記録を樹立。これらのイニシアチブには、識字率向上、交通安全、血液・臓器の提供、女児向けの自己防衛訓練などが含まれる。また、地区内で99のローターアクトクラブ、250のインターアクトクラブ、100のロータリー地域社会共同隊の設立に貢献。ロータリーのリーダーとして、識字率向上、医療、、青少年支援、女性を対象とした支援など、数多くの奉仕プロジェクトを支援。

    自身の企業が、The Leaders Globe、Daily Shipping Times、Silicon Indiaなど、数多くのビジネス誌で表彰されている。また、物流とサプライチェーン業界における国内で最も刺激的なビジネスリーダー20人の一人として、The CEO Magazine誌の表紙を飾る。

    ロータリー以外では、教育、医療、スポーツプログラム、および 支援が不足しているコミュニティでスキル開発を推進するExcel財団を牽引。同財団の基幹プロジェクトとして75床の総合がん病院の設置があり(2026年に開院予定)、これにより、農村地域における基本的治療の提供が可能となる。

    ロータリーでは、第5ゾーンのロータリー公共イメージコーディネーターやRI会長代理など、数多くの役職を歴任。RIの職業奉仕リーダーシップ賞とロータリー財団の功労表彰状を受賞。

    同じロータリークラブの会員である妻サマティさんと共に、アーチ・クランフ・ソサエティ会員としてロータリー財団を支援。

    個人的なモットーは「Say yes to Rotary!」。ロータリーで人生が変わるという自身の信念を反映している。「ロータリーでは、リーダーシップを発揮する機会を通じて、平凡な人も非凡なリーダーになることができます」

  • K.P. ナゲシュ

    2025-27年度理事
    Bangalore Highgroundsロータリークラブ 
    インド、カルナータカ州

    南インドで10,000人以上の従業員を雇用し、500社を超えるクライアントを有するUNIQ Security Solutions社の創設者。また、ラマンガラ地区にUniq Skill Development Academyを設立し、農村部の若者に職業訓練を提供し、官職や企業での就職を支援。

    カルナタカ州マンディヤのPES College of Engineeringで機械工学の学位を取得後、インド空軍で短期任官将校として勤務し、リーダーシップ、規律、時間管理に関する貴重な経験を積む。

    1995年にロータリーに入会。2015-16年度に第3190地区ガバナーを務めた際、約2,000人の入会と52の新クラブ加盟を促し、女性会員を増やす取り組みをリード。地区は同年度、世界中で最も高いロータリー財団に対する総寄付額を記録。 

    ロータリーでは、ロータリー財団地域コーディネーター補佐、恒久基金/大口寄付アドバイザー、Rotary India Water Missionの執行委員など多様な役職を歴任。 

    ロータリー財団のためのファンドレイジングに熱意を注ぎ、インドを1億米ドルの寄付を行う国にし、各地区が少なくとも100万米ドルを寄付するようにすることを目標とする。

    「ロータリーは私の人生に大きな変化をもたらしました。私はロータリーに恩返しをし、より多くの人びとに広めていきたいと考えています」 

    Home Guards司令官としての功績で授与された大統領功労賞、市民防衛の司令官兼首席監察官としての功績で授与された大統領功労賞、市民防衛における功績で授与された首席大臣功労賞、およびCentral Association of Private Security Industryから授与されたEntrepreneur of the Year Awardなど、数多くの賞を受賞。また、Power Development and Energy Research Instituteから、環境保護、社会奉仕、教育における卓越した功績を称えるBharat Ratna Sir M. Visvesvaraya Global Leadership Awardを受賞。

    国際ロータリーの「超我の奉仕賞」を受賞。コンピューターサイエンスのエンジニアである妻ウマさんと共に、アーチ・クランフ・ソサエティ会員(委員長サークル)として財団を支援。 

  • サルバドール・リッゾ・タベレス

    2024-26年度理事
    Monterrey Carlos Cansecoロータリークラブ
    メキシコ、ヌエボレオン州

    1987年に自身が創業したRizzoグループのCEO。現在、同グループには4社があり、民間企業や教育機関、政府機関向けのハードウェアとソフトウェアを販売。メキシコの公立小学校の12万以上の教室に導入されているAula Inteligenteテクノロジーを開発したほか、Intelと共同で生徒向けラップトップClassmateを開発。20万台以上が中南米で販売されている。

    1989年に27歳でロータリーに入会。メキシコと周辺地域を旅した際、カルロス・カンセコ元RI会長よりロータリーに関する広範な知識を授かり、同氏を自身のメンターとする。ロータリー会員とのつながりを広げ、若い職業人の参加を促し、ロータリーに対する理解を促進することに力を注ぐ。ロータリーコーディネーター、RI新世代委員会委員、研修リーダーを歴任したほか、11カ国でロータリー・リーダーシップ研究会の確立に尽力し、10年間にわたる指導を通じて5,000人以上のロータリー会員を指導。

    地域でのロータリーの強化にも力を注ぎ、「中南米とスペイン語圏の国々におけるロータリーの成長と発展を促進したい」と話す。

    グローバル補助金プロジェクトでもリーダーシップを発揮し、摂食障害や環境問題の解決、前立腺癌の検査機器の提供などのプロジェクトを実施。

    小児がんの問題に取り組む芸術団体のメンバーとして、モンテレー圏内の地域社会への奉仕にも携わっている。アルコール依存症、タバコ、薬物、摂食障害から若者を守るプログラムを運営するAcciones en Cadenaもボランティアとして支援。

    熱心なスポーツファンで、ゴルフやサッカーのほか、複数のマラソン出場の経験を有する。

    パートナーのエスメラルダさんと共に、メジャードナー、ベネファクター、ポール・ハリス・フェロー、遺贈友の会会員としてロータリー財団を支援。

    3人のお子さん(アンナ・アリアさん、サルバドールさん、ポーリーナさん)と、3人のお孫さん(エンリケさん、レジーナさん、サンチアゴさん)がいる。

  • セザール・ルイス・シェーラー

    2025-27年度理事 
    Marechal Cândido Rondon-Beira Lagoロータリークラブ 
    ブラジル、パラナ州

    財務管理、戦略計画、行政管理の分野で豊富な経験をもつ起業家兼会計士。会計事務所の創設者兼代表であり、State University of Western Paraná (UNIOESTE)で29年間会計学の教授を務める。UNIOESTE在職中は、行政・開発副責任者および理事を歴任。

    ブラジル、パラナ州のFaculty of Human Sciences of Marechal Cândido Rondon (FACIMAR)より会計学の学士号を取得し、UNIOESTEとアルゼンチン・ブエノスアイレスのUniversidad Del Museo Social Argentinoより監査と財務管理の修士号と博士号を取得。

    2003年からロータリアンとして活動し、キャリア初期の引っ越しの際に小切手帳を紛失した際、ロータリーの真の意義を学ぶ。地元の銀行で助けを求めた際、その支店長がロータリアンであることが分かり、状況を知った同支店長は助けるだけでなく、アパートを探す間、自宅に泊まるよう申し出てくれた。

    「この無私の行為は私を深く感動させ、私のロータリー人生を形作りました」

    2009-10年度に第4640地区ガバナーとなり、会員拡大戦略を主導し、複数の新クラブを設立。この尽力もあり、同地区は2025年上旬に約3,200人の会員を擁する中米最大のロータリー地区となる。リーダーシップ育成にも情熱を注ぎ、国際協議会での研修リーダーやガバナーエレクト・ラーニングセミナーのリードインストラクターを務める。また、ロータリーコーディネーターとブラジルでのロータリー研究会委員長も歴任。

    会計士として、RI理事会に分析的かつ戦略的に取り組み、会員増強員においても貢献。成功するクラブは目的と使命に支えられて繁栄すると信じている。「目的がなければ、集まる理由はありません。機能するクラブとは、明確な目標を持ち、積極的にその達成に向けて取り組んでいるクラブです」

    ロータリー以外では、家族との旅行やビーチでの時間を楽しむ。二人の娘はいずれもロータリー青少年交換に参加しており、家族全体がロータリーの使命に深く結びついていることを示している。

    ロータリー財団の功労表彰状を受賞。妻ソニアさんと共に、メジャードナーとして財団を支援。

  • ジェニファー A. スコット

    2025-27年度理事
    Central Blue Mountainsロータリークラブ
    オーストラリア、ニューサウスウェールズ州

    環境法分野での経験を有する弁護士、調停人、および紛争解決の専門家。マッコーリー大学で法学士号と環境法学の法学修士号を取得し、ウェスタン・シドニー大学で紛争解決の修士号を取得。同大学で最近、コミュニティ・フェローに選出される。

    1996年からロータリアンとして活動し、2007-08年度に第9685地区ガバナーを務めた後、数多くの役職を歴任。新型コロナの影響で対面式とバーチャル形式で開催された2022年国際協議会において、研修リーダー、セミナー研修者、モデレーターとして貢献。また、ロータリーの定款・細則委員会、選挙審査委員会、2019年ハンブルク国際大会委員会の委員のほか、2024年シンガポール国際大会委員会の委員長を歴任。現在「End Polio Now:歴史をつくるカウントダウン」キャンペーンの地域副委員長、およびロータリー財団専門家グループ(Cadre)メンバー。

    インドのチャンディガルで開催された全国予防接種日(NID)の活動に参加した際、ポリオ根絶活動の成果を目の当たりにし、ロータリーの人道的支援活動に深く関わるようになる。「数週間、何千人もの人が何百万人もの5歳未満の児に予防接種を行い、その一員として参加しました」

    夫のイアンさんと共に、Sustainable Cambodiaの活動に積極的に関与。このロータリー主導のイニシアチブは、教育、安全な水の利用、持続可能な農業を統合したアプローチで、カンボジアの農村コミュニティの自立を支援。現在までに56のコミュニティにおいてより自立した状態を達成し、さらなる成長を遂げるへための支援を提供。また、六つの学校で生徒2,400人の教育を支援し、そのうち460人が大学に進学。「私たちは教師を支援し、生徒と家族を支援し、村人と協力して活動しています。このプロジェクトは現在も拡大し続けています」

    また、モンゴルの法的枠組みの整備においても重要な役割を果たし、家事調停に関する裁判官とソーシャルワーカーの訓練を行う職業訓練チームを率いる。モンゴルのロータリー会員との協力を通じて、現在モンゴル議会で審議中の「家族法」の制定に貢献。

    職業生活とロータリー活動の両方で、対立がエスカレートする前にオープンな対話を促進し、問題を解決する重要性を提唱。「対立のない世界を考えてみてください。変化は起こらないでしょう。異なる意見を持つことは健康的なことであり、ほかのアイデアに耳を傾け、必要に応じて困難な会話をする能力が必要です」

    2023年、オーストラリア勲章を受章。オーストラリア空軍退役空軍准将である夫も1996年に受賞。

    職業とロータリー以外の分野では、ハイキング、トレイルランニング、ガーデニングを愛好する。ヨーロッパの巡礼ルートを歩き、聖ヤコブの墓に到達。

    夫のイアンさん(ロータリアンで2014-15年度ガバナー)と共に、ロータリー財団のメジャードナー、遺贈友の会会員。ロータリー財団の功労表彰状を受賞。

  • ウィン・スピラー 

    2025-27年度理事 
    Grass Valleyロータリークラブ
    米国、カリフォルニア州

    ルイジアナ州出身。ロータリアンを父に持ち、ルイジアナ州立大学で心理学の学位を取得。教師としてキャリアをスタート。夫と共にカリフォルニア州に移住後、子供服の店舗を共同経営した後、家族が一部出資して設立されたワイナリー事業に転身。

    カリフォルニア州ネバダシティのNevada City WineryのCEO兼取締役会長として、同ワイナリーの重大な変革を主導し、統合と法人化、歴史的な修復と生産施設の拡張を監督。このプロジェクトは、歴史的な中心街における最優秀新築賞を受賞。2014年に引退。

    1994年からGrass Valleyロータリークラブの会員として熱心に活動。恒久基金/大口寄付アドバイザー、ロータリー財団地域コーディネーター、RI会長代理、国際協議会ファシリテーター、2022年規定審議会ラーニングリーダーなど、数多くの役職を歴任。ガバナンス、戦略計画、チームビルディングの専門知識をもってロータリーでの活動に貢献。人びとに機会を提供し、その成長を後押しするのが最良のリーダーであると信じている。

    インドでの全国予防接種日(NID)に参加し、グローバルパートナーと会い、ポリオワクチンの投与活動を経て、ポリオ根絶への決意をさらに深める。国際奉仕に惹かれて、補助金プロジェクトの立案と研修を支援し、メキシコとウガンダでの病院支援プロジェクトに参加。2005年、夫と共にウガンダのBwindi Impenetrable Forest付近の遠隔地を訪れ、木から点滴バッグが吊るされた小さな病院を支援。最も印象深い記憶は、重篤な子どもの命が好転した瞬間を目撃したこと。

    平和構築の活動として、ロータリー平和センターへの支援、ロータリー平和フェローとの協力、平和のための冠名基金の設置支援が含まれる。ロータリー青少年交換プログラムの熱心な支持者として、地区青少年交換委員長を務め、ホストマザーとしての役割も担う。「平和は私たち一人ひとりにかかっています。共に力を合わせれば、本当に世界を変えられると信じています」

    ロータリー以外でも地域社会で活躍し、ノーススターの歴史保存協会(カリフォルニア州初の女性建築家として知られるジュリア・モーガンの初期設計の一つである歴史的なNorth Star Houseを管理・修復)の財務長を務める。旅行を趣味とし、3人の成人した子とども2人の孫との時間を大切にしている。

    ロータリー財団の功労表彰状を受賞。夫のスティーブさんと共にメジャードナー、遺贈友の会会員、ポール・ハリス・ソサエティ会員、ポリオプラス・ソサエティ会員。

  • スーザン・ステンバーグ

    2024-26年度理事
    Östersund Åreロータリークラブ
    スウェーデン

    大学生向けの事業開発・経営研修を専門とするコンサルティング会社を経営。また、10代青少年向けの夏期スクールプログラムを運営し、起業家精神、イノベーション、経済学、ビジネス法を教える。

    米国カンザス州にロータリー青少年交換学生として留学した経験を持ち、ワシントンD.C.のジョージタウン大学で販売とマーケティングのコースを受講した後、スウェーデンに帰国してIT分野で働く。マイクロソフトに勤務し、最初はビジネス開発、その後は学習・研修を担当してマイクロソフト大学プログラムの立ち上げやスウェーデンのIT専門職向けの認定制度の確立に貢献。同社のスウェーデン支社の幹部チームで働き、北欧諸国の中小企業マーケティング、教育、認定プログラムを監督した後、20年間勤務した同社を退職。

    スウェーデン国内の複数の大学と共同でオーレに起業支援事業を立ち上げ、地元企業のイノベーションを推進するサイエンスパークを開発。スウェーデンの多くのスタートアップや上場テクノロジー企業の理事を歴任。「ロータリー活性化のために革新的な文化を築く手助けをしたい」と話す。

    2009年にロータリー入会。規定審議会の代表議員、地区研修リーダー、ロータリーコーディネーター、ガバナーエレクト研修セミナーのラーニングファシリテーター、ロータリー財団地域コーディネーターを歴任。

    毎年オーレでロータリーワイルドキャンプを実施し、スウェーデン国内のすべてのロータリー青少年交換学生を招いて自然の美しさを楽しんでもらっている。「私がロータリーを誇りに思うのは、このような活動があるから。ロータリーは一度に一人ずつ人生を変えている」と述べる。

    北欧地域の女性ロータリー会員のグループであるWomen in Actionのメンバーとして、リトアニアの病院への保育器の提供などさまざまなプロジェクトに取り組む。自身が大切にするテディベアのインスタグラムアカウントを持ち、ポリオ根絶のための募金を支援。

    ロータリー以外では、スカウト活動や難民の就職支援ボランティアに力を入れる。趣味はスキー、カヤック、サイクリング。

    夫のゴランさんと共にメジャードナー、ポール・ハリス・ソサエティ会員、第2230地区ポリオプラス・ソサエティの会員としてロータリー財団を支援。

  • ダニエル V. タナセ

    2024-26年度理事
    Suceava Bucovinaロータリークラブ
    ルーマニア

    1992年に共同設立したAssist Software SRL社(ソフトウェア研究開発)の共同経営者で、現在の従業員数は360名。eコマース、セキュリティ、ヘルスケア、ゲーム用モバイル・Webベースのカスタムビジネスアプリケーションの開発など、アウトソーシングプロジェクトを専門に扱い、2016年にはルーマニア商工会議所からIT研究開発会社として国内トップにランク付けされる。

    ブカレスト大学で物理学と原子炉工学の修士号を取得し、英国のオープン大学で経営学修士号を取得。

    2002年にクラブ創立会員としてロータリーに入会。ロータリーコーディネーター補佐、ロータリーコーディネーター、ブカレストでのロータリー研究会実行委員長、RI会長代理を複数回歴任。研修に力を注ぎ、国際協議会、ガバナーエレクト・ラーニングセミナー、ロータリー研究会でラーニングファシリテーターを務めた。現在はDEI(多様性・公平さ・インクルージョン)諮問委員会と参加者体験委員会のメンバー。

    クラブ会長時代には、危機下にある子どもや孤児を支援するクラブ初の社会奉仕プロジェクトでリーダーシップを発揮。このプロジェクトは後に、ルーマニア国内で3,000人以上の子どもを支援する地区イニシアチブに成長。クラブはまた、地元で毎年開催され、約1万人が来場するクラシック音楽の野外コンサート「Autumn Symphonies」を協賛。コンサートの休憩時間にロータリーの奉仕プロジェクトを紹介するビデオを上映し、募金を行っている。「通常、7~8分で12,000~15,000ユーロ(約200万~250万円)の募金が集まる。ロータリーについて市民に知ってもらう絶好のチャンス」と話す。

    ロータリーで人間的に成長できたことで謙虚さも深まり、「ほかのクラブを訪れて自分よりも寛大な大勢の人と出会い、その献身と意欲に驚かされる」と話す。

    Assist Humanitarian財団を共同設立して疾病予防プロジェクトでロータリーと協力し、ロータリー財団から感謝状を受ける。重度障がい児のデイサービス施設であるBlijdorp Romania Associationの理事も務めた。

    趣味は、登山、ハイキング、スキーと囲碁。経営管理に関する本、短編小説集、ロータリーハンドブックを執筆し、イベント等で配布している。

    超我の奉仕賞の受賞者。妻のマルレナさんと共にメジャードナーとしてロータリー財団を支援。

  • ハリエット・フローレンス・ヴェルウェイ

    2025-27年度理事
    Leiden-AMロータリークラブ
    オランダ

    スリナムでオランダ国籍として生まれ、医師になる夢を追求して18歳でオランダに移住。オランダのライデン大学より医学博士号を取得し、その後博士号を取得。ライデン大学医療センターで34年間、心臓病学に専念。 

    心臓移植が不可能な場合の慢性心不全の代替治療法として、左心室補助装置の活用を先駆的に導入。彼女が作成した治療プロトコルは国際的に採用され、心臓病学分野での功績が称えられ、2017年にオランダ国王からオラニエ=ナッサウ勲章司令官章を受章。

    2002年、患者の一人からの招待を受けてロータリーに入会。初期の活動には、聴覚障害児のための全国音楽コンサートの企画などが含まれ、これが自身にとって転機となる。 

    「子どもたちは、お腹の近くに空気入りの風船を優しく押すことで(音楽の振動を感じ)、人生で初めて音楽を体験しました。その喜びと興奮は決して忘れることのできないものとなり、私は生涯のロータリアンになりました」

    オランダ初の黒人ガバナーであり、自身のゾーンから選出された初の女性理事。第1600地区ガバナーとして、青少年の参加促進とローターアクトを優先課題として取り組む。また、2019-22年度にロータリー財団地域コーディネーターを務め、ロータリーIHEデルフト水教育研究所の奨学金プログラムを支援。

    インドの全国予防接種日(NID)に参加し、ロータリーのグローバルなネットワークを体験。 

    「私の目標の一つは、会員にクラブの枠を超えて活動に参加してもらうことです。ロータリーは世界最大のNGOの一つであり、ロータリーへの帰属意識を見出しとき、人は自分たちが持つ大きな可能性に気づくのです」 

    会員ではない人もロータリーで帰属意識を育めると述べ、自身もライデンにあるオランダ黒人女性起業家・専門職協会(Dutch Association of Black Female Entrepreneurs and Professionals)でのボランティア活動を通じてそれを経験したと話す。

    「一部の人は、自分の背景や肌の色から、ロータリーに属するべきではないと考えていますが、彼らもロータリーに参加すべきです。ロータリーで貢献するための多くの能力・スキルがあり、彼らが想像する以上にロータリーを素晴らしいものにする力を持っています。私は有色人種の人びとにロータリーへの参加を強く勧めます。なぜなら、ロータリーでは誰もが価値ある存在だからです」

    ロータリー以外では、心臓病の疑いがある女性のためのより良い診断と治療を推進するキャンペーンを牽引。また、ライデン大学基金の理事会や、BuZz財団(ライデン在住の移民を支援)の諮問理事会など、複数の理事会にも参加。

    余暇には、料理、ガーデニング、散歩、そして歴史的な都市の探訪を楽しむ。De Rots Ministries(キリスト教教会)のメンバーとして、家族と信仰に献身している。 

    ポリオプラス・ソサエティ、メジャードナーおよび遺贈友の会会員として財団を支援。

  • ジョン・ヒューコ

    事務総長兼最高経営責任者
    Kyivロータリークラブ
    ウクライナ

    国際ロータリーとロータリー財団の事務総長兼最高執行責任者。

    2004年から2009年にかけて、世界の最貧国に対する援助を行うために2004年に設立された米国政府機関、ミレニアム・チャレンジ公社の副社長として活躍。アフリカ、アジア、南米、中東、旧ソ連の26カ国に対する対外支援協定の主要交渉人を務め、インフラ、農業、水と衛生、保健、教育プロジェクトのために、18カ国への総額63億ドルの支援協定の交渉をまとめた。

    それ以前は、法律事務所Baker & McKenzieの国際パートナーとして、新興国での国際的な企業取引に従事。また同事務所のモスクワ事務所の設立にも携わり、キエフとプラハの事務所のマネージングパートナーを務める。

    1990年代はじめ、ウクライナ駐在中に、ソ連解体後のウクライナ新憲法の初期草案を作成するグループを支援。キエフで最初のロータリークラブの創立会員となる。

    研究者のためのウッドロウ・ウィルソン国際センターの公共政策学者、ジョージタウン大学法学部の非常勤教授、カーネギー国際平和基金の客員研究員としての経歴をもち、米国や国際的な主要出版物に論文や記事を掲載したほか、旧ソ連、中欧、アフリカ、中南米にまつわる政治やビジネスの問題について幅広く講演を行う。米国外交問題評議会メンバー。

    ハーバード大学から法学士号、オックスフォード大学から近代史の修士号(マーシャル奨学生として留学)、ニューヨーク州クリントンのハミルトン・カレッジから統治・ソビエト研究の学士号を取得。

    事務総長として国際ロータリーの世界本部(米国イリノイ州エバンストン)と世界7カ所にある国際事務局の800人の多様なスタッフを率いる。妻マーガさんともに財団のメジャードナー。エバンストン在住。

2025-26年度RI理事会委員会

執行委員会

定められた方針に従い理事会に代わって行動し、ガバナンスおよびその他の重要事項に関して理事会に助言を与え、RI財務委員会から理事会に報告するための推奨事項を検討します。

委員長

ダニエル C. タナセ 

委員

マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ

サンクー・ユン

アラン・ヴァン・デ・ポール

パトリック・イークス

サルバドール・リッゾ・タバレス

クリスティーン・エティエンヌ

リエゾン

アン-ブリット・アセボル

 

運営委員会

以下の委員会から理事会への報告のための推奨事項を審査します:選挙審査委員会、地区編成委員会、審議会運営委員会、定款細則委員会。

委員長

トリチャール・ナラヤン・スブラマニアン

副委員長

チャールズ・パトリック・イークス

委員

ギム・ボク・チュウ 

クリスティーン・エティエンヌ 

ルアン・フォン・リン 

サルバドール・リッゾ・タバレス 

スーザン・ステンバーグ     

 

プログラム(参加者体験)委員会

会員増強委員会、RIプログラム委員会、国際大会委員会、合同テクノロジー委員会、合同コミュニケーション委員会、合同ラーニング委員会、および合同DEIタスクフォースからの理事会への報告に関する推奨事項を検討します。

委員長

エンリケ・ヴァスコンセロス

副委員長

アラン・ヴァン・デ・ポール

委員

アニルダ・ロイ・チョウドリー

イヴ S. コンウェイ-ガジ

水野 功

ダニエル V. タナセ

ヨン・ホ・ユン

 

理事会の規定審議会諮問委員会

決議審議会および規定審議会に関し、理事会に助言を提供します。

委員長

トリチャール “ラジュ” スブラマニアン

副委員長

ダニエル C. ヒメルスパック

委員

サルバドール・リッゾ・タバレス

スーザン・ステンバーグ 

ロンダ E. スタッブス

 

最近の理事会決定

理事会会合の開催日

RI委員会