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世界中で活躍する「世界を変える行動人」

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ハイチ

オデット・コンスタントさんは16歳で家族とともにハイチの首都プルトー・プランスからニューヨークへと移住しました。2010年1月12日に大地震が起きると、コンスタントさんは啓発、健康推進、栄養指導、地域の衛生を専門とするHaiti Health & Rehabilitationという団体の設立に助力しました。2017年後半にはハイチの仮孤児施設での活動に専念しましたが、そこで目にした子どもたちの状況は悲惨なものでした。そこで彼女は、子どもたちを新しい施設へと移し、そこの責任者となりました。2019年にコンスタントさんを会員として迎えいれたフロリダロータリーEクラブが、孤児施設への周知と推進を支援しています。

ガーナ

ゴミが詰まった下水道が洪水を起こしていることを知り、会員27名のホー・ローターアクトクラブが行動を起こしました。ガーナ、トーゴ、ウガンダのローターアクトクラブとロメゼニス・ロータリークラブ(トーゴ)が資金と人手を提供し、ローターアクターたちは昨年7月に市内の主なポイントに10個のゴミ箱を設置。「130名のボランティアが参加してくれました」とホー・ローターアクトクラブの会長プリンス・コトコさんは言います。ゴミ箱設置の後、9月28日に清掃作業が行われ、ボランティアが側溝から沈泥を取りのぞきました。「この街ではこれまでで最大規模の清掃となり、参加したボランティアは300人近くに上りました」

2017年、EU加盟国が82万5000名に市民権を付与

フィンランド

ヘルシンキインターナショナル・ロータリークラブの会員は、2017年以降、アフガニスタンやイラン、イラク、シリア出身者が大半を占める110名を超える移民・難民を対象に研修を実施してきました。その内容は、職業訓練や、履歴書の書き方、新しい文化への適応など。Stockholm School of Economicsエグゼクティブ教育プログラムと提携してHanken School of Economicsを通じて提供されるプログラムを修了後、卒業生たちはフィンランドの企業で3カ月間研修を受けることができる、とクラブ会員のサム・エリック・ラットマンさんは説明します。「研修後、3名がプログラムのおかげで正規の仕事に就くことができました」とラットマンさん。

写真提供:カンループスウェスト・ロータリークラブ

カナダ

B.C. Wildlife Parkに資金面での支援を何年間も行ってきたカンループスウェスト・ロータリークラブ(ブリティッシュコロンビア州)の会員たちは、106エーカー(約42万平米)の保護区内に自分たちの活動場所を見出しました。クーガー、オオヤマネコ、アカオオヤマネコ、ロッキービッグホーン、ホッキョクオオカミ、ヘビの生息地を豊かにするために、同クラブはハチドリ、蝶、蜂、望ましい昆虫を惹きつけるポリネーター(花粉を媒介虫)ガーデンを造りました。

昨年5月にカンループスで行われた第5060地区大会で、ロータリアン、ローターアクター、ロータリー青少年交換学生など、第5040地区と第5060地区の40名のボランティアが土を敷き、キツネノテブクロ、チューリップ、ラベンダー、ウーリータイム、ロシアンセージ、コーンフラワーを植えました。「花粉を媒介する虫に好かれるものや、干ばつに強い植物が多く選ばれました」と、第5060地区の前ガバナーでカンループスウェスト・ロータリークラブ会員のシェリー・チェンバレンさんは、この2,300ドルのプロジェクトについて説明します。カンループスウェストのほかに、公園を熱心に支援しているカンループス・ロータリークラブとカンループスデイブレイク・ロータリークラブも資金と人手を提供。「作業が終わったら、ふたつの地区が現地で交流会を開きました」。10月にはクラブ会員たちがふたたび公園を訪れ、3,800ドルかけて、土壌と小石をさらに敷き、植物を追加し、フェンスとベンチを設置しました。

アメリカンケネルクラブが認定する犬種は193種

スリランカ

人類の友を祝ってコロンボセントラル・ローターアクトクラブが10月に開催した犬のカーニバルに、200匹の犬と飼い主が集いました。カーニバルの目玉は、ドッグショーと、ベストコスチューム賞やベストトリック賞、一番人気賞をめぐるコンテスト。主催者は時代遅れとなったスリランカの動物虐待法の改正を求める署名を募りました。署名を行ったのは参加者だけではありません。クラブ会員のプラモダ・ウィーラセカラさんによると、カーニバルへの参加と法改正の支持を示すために、参加犬も足型を押しました。改正案では、動物を故意に死なせた場合には実刑判決などの重罰化を求めています。

 

• 『The Rotarian2020年3月号の記事より