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ロータリーと国連環境計画のパートナーシップ

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自然生態系を守り、持続させるためのカギは、生態系の近隣にあるコミュニティに関与を促し、啓発し、モチベーションを与えることです。このため、「淡水保全のためのコミュニティアクション」イニシアチブでは、地域社会を基盤とするロータリークラブとローターアクトクラブが重要な担い手となります。

「淡水保全のためのコミュニティアクション」(Community Action for Fresh Water)は、ロータリーと国連環境計画(UNEP)のパートナーシップにおける代表的なイニシアチブです。このイニシアチブでは、「環境」の重点分野と一致する淡水の生態系の保全・回復のために、ロータリーとローターアクトの会員が地域社会と協力します。ロータリーと国連のこの戦略的パートナーシップは、2023年に発足しました。

健全な淡水生態系は社会の繁栄と活性化に欠かせないものですが、気候変動、自然・生物多様性の喪失、汚染によって、これらの生態系が脅かされています。世界各地のロータリー会員は、淡水生態系の保全と回復に既に活発に取り組んでいます。

「淡水保全のためのコミュニティアクション」は、UNEPとロータリー第9212地区(エリトリア、エチオピア、ケニア、南スーダン)が2020年に開始し、世界各地に広がった「Adopt a River for Sustainable Development」(持続可能な開発のための河川支援)試験的プログラムにおける淡水生態系の保全と回復の成功を土台としつつ、そこから学んだことを活かしてさらに拡大するものです。

このパートナーシップは、ロータリー会員のリソースやボランティア動員力と、UNEPの専門知識を結びつけることで、さらに持続可能で長期的な環境へのインパクトを与えることを目指します。UNEPは、国連システムにおける環境分野の主要機関であり、生物多様性を含め、世界の自然と天然資源の保全・改善・支援に取り組んでいます。

会員が「淡水保全のためのコミュニティアクション」に参加する方法

ロータリークラブとローターアクトクラブが、単一または合同で、地元の河川、湖、入り江、天然貯水池、湿地帯の保全と回復に取り組むことを決定します。

その後、地元の他団体や住民と協力して、地元の水域が直面する主な脅威を特定し、関連する地元団体と連携して活動計画を立てます。

手始めに、河川清掃デーや地域社会の啓発キャンペーンを実施するのもよいでしょう。その後も、クラブが継続的に回復・管理の活動を行い、基本的な水質を計測し、プロジェクトの計画を立てることができます。市民科学や見受けられる環境問題について意思決定者に伝えるなど、さらに一歩進んだ活動を行うこともできます。

ロータリークラブとローターアクトクラブは、「淡水保全のためのコミュニティアクション」の中心的存在となって、非政府団体、民間企業、自治体や政府機関と密に協力して地元の淡水生態系を改善し、好ましいインパクトを生み出すことができます。

国連の持続可能な開発目標(SDGs)に向けた活動

このパートナーシップは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)、特に、水・衛生(目標6)、気候変動(目標13)、陸上資源(目標15)に関する目標を達成することを目指しています。

クラブが既に淡水資源の保護に取り組んでいる場合、または淡水の回復と保全に取り組む計画が整った場合には、以下のフォームからプロジェクトの詳細と連絡先をお知らせください:

リソース

淡水保全のためのコミュニティアクション -- よくある質問 (PDF)

お問い合わせ

ご不明な点がありましたら、CAFW@rotary.orgまでご連絡ください。