世界中のロータリープロジェクト(2026年8月)

米国、カナダ、英国、タイのロータリークラブによる活動についてご覧ください。

文: BRAD WEBBER
2026年8月20日

米国

住宅リフォームを紹介するHGTVの人気番組『ホームタウン・テイクオーバー』がフロリダ州中南部の小さな町セブリングを特集した後、のどかなこの町の魅力を体験しようと多くの観光客が訪れるようになりました。しかし、一つ問題がありました。観光客用のトイレが不足していたのです。そこで4月、セブリング・ロータリークラブは、数カ月におよぶ建設プロジェクトを経て、町の中心部近くに公衆トイレを設置。「空調設備、おむつ台、バリアフリー設備を備えた安全で機能的なトイレを設置することは、ごく当然のことのように思えました」と、クラブ会員のデブラ・ワイザーさんは語ります。会員たちは、設計、建設、空調、電気工事などの専門サービスを無償で提供。また、ほかの会員が割引価格で建物の塗装を請け負い、ロータリアンである市職員たちは許認可の手続きの迅速化や手数料免除に協力しました。


カナダ

オンタリオ州のサーニア・ブルーウォーターランド・ロータリークラブが毎年開催する古本セールは、25年以上にわたり恒例行事となっています。「この活動を続けているのは、私たちが大の読書好きだから。地域の人たちに手頃な価格で良書を届けたいと思ったんです。もちろん、地元の非営利団体を支援するための資金を集める素晴らしい方法でもありました」と、コーディネーターのデール・ウィルコックスさんは語ります。1月に実施したセールでは42,000米ドル以上が集まり、売れ残った本は、ラトビアに駐留するカナダ軍部隊を含む複数の団体に寄贈されました。「兵士たちはすでに膨大な蔵書の中からお気に入りの一冊を見つけ、枕元に置いたり、任務先へ持参したりしています」と、コリーン・グレブスタッド中佐は同クラブ宛ての手紙で報告しています。

8

米国における人口10万人あたりの公衆トイレ数

10,000冊以上

カナダ企業が毎年出版する書籍数

英国

ボーダーランズ・ロータリークラブ(パスポートグループ)の会員たちは、「ポリオプラス・ソサエティ・ケンネルクラブ」のことを知ると、愛犬たちを大喜びで登録しました。地区主導のポリオプラス・ソサエティの発展形であるこのケンネルクラブでは、ペット(正確にはその飼い主)が毎年100ドル以上をポリオプラスに寄付することを誓約するお返しとして、ペットにぴったりの赤い「End Polio Now」バンダナをプレゼントしています。「ケンネルクラブはどんな種類の動物でも歓迎します」と、このクラブの会員であるベス・トムソンさん。「メンバーは主に犬ですが、ペットの羊(スイス原産のヴァレー・ブラックノーズ種)もいますよ」。2023年に設立されたこのクラブは、会会員がポリオプラス・ソサエティのメンバーとなっており、ポリオ根絶に年間約5,500ドルを寄付しています。朝食例会にペットを連れてくることはありませんが(「たぶん大混乱になる」とトムソンさん)、ゴードン・マッキナリー元RI会長(夫人のヘザーさんはこのクラブの2025-26年度会長)を説得し、ケンネルクラブのアイドルであるペットたちとの記念撮影を実現しました。


タイ

クレーンやドローンを使った「ゴルフボール落とし」は珍しくありませんが、タイ北部の緑豊かな丘陵地帯にあるチェンマイ・インターナショナル・ロータリークラブは、それをさらにスケールアップしました。1月31日に開催された第6回チャリティー・ボールドロップ大会で、係留型の熱気球を使い、番号付きのゴルフボール300個をグリーンへ投下。ホールに最も近く着地したボール、またはホールインしたボールには商品券が贈られるという仕組みで、今年のイベントでは、子どもたちを支援するプロジェクトのための約4,000ドルが集まりました。このイベントの収益自体はクラブの全募金額と比べて大きくありませんが、「地域や世界から大きな注目を集めており、新たな寄付者や入会者とつながる絶好の機会となっています」と、クラブ会員のジョン・ショアさんは述べています。

このストーリーは、『 Rotary』誌2026年8月号に掲載されたものです。

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