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世界中で活躍する「世界を変える行動人」

2023年5月

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2022年インターアクト賞に向けて、300以上のインターアクトクラブが自分たちの成果を紹介するビデオ、写真、エッセイを提出しました。今月は、コンテストの参加クラブの中から一部のクラブをご紹介します。受賞者の情報は on.rotary.org/2022interactawards をご覧ください。

パナマ

ペノノメ・インターアクトクラブは、人助けと環境保護を両立しています。1月、12人のクラブ会員が、地元コクレ県リオ・ハトの海岸に集まり、ロータリアンやほかのボランティアと一緒に20袋分のゴミを撤去しました。「海岸はレクリエーションの場であると同時に、絶滅の危機に瀕している多くの動物種の生息地でもあるため、このプロジェクトを実施することにしました」とクラブ会長のアレハンドラ・ロドリゲスさんは話します。これまでのプロジェクトでは、学用品やおもちゃを詰めたリュックサックを子どもたちに提供したり、子どもたちが通う学校でのファミリーデーを開催したりしました。

米国

新型コロナウイルスの流行によって悪化した食料不安に対応するため、ニュージャージー州のマディソン・インターアクトクラブは、2020年7月、教会を通じて運営されている食料配給所を支援するための食料収集プロジェクトを開始しました。マディソン高校の生徒たちはオンラインアンケートとチラシを作成し、寄贈者の関心を調べました。その結果、100以上の家庭や企業が参加し、隔週の土曜日に食品を詰めた容器を提供してくれました(身体的接触を避けるため、ドア付近に容器を置く方法を採用)。インターアクター、保護者、その他のボランティアは、アプリを使って効率的な集荷ルートを手配し、寄贈を申し出てくれた人たちと連絡を取り合いました。このマディソン・エンドス・ハンガー・プロジェクトは、3,500袋以上の食品を集め、募金サイトを通じて約4,500ドルを別の食料配給施設に寄付するという優れた結果を残しました。マディソン・ロータリークラブ会長のダグ・ウイリスさんは次のように話します。「このプロジェクトを高く評価しています。私たちは二つの上級生クラスと協力したのですが、ご家族から寄せられる支援や子どもたちの意欲が尽きることはありませんでした」

  • 297.00

    パナマの絶滅危惧種の数

  • 657.00,000 以上

    ニュージャージー州内の食料不安をかかえる人の数(2020年)

英国

ウェールズのクローセーシリオグ・スクール・インターアクトクラブのメンバーは、支援プロジェクトとして、家族や友人、教師に花模様やハート、蝶などのデザインをかぎ針編みしてもらうようお願いしました。毛糸で編まれた作品が届くと、それをいろいろな場所にランダム(中には有名な像にも)に置くのですが、インターアクターたちは、それを見つけた人たちが元気になるようなメッセージを添えます。クラブの顧問でヘンリーズ・ロータリークラブ会員のプリッティ・デイヴィスさんは、「私たちのフェイスブックページで、一般の人たちがかぎ針編みの作品の写真を投稿できるイベントを開催しています」と話します。昨年の夏にクラブが発足して以来、会員たちは世代を超えたお茶会を催し、フードバンクのためのカレンダーや品々を何百と集めてきました。

ネパール

カトマンズのゴールデンゲート・インターナショナルカレッジ・インターアクトクラブは、インクルージョンを育むことを目的とした卓球大会を企画し、障がいのある人たちを招待しました。このイベントは、三つの聖なる川の合流点を意味するサンスクリット語「トリヴェニ」と名付けられました。「多様性、公平さ、インクルージョンという三つのテーマをプロジェクトに統合したことから、その名を付けました」と、クラブ会長のシャイリナ・ライさんは話します。7月、約18人のクラブメンバーが地元スポーツクラブの代表者とともにイベントを開催し、ラリトプール近郊の歴史あるパタン・ダルバール広場で約200人が参加しました。

  • 1847.00

    英国初のかぎ針の特許が発行された年

  • 1.90%

    ネパール国内の障がいがある人の割合(2011年)

中国

ダリッジカレッジ上海浦東インターアクトクラブのメンバーは、同級生にアンケートを取った結果、多くの生徒が自分の外観に否定的な印象を抱き、苦しんでいることを知りました。そこで3名のメンバーが自分の身体に対する肯定感を推進するためのグループを結成し、インスタグラムのアカウントを作成しました。男性のボディイメージや生理の正常化といったトピックに関するインフォグラフィックをデザインし、専門のカウンセラーがいるヘルプラインへのリンクを付けました。また、メンバーたちは、学校のトイレに、ホワイトボードマーカーで励ましのコメントを書いた「ミラーメッセージ」を設置しました。「複数の生徒がクラブに参加し、私たちのメッセージの普及とビジョンの拡大に協力したいと言ってくれるなど、ポジティブなフィードバックを受けました」とインターアクターは述べています。

この記事は、Rotary 誌の2023年5月号に掲載されました

ロータリーのプロジェクトは世界中の地域社会で変化をもたらしています