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年度を振り返る

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未来のために財団を強化する

2020年7月にロータリーの新年度が始まったとき、新型コロナの世界的流行が始まってから既に4カ月が経過していました。周囲の環境は変わり、それに合わせてロータリーも進化してきました。 

コロナ禍により、「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的なかかわりを促す」「適応力を高める」という取り組みを加速させることがいかに重要であるかが明らかになりました。

地域社会/コミュニティが必要としているつながりを築き、奉仕とアドボカシーを行うことで、ロータリー会員がもたらした変化の一部をご紹介します。

  • 8月、世界保健機関(WHO)が、アフリカ全域(47カ国)における野生型ポリオウイルスの根絶を発表しました。この公衆衛生上の達成により、世界からポリオをなくすことが可能であることが示されました。ロータリーは、それを実現します。 
  • ホルガー・クナークRI会長は、ロータリアンとローターアクターによる協力関係を強調、奨励するために、三つのバーチャル会長主催会議(ブラジル、ナイジェリア、米国)を開催しました。出席者は、次世代の会員のための未来を確保する戦略について話し合いました。 
  • 以前からロータリーの重要な活動目的であった「環境」が正式に重点分野となりました。ロータリー会員は、この分野を指定した寄付をしたり、気候変動や環境悪化の影響に対応するためのグローバル補助金に申請したりできます。
  • ロータリーは、「Partners for a Malaria-Free Zambia」(マラリアのないザンビアのためのパートナー)プログラムに、最初の大規模プログラム補助金200万ドルを授与しました。成果が実証されているこのプログラムは、3年から5年をかけて展開され、ザンビアの10地域でマラリア症例の減少を目指します。このザンビアでのプログラムから得られた教訓は、世界中のクラブや地区と共有され、さらなるインパクトの強化に生かされます。 
  • マケレレ大学(ウガンダ、カンパラ)のロータリー平和センターで、平和フェロー第1期生が、平和構築、紛争解決、リーダーシップ開発を学ぶ1年間の専門能力開発修了証取得プログラムを開始しました。タイのバンコクにあるチュラロンコーン大学の平和センターでも、これまでの3カ月間のカリキュラムから1年間の修了証プログラムへと変更しています。オットー&フラン・ウォルター財団(Otto and Fran Walter Foundation)が、中東または北アフリカに平和構築および開発に焦点を置いたロータリー平和センターを新設するため、ロータリー財団に1550万ドルの寄付を誓約しました。
  • ロータリーは、会員やプログラム参加者のための学習機会を創出するため、パートナー団体と協力しています。トーストマスターズインターナショナルでは、スピーチの作成やパブリックスピーキングなどのスキルを磨くために、リーダーシップやコミュニケーションのスキルに関する8つのコースを作りました。また、National Youth Leadership Council(青少年による奉仕学習分野の専門団体)は、青少年が地域社会の課題に対応するための方法を学べる「奉仕学習」のラーニングコースを提供しています。これは、未来のリーダーたちによる奉仕活動への末永いコミットメントを促すものです。
  • 4月7日の世界保健デーに、国内および世界で保健の改善に貢献している6名の会員を「世界を変える行動人:保健向上の推進者」として表彰しました。これらの会員は、エチオピア、インド、ニュージーランド、スリランカ、米国のクラブに所属しています。 
  • ロータリー会員は、ポリオとの闘いにおける数十年の経験を生かして、新型コロナウイルスに対する地元保健当局の取り組みを支援しました。会員は、診療所でのボランティア活動、誤った情報への対応、ウイルスの拡散防止に貢献し、ワクチンへの公平かつ平等なアクセスを提唱しました。  
  • ロータリークラブをベトナムで復帰させようと、ドイツ、タイ、イギリスのロータリアンが地元地域社会の人びとと協力しました。その結果、6月18日、サイゴン・ロータリークラブと、サイゴン・インターナショナル・ロータリークラブが加盟しました。
  • ロータリーにおいて「多様性、公平さ、インクルージョン」(DEI)を促進するために、包括性、多様なコミュニティとつながりを築く方法、ロータリーにおける少数グループの会員の経験などのトピックを取り上げたウェビナーシリーズを実施しました。また、会員アンケートを実施し、ロータリーに対する認識や経験について調査しました。調査結果をもとに、ポジティブな変化をもたらすための包括的な行動計画が策定されます。 
  • RI理事会は、ロータリーの「多様性、公平さ、インクルージョン」(DEI)タスクフォースからの助言を受け、DEIへのコミットメントを強調する声明を出しました。