国際大会で新しいVR動画を初公開
ロータリー国際大会中の6月13日(火)、ロータリーが新たに制作したVR(バーチャルリアリティ)動画「One Small Act(ワン・スモール・アクト)」の視聴会が行われ、約2,000人が参加しました。これほどの規模のVR視聴会は世界でも稀と言われています。
この動画は、紛争の影響を受けたある少女の旅をたどるもので、ポリオ撲滅や平和推進といったロータリーの活動に随所で触れています。ストーリーは観衆の心に触れ、強い感情と感覚を呼び起こす作品となっています。
クイリンディ・ロータリークラブ(オーストラリア)のアンガス・フレイザーさんも、ロータリー国際大会中のこのイベントに参加した一人でした。
「素晴らしい作品で、ある種の衝撃も受けました。最初は何が起こるかわかりませんでしたが、経験してとてもよかったと思います」とフレイザーさん。「この作品は見る人の視野を広げるでしょう。世界で惨事が起こる一方、助けの手を差し伸べる人びともいる。ロータリーはまさにそうした支援を提供する団体の一つです」
バーチャルリアリティは、「”ロータリーの魔法”を間近に見る」ことを可能にする、とジョン F. ジャームRI会長も付け加えます。
「One Small Act」を見るロータリアン。
参加者は、それぞれの国に帰ってほかの人にもぜひ動画を見せたいと話します。
「これは間違いなく人びとにプラスの効果をもたらすでしょう」と、ナイジェリアのレッキフェーズ1・ローターアクトクラブで活動するアンジェラ・オフィリさん。「ロータリーは進化し続け、それがひいてはさまざまな人びとの生活や人生に影響を与えることになります」
ロータリーは「One Small Act」以前にもVR動画を制作しています。昨年の世界ポリオデーに公開された「I Dream of an Empty Ward(ポリオ病棟に患者がいなくなる日を夢みて)」では、幼少時にポリオによって足が麻痺してしまった少女、アロキタさんのストーリーを紹介しています。