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ロータリーとシェルターボックス:協力関係が生み出す力

(イリノイ州エバンストン)6月3日、国際ロータリーは、災害救援プロジェクトのパートナー団体である「シェルターボックス(ShelterBox)」との3年間のパートナーシップを更新したことを発表しました。この独特な人道的提携を通して、20年近くにわたり、被災した多くの家族に住む場所を提供しています。

世界的なネットワークであるロータリーの会員は、地域社会、そして世界各地で持続的な変化をもたらす活動を行っています。一方、シェルターボックスは、災害で家を失った人々にシェルターなどの生活必需品を提供しています。

英国コーンウォール地方にあるロータリークラブとのつながりがきっかけとなって始まったこの取り組みは、現在、国際的な活動へと発展し、現在までに世界中で14万世帯分のシェルターボックス家庭用テントと、39万世帯分のシェルターキット(価格にして5400万ポンド以上)を提供してきました。

当初は2000年にヘルストンリザード・ロータリークラブによるミレニアムプロジェクトとして開始されたこの取り組みですが、世界各地のロータリー会員やクラブからの支援を受け、2012年、シェルターボックスはロータリーの災害救援プロジェクトにおけるパートナー団体となりました。以来、この関係によりシェルターボックスは災害救援団体として国際的に認知されるようになり、被災者に避難用シェルターを提供しています。

この協力は資金面での支援だけに収まらず、約1,000人のロータリアンがボランティアやスタッフとしてシェルターボックスの活動に携わっています。また世界各地のクラブが実用的な支援を提供し、災害や紛争から逃れてきた家族をより多く救うためにシェルターボックスをサポートしています。

近年の例としては、サイクロン「アイダイ」で家を失ったマラウイの人びとや、2018年の地震と津波で被災したロンボクの地域社会への救援活動があります)。

「シェルターボックスは2012年からロータリーの災害救援におけるプロジェクトパートナー団体となっており、このパートナーシップを更新してさらに3年間提携できることを嬉しく思っています」。国際ロータリーのジョン・ヒューコ事務総長はこのように語り、「このパートナーシップにより、世界各地のロータリアンがシェルターボックスと協力し、シェルターや生活必需品を必要とする被災地を支援することができます」と述べています。

「ロータリーとシェルターボックスは、今後も災害多発地域での防災訓練や必需品の備蓄を通して、協力を拡大していきます」とヒューコ氏は加えます。

キャロライン・ホワイト(シェルターボックス最高経営責任者代行)は次のように語っています。「いつ災害が発生しても、私たちにはロータリーがついています。初期の計画から事後評価まで、ロータリーの会員の皆さんが地域社会とのつながりを築き、配給の手配や遠隔地に住む困窮した被災者への支援を手伝ってくれます。(中略)このパートナーシップのおかげで、今のシェルターボックスがあります。シェルターボックスには世界に17の関係団体があり、各地で資金を調達しながら認知度を高めていますが、このような世界的なネットワークが築けたのもロータリーとの関係があったからです」

世界中のロータリークラブ会長も次のようにコメントしています:

マタラム・ロータリークラブ(インドネシア)のエース・ロビン会長は、2018年にロンボクを襲った大地震で被災した一人です。ロビンさんの家は無事でしたが、近所は破壊されました。政府主導の災害対応に関する取り決めにより、エースさんのクラブはシェルターボックスがインドネシアで救援活動を始める際に中心的な役割を果たしました。

この支援により、高齢者や妊婦、乳児がいる世帯など、被災した地域社会の中でも弱い立場にある人びとに仮設シェルターが提供されました。

エースさんは次のように言います。「シェルターの建て方や入居世帯の選び方など、シェルターボックスとの協力から学ぶことがたくさんありました。同時に、現地の人たちにロータリーの存在意義を示す機会にもなりました」

マラウイでは、今年3月にサイクロン「アイダイ」が引き起こした洪水により何万人もの人が家を失いましたが、ロータリアンが被災地域とシェルターボックスをつなげ、現地のニーズや文化の伝達に一役買いました。クラブの会員たちも一緒になって、およそ2,000世帯にシェルターを提供。またシェルターボックスの働きかけでリンベ・ロータリークラブも広域災害対策に加わり、洪水で農作物の被害を受けた地域社会に食料を届けることができました。

リンベ・ロータリークラブのエリック・チンカンダ会長は次のように語っています。「シェルターボックスとの協力は、素晴らしい経験となりました。困窮した大勢のマラウイの人びとを助けるために、1マイル(約1.6km)の距離を歩いただけでなく、家は奪われても望みを捨てなかった人たちの自信を取り戻すこともできました」

ヘルストンリザード・ロータリークラブ(コーンウォール)のジェームス・キングストン会長は次のように述べています。「ヘルストンリザード・ロータリークラブの会員は、国際ロータリーが今後もシェルターボックスをパートナー団体として認めたことを喜んでいます。私がクラブに入会したのはミレニアム・プロジェクトが始まる数カ月前でしたが、現在もシェルターボックスと提携していることを大変嬉しく思います。この団体が国際的な認知を得ながら災害救援専門の団体へと成長していく姿を見ることができるのは、とても素晴らしいことです。

統計その他

  • シェルターボックスによる災害対応のうち、90%をロータリーが支援
  • 英国内外でシェルターボックスの活動に従事しているロータリアンの数は約 1,000名
  • 2000年以降、ロータリーの支援者がシェルターボックスのために募金した金額は 5400万ポンド以上

国際ロータリーについて

リーは、世界各地で差し迫った人道的課題の解決に取り組むボランティアリーダーの世界的なネットワークです。200以上の国や地域に35,000を超えるロータリークラブがあり、120万人の会員がそれぞれのクラブで活動しています。地域社会で助けを必要としている人への支援から、世界からポリオを根絶する取り組みまで、会員一人ひとりが地域レベル・国際レベルでより良い世界づくりに尽力しています。詳細は www.rotary.org/jaをご覧ください。

シェルターボックスについて

シェルターボックスは、災害で家を失った世帯にシェルターなどの生活必需品を提供している団体です。詳細は www.shelterbox.orgをご覧ください。