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私たちのクラブ

若いリーダーをロータリーに導くには?

 

 

回答者:LaShonda Delivuk

Lynchburg-Morningロータリークラブ(米国バージニア州)、クラブ会長

1. あなたは23歳でロータリークラブに入会し、現在28歳ですね。入会を決めた理由は何ですか? 

私が住んでいる街では社会奉仕活動が重視されており、それでクラブのことを知りました。私のクラブでは、地域社会に注意を払って、どのようなニーズがあるか知らせてもらうようにして、毎年地域の発展に貢献するようにしています。一つの型にはまった活動を続けるのではなく、その時その時のニーズに積極的に取り組んでいるところが私は好きです。 

普段はお会いすることもないような多様な人たちがクラブにいて、本当に嬉しく感じます。前任と現任の市政代行官もクラブに在籍しています。市政代行官と話をする機会など普通はないと思いますが、今は友人となっています。また、CEOや会社幹部として長いキャリアを有するクラブ会員から、いろいろとアドバイスを受けることができます。夫と私は最近事業を始めたのですが、その際はクラブの人たちから起業のヒントを多く学びました。

2. ロータリーは、どうやって若い人たちにアプローチできると思いますか?

多くの人はロータリーについて知らないと思います。だから私は、ロータリーについて、またロータリーが何をしているかについて友人に話すようにし、自分のフェイスブックにも載せるようにしています。やはりクチコミが強力だと思います。また、自分が意欲的に取り組める奉仕プロジェクトを実施すれば、当然、それについて人に話したくなるでしょう。

ミレニアル世代の人たち(1980年~2005年ごろに生まれた世代)は、一方的に話を聞くことを好まず、対話をしたいと感じています。ミレニアル世代であれ、中年層または高齢者であれ、ちょっとコーヒーにでも誘って話をしてみることが肝心だと思います。会話することに流行り廃れなどありませんからね。

3. あなたのクラブは、この4年間で会員が40人から60人に増えました。何が要因となっているのでしょう? 

例会だけに力を入れているだけでは元気なクラブにはなれません。例会以外のロータリー経験が必要です。奉仕プロジェクトに参加しない人たちがいますが、(関心がないのではなく)いつそのような機会があるのかを知らないのだと思います。そこで私のクラブは、Eメールのニュースレターを会員に送り、クラブのウェブサイトやソーシャルメディアにも情報を載せるようにしました。情報を印刷して配ることもあります。クラブの全会員にちゃんとコミュニケーションすることが肝心です。 

また、会員同士でつながる機会をお膳立てすることもあります。クラブのウェブサイトに「Support a Rotarian」というコーナーを設けたのですが、ここでは何らかの募金活動やファンドレイジングを行っている会員がその情報を掲載することができます。こうすることでクラブの会員が互いにサポートしやすくなります。

数字を心配するのではなくて、その背後にいる人に気を配る必要があります。家族や親睦を大切にするクラブであれば、物事はうまくいくはずです。お子さんが進学したり、職場で昇進したりした会員がいれば一緒に祝い、クラブを訪れた人には感謝の気持ちを伝えるようにします。当クラブには、お子さんやお孫さんがいる人や妊婦もおり、赤ちゃんが生まれたらロータリーのロゴが入った赤ちゃん服をプレゼントします。会員は寄付や奉仕を行いますが、それが一番のモチベーションなのではありません。コミュニティとしてのクラブがここにあるからこそ、奉仕への熱意が生まれるのだと思います。

4. 新会員の入会促進で、若い人たちはどのような役割を担えるでしょうか?

数字や肩書で人を判断することはできません。みんな重要な存在です。入会促進ではすべての年齢層に力を入れています。退職された方々もです。これらの人たちは全身全霊でロータリーに打ち込んでくれますし、金銭的支援を行うことも可能です。ミレニアル世代は、パズルの1ピースに過ぎません。年齢を問わず、奉仕志向の人たちを引きつけるのがロータリーなんです。

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(イラスト:Viktor Miller Gausa)