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世界で活躍する「世界を変える行動人」

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約30万人のニカラグア人がコスタリカの永住者

ニカラグア

政争に切り裂かれた国をひとつにするために、シウダーサンディノ・ロータリークラブと、同クラブが提唱するヌエバヴビーダ・ロータリー地域社会共同体が、市民の間で対話をうながす平和構築ワークショップを行いました。11月、訓練を受けたモデレーターが進行役をつとめたワークショップが3日間にわたって開催されました。開催費用はたったの250ドル。「ユーモアのセンスと創造性を活かして平和裏に紛争を解決した体験談をファシリテーターが話してくれました」とクラブ会員のベッカ・モハリー・レンクさんは言います。2団体からの参加者25名は、平和構築戦略を強化するためのゲームを行い、個人生活において共感性が活かされた実例を話し合いました。

米国

マーサーアイランド・ロータリークラブ会員のグレッグ・アシマコウプーロスさんは、毎年同ロータリークラブの年次チャリティ・ハーフマラソンの日には、主任牧師を務めていた教会の正門前を参加者が駆け抜けていくのを見守っていました。2010年には、ハーフマラソンの日の午前中に予定されていた礼拝をキャンセルし、ハーフマラソンへの参加を信徒に呼びかけました。信徒300名のうち、約200名が参加しました。2013年に老人ホームの牧師に就任した際にも、入居者の方々にハーフマラソンへの支援を呼びかけました。「宗教団体とロータリーが大義のために協力できる」ことのあかしだと言います。

ガーナ

アクラ近辺のロータリアンとローターアクターが、ギニア湾の沿岸線をきれいにするために清掃キャンペーンを行いました。アクラスピンテックス・ロータリークラブ、テマメリディアン・ロータリークラブ、テマサクモノ・ロータリークラブは、5年にわたってリージョナル・マリタイム大学ローターアクトクラブと協力し、アクラ・テマ(アクラの28キロ東)間の沿岸でごみ拾いを行ってきました。4月に何十人ものボランティアがサクモノビーチに集結。このビーチでは魚よりもゴミの方がよく獲れることもある、と地元の漁師は言います。地球にやさしく、漁師の助けになるだけでなく、この地域の観光地としての魅力も高めてくれる、とアクラスピンテックス・ロータリークラブ会員のプロスパー・エデム・アメボルツィエさんは言います。

写真提供:Rotary club of Warszawa Zoliborz

ポーランド

胎児性アルコール・スペクトラム障がい(FASD)の危険について教える啓発プログラムの資金調達のために、ワルシャワジョリボルシェ・ロータリークラブが年次ジャズコンサートを開きました。2019年のコンサートでは、高名なポーランド人ジャズ歌手で作曲家、バイオリニストのドロタ・ミシキェヴィチさんがメインを務めました。

ポーランド政府の研究者によると、ポーランドでは、少なくとも50人にひとりの生徒がFASDにかかっているそうです。この問題に取り組むために、ワルシャワジョリボルシェ・ロータリークラブは妊娠中のアルコール摂取のリスクについて女性を啓発するプログラムを立ち上げました。9月9日の国際FASD啓発デーにはパンフレットを配り、公開イベントを実施。この推進計画についての同クラブのFacebookページは、高学歴の職業人の女性を対象としています。同様のプログラムで見過ごされることが多いのです。 

「胎児性アルコール・スペクトラム障がいという問題は、私たちにとって非常に身近なものです」とクラブ会員のアニア・マルコフスカ=ケラーさんは言います。同クラブは地元の孤児院といつも活動しているからです。クラブ会員は「この症候群による障がいを目の当たりにしています」とマルコフスカ=ケラーさん。2014年の研究によると、ポーランドでは毎年約900人の子どもがFASDのもっとも重篤で不可逆的な胎児性アルコール症候群を抱えて生まれてくるといいます。

マレーシアで見られる蝶はおおよそ1,200種で、サバ州固有種の鳥は33種

マレーシア

2015年6月、ボルネオをマグニチュード6.0の地震が襲いました。コタキナバル・ロータリークラブは、数ヵ月間キナバル山が閉鎖されたため収入が激減した地元の山岳ガイドの支援に動きました。昆虫学者で希少なキナバルトリバネチョウの愛好家である、クラブ会員のステファン・サットンさんに率いられ、同クラブは10名の地元の観光ガイドに鳥類学と昆虫学の研修を行いました。初の「サバ・子どもたちのための鳥と蝶のフェスティバル」を開き、自宅に旅行客を受け入れている地元住民に鳥と蝶について教えました。持続可能なエコツーリズム産業を育てたいと考えています。— ブラッド・ウェバー

• このストーリーは、The Rotarian誌2019年10月号に掲載されたものです。