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クラブ・イノベーション

広範囲に及ぶ友情

第7040地区パスポート・ロータリークラブ
創立:2017年
創立会員:27人
現在会員:26人

退会者を勧誘:クラブは、カナダのオンタリオ州、ヌナブト州、ケベック州と、アメリカのニューヨーク州という広い地域を所在地域としています。パストガバナーによって創立された第7040地区パスポート・ロータリークラブ(RC)は、退会した会員を勧誘することで、会員を集めています。クラブはオンラインで例会を行いますが、地区のどのクラブの例会に出席しても自クラブの出席になります。会員の何人かは地区リーダーの役職に就いており、Eクラブがロータリーの活動に積極的に関与していることを証明しています。

Club innovation:クラブは、インターネットを通じて例会を行います。例会では、会員がそれぞれの奉仕活動の現状を報告します。奉仕活動以外に、会員は第7040地区内クラブが実施する地域の社会奉仕プロジェクトや親睦イベント、資金調達、例会に参加します。

奉仕と友情のために集う機会を見つけた会員たち。

7040地区のパストガバナー、アリアン・カリエールさんは、対面式の例会に毎週参加できない人のために、クラブを創りたいと考えていました。会員候補者を見つけるために、彼女は元会員を探しました。「ガバナーは、私たちが他のクラブの会員候補者を競い合うことを望んでいませんでしたし、私もそれに強く同意しました」と、彼女は言います。

「私は地区のデータベースを検索し、退会した会員を探しました。彼らに連絡するのは簡単でした。データベースには、約1,200人の退会者があり、私は、全員にメッセージを送りました」。その努力は、約100人の会員候補者を生み出しました。

「創立時には、元ロータリアンだった会員20人、そして6人の新会員がいました。他クラブで活動し、移籍した現役のロータリアンは私だけでした」と、カリエールさんは言います。クラブ創立の申請を急いで届けるために、アメリカとカナダの国境を越えて運転した8日後、彼女は国際ロータリーからクラブの承認を受けました。

会員はメークアップとして、自分の都合がいいクラブの例会に出席。また、個々の奉仕活動もメークアップとして数えます。奉仕に関しては、会員それぞれの関心に基づいて行動します。「ある会員は冬になると温暖な地域へ移るのですが、フロリダでHABITAT(国連人間居住会議)でのボランティアに尽力しており、1年の一定期間をその活動に費やしています」と、カリエールさんは言います。もう一人の会員はリトル・フリー・ライブラリーに興味を持ち、無償提供された本を公共の場所に設置しています。会員は、お互いに奉仕活動の報告をし合うことで刺激を受けます。「会員のアイデアからたくさんエネルギーをもらって、例会の後にはパワフルな気分になります」と、カリエールさんは言います。

ロータリーに戻ってきた元ロータリアンの何人かは、地区の役割を担うよう求められました。クリス・コクランさんは地区広報委員長、ジャシンズ・ペールさんはハンブルグ国際大会参加推進委員。ペールさんは、過去20年で6つのクラブに在籍しました。彼女はEクラブで自分の居場所を見つけたと言います。「このパスポートRCは、他の一般的なクラブと変わりません」と、ペールさんは言います。ペールさんは、モントリオールのコミュニティー・カレッジで、第2外国語としての英語を教えています。「私は『あなたの本当の所属クラブは、どこですか?』と聞かれたことがあります。パスポートRCが私の本当の所属クラブです。私は、正式なロータリアンです。ただ、クラブの仲間と定期的に会わないだけです」

もし会員が、メークアップに行った先のクラブで仲間ができたら、そのクラブに移っても構わないと、カリエールさんは言います。

「すでにそのようにした人がいます。その会員は言いました。『私はここにいた時間を本当に楽しみました。しかし、訪問したクラブの会員になりたいと思っていることに気づいたのです』と。移籍するのは簡単です」

(『THE ROTARIAN』2月号から)