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ロータリーの歴史

「ロータリー年度」の由来

ロータリー年度は、なぜ7月1日に始まるのかと、疑問に感じたことはありませんか。これは、毎年開催される国際大会に、その由縁があります。  

ロータリーの最初の会計年度は、第1回大会が終了した翌日、1910年8月18日に始まりました。翌年度も同様に、国際大会の日程に合わせ、8月21日開始となっています。 

シカゴで行われた1910年大会に集まった出席者。ロータリーの最初の会計年度は大会終了の翌日に開始しました。

さらに翌年の1912年8月、理事会が当時の国際ロータリークラブ連合会の会計監査を依頼した際、クラブ幹事と会計が十分な時間をもって、大会に向けた財務報告を準備し、クラブ代議員の数を決定できるよう、会計年度の最終日は6月30日にするのがよいとの提案を会計士から受けました。  

執行委員会はこれに同意し、1913年4月の会合で、6月30日を会計年度最終日と定めました。この決定に伴い、クラブ会員数の報告と支払いに関する期日のほか、「The Rotarian」誌の巻番号システム(1914年7月の第5巻より開始)もまた変更されました。

ロータリーはその後、1917年まで、7月または8月に年次大会を開催していましたが、1916年大会(米国、シンシナティ)での代議員が、夏場の暑さを考慮し、大会を6月に開催する決議案を採択しました。これにより、次の大会となるアトランタ大会は6月17~21日に開催されました。  

「ロータリー年度」という表現は、ロータリーの運営年度を示す用語として、1913年から使用されているようです。同年7月の「ザ・ロータリアン」誌には、「終わりに近づきつつある本ロータリー年度は、クラブが容易に集結できるよう、充実したクラブ合同会合が行われた一年でした」と記されています。

執行委員会による1913年の決定以来、ロータリー年度の最終日は6月30日となっています。

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