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世界のロータリープロジェクト

記事

米国

  • 10.00%

    2019年に米国で食料不足を経験した世帯の割合

「Feed 10 Million(1000万人に食料を)」推進計画の初年度となる2019-20年、第33ゾーンと第34ゾーンに所属する数百のロータリークラブが、支援を必要とする地域住民に数百万食分の食料を提供しました。2年目には、ジョージア州北部の第6910地区が食料を大量に提供し、4月後半の時点で、同地区は200万食以上を配布しています。地区はまた、米国農務省のFarmers to Families Food Boxプログラムと連携してプロジェクトを実施しました。これは、新型コロナウイルス感染蔓延のため収穫されなかった農産物のロスの問題に対処するために立ち上げられたプログラムです。「政府が食料を買いあげます。ロータリーの組織とボランティア、地元の人脈を使って、必要としている人びとに食料が届くようにするのが私たちの仕事です」とダルース・ロータリークラブ(ジョージア州)元会長のランディ・レドナーさんは言います。

ニカラグア

  • 90000.00

    2020年に貧困者層に加わったと推測されるニカラグア人の数

チナンデガでは、廃棄物集積場で売れるものを探すために、貧しい子どもたちがゴミを漁ります。レイク・ヒューストン・エリア・ロータリークラブからキングウッド・ロータリークラブ(テキサス州)に移籍したフランク・ウエソさんは、子どもたちを支援している地元非営利団体「Fundación Chinandega 2001」の活動を元のクラブに紹介しました。クラブ会員らの協力の下、木工技術や金属加工、溶接、デジタル撮影、縫製などの実技を教える職業専門学校が設立されました。テキサス州ほかに広がるロータリー会員のネットワークは、このほかにも病院、妊婦のための保護施設、全盲児童が一般校に進むのを支援するグループホームの設立も後押ししました。

リトアニア

パンデミック対応で奔走する医療従事者を励ますために、 ヴィリニュス・サン・クリストフォロ・ロータリークラブの会員が、ヴィリニュス市立病院の職員に「感謝の気持ちを伝え、できればもっと笑顔にしてあげられるように」と菓子パンなどを届けました。3月下旬まで10週にわたり、同クラブは毎週金曜日に600個のパン(825米ドル)を地元のパン屋に注文しました。「訪問することはできませんが、感謝の気持ちを伝えることはできます」とクラブ会員のギエドリュス・サルニウスさん。ただ、この「Smiles for Doctors(医師たちに笑顔を)」プロジェクトの記録を写真で残すのは難しかった、と言います。「写真を撮ろうとしても、パンはもう無くなってしまってますから」

ルワンダ

  • 3.00%

    2018年におけるルワンダのGDPに対する教育予算の比率

キエ・ローターアクトクラブは、子どもや生徒への支援に力を入れています。「SOS子供の村」ルワンダ支局のためにTシャツ販売とチャリティー・ウォークで資金集めを行った同クラブは、公立学校の学費の支払いに困っている家庭があると耳にしました。ルワンダでは教育は無償ですが、それでも費用はかさみます。同クラブ会長のムサ・カチェチェさんによると、書籍やペン、算数セット、通学カバンを地元学校lの生徒15人に提供し、学費や制服代金をクラブが肩代わりしました。クラブはまた、道路清掃や高齢者向けトイレ施設の建設などの小規模なプロジェクトも実施しています。

ヨルダン

  • 21.00

    ヨルダンで活動するロータリークラブとローターアクトクラブの総数

アンマン・ヨルダン・リバー・ロータリークラブは美しい音楽を生み出しています。National Music Conservancyのユースオーケストラを率いている同クラブ会員のラナ・リズカラさんは、ロータリーが後援するオーケストラのために才能のある若手音楽家を集めました。楽譜が読めず暗譜で演奏する音楽家たちに楽譜の読み方を教える特別クラスを実施しており、これで「キャリアの可能性が開けるかもしれない」とリズカラさんは言います。現時点では全員ローターアクターですが、今後は非会員もオーケストラに迎えいれていきたいとリズカラさんは考えています。2021年上旬にソーシャルディスタンスを守って練習が始まりました。西洋音楽とアラブ音楽の両方を扱い、「私たちが開催するあらゆるイベントや活動で音楽演奏を行い、外部に依頼した場合の出演料をカットするのがオーケストラの目標のひとつです」とリズカラさんは話します。