ロータリー財団管理委員会の決定事項の抄録、2010-11年
2011年4月
国際ロータリーのロータリー財団管理委員会の会合が、2011年4月11~14日、米国イリノイ州エバンストンで開かれました。以下は、管理委員会決定の抄録です。
プログラム
管理員会は以下の通り決定しました。
- オーストリア、ブルガリア、フランス、モルドバ、ネパール、ニュージーランド、ザンビアのクラブと地区が関与するマッチング・グラント4件を承認しました。
- 申請期限の2011年3月31日以降も、災害救援に関連するプロジェクトのマッチング・グラント申請書を受け付けることを決定しました。これは、チリ、ハイチ、パキスタン、アフリカ西部のためにそれぞれ設けられた災害復興基金に利用可能な資金が残っているためです。
- ロータリアンが、被災地での人道的プロジェクトを十分時間をかけて計画できるよう、災害復興基金の資金使用期限を無くすことを決定しました。これは現在設置されているすべての災害復興基金に適用される措置です。
- プロジェクト共同提唱者からの現金寄付またはDDF寄贈がない場合でも、マッチング・グラントとグローバル補助金のための災害復興基金から資金を提供することを承認しました。ただし、プロジェクトの費用はこれまでと変わらず、マッチング・グラントの場合10,000米ドル、グローバル補助金の場合30,000ドルです。これはロータリアンから寄せられた多くの寄付をいち早く、復興に役立てることがねらいです。
- スウェーデンのウプサラ大学に新しいロータリー平和センターを設置することに合意しました。当初は3年間の協力合意です。
- 新たに「Mercy Ships」との長期的協力関係の構築を承認しました。また、試験地区・クラブへのグローバル補助金を事務総長が承認することを許可しました。
資金管理
2011年4月の世界報告分析で、人道的補助金および未来の夢の各補助金の報告書提出率が世界的に改善されていることを確認しました。しかし、年に2回の分析で連続して報告率が70パーセントを下回り、期限を過ぎても報告書が提出されていない案件が1件以上あった5つの地区は、プログラムへの参加一時停止の措置を受けました。
管理委員会は、「FINCA International」に関する情報を検討した結果、FINCAとその関連団体との協力を保留する措置を解除しました。2011-12プログラム年度以降、ロータリー・クラブと地区は、FINCAやその関連団体と協力して、マッチング・グラント、地区補助金、新地区補助金、グローバル補助金を使い、プロジェクトを実施することができます。まずは2年間の試験期間が設けられ、管理委員会は、2年の試験期間を過ぎた後もFINCAを協力団体とするよう検討することに合意しました。
財務
管理委員会は、2011-12年度のプログラム・補助金支出予算として89,830,000米ドルを承認しました。また、2011-12年度のプログラム運営費、寄付増進費、一般管理運営費、ポリオ・プラス・プログラム運営費として68,511,000ドルの予算を採択し、次年度予算合計は、161,913,000ドルとなりました。
管理委員会はまた、恒久基金の支出率、使用可能な収益、2011-12年度のプログラム・補助金、プログラム管理、寄付増進、一般管理運営への配分を決定しました。
財団の統計 (2011年3月31日)
ポール・ハリス・フェロー:1,282,920名
財団ベネファクター:85,580名
大口寄付者:13,711名
2011年1月
国際ロータリーのロータリー財団管理委員会の会合が、2011年1月15~16日、米国カリフォルニア州サンディエゴで開かれました。以下は、管理委員会決定の抄録です。
管理運営
管理委員会は、日本における協力財団である「ロータリー日本財団」が新たに公益財団法人として運営されることを、日本政府が承認し、これにより日本の寄付者が税制上の優遇措置を受けられるようになった旨を了解しました。
寄付増進と認証・表彰
2011年1月14日現在、「2億ドルのチャレンジ」に161,167,000 米ドルが寄せられていることが報告されました。この内、20,300,000米ドルは大口寄付となっていますが、この額にGoogle社からの3,500,000米ドルの寄付は含まれていません。
管理委員会は、傑出した財団奉仕を称える「特別功労賞」の2010-11年度受賞者41名を選出しました。さらに「ロータリー財団学友人道世界賞」の受賞者が1名選出され、授賞式は2011年ニューオーリンズ国際大会で行われます。
プログラム
管理委員会は以下の通り決定しました。
- 未来の夢試験地区を対象とするパッケージ・グラントの最小金額を、50,000米ドルから20,000米ドルに減額しました。
- 新地区補助金やグローバル補助金を利用し、ポリオ・ワクチンの購入などによって、予防接種活動を支援することを承認しました。ただしポリオ・ワクチンを購入する場合は、そのほかの病気に対するワクチンも購入することが条件となります。
- 期限限定寄付に関する指針を改正しました。
- モンゴルと韓国のロータリー・クラブが申請したマッチング・グラント1件を承認しました。
- 「低所得国のための奨学金基金プール」に配分されていたDDFの残額を、低所得国出身の学生1名に対する奨学金に使用し、残りをロータリー平和センター・プログラムの2010‐11年度予算に組み入れることに合意しました。
- 2010‐11年度「ポリオのない世界を目指す国際奉仕賞」の受賞候補者10名を承認しました。
- アンゴラ、インド、ナイジェリア、パキスタン、スーダン、世界保健機構(WHO)に授与されるポリオ・プラス補助金を承認しました。
財団の統計(2010年12月31日現在)
ポール・ハリス・フェロー:1,266,626名
財団ベネファクター: 84,962名
大口寄付者:13,557名
アーチC.クランフ・ソサエティ会員:298名
2010年10月
国際ロータリーのロータリー財団管理委員会の会合が、2010年10月25~28日、米国イリノイ州エバンストンで開かれました。以下は、管理委員会決定の抄録です。
管理運営
管理委員会は、2011-12年度の管理委員会委員長エレクトにウィルフリッド J. ウィルキンソン管理委員、副委員長にサミュエル A. オクズェト管理委員を選出しました。管理委員会の年次会合は、2011年9月19日から23日にわたりエバンストンで開かれます。2011-12年度のその他の会合の期日については、委員長が決定することになります。
寄付増進
管理委員会は、ロータリーの2億ドルのチャレンジに関する中間報告書を受理しました。これには、2010年10月22日現在、149,222,000 米ドルが寄せられていることが報告されていました。このチャレンジの終了日は、予定通り2012年6月30日となり、それ以降に延期されることはありません。
ロータリー平和センター・プログラムのための基金として9,500米万ドルを募金するという最終目標に向けて約4,570万ドルの寄付が寄せられたとの報告を受け、管理委員会は、寄付者からの惜しみない支援に謝意を表明しました。
プログラム
管理委員会は、
- チリ、デンマーク、ドイツ、インド、日本、韓国、レソト、リトアニア、マラウイ、メキシコ、台湾、米国のロータリー・クラブと地区が関与する、8件のマッチング・グラントを承認しました。
- 最初のグローバル補助金の申請を承認しました。これは、シエラレオネと米国のロータリー・クラブと地区が関与するものです。
- アフガニスタン、チャド、インド、ナイジェリア、パキスタン、スーダンでの活動に、ポリオ・プラス補助金を使用することを承認しました。
- ロータリー財団活動やその補助金プログラムを、緊急の災害救援よりも、長期的な災害復興活動に活用したほうがよいと判断し、災害への取り組みの一環として、災害救援を専門とする国際機関と協力関係を結ぶ考えに同意しました。ロータリアンは、既存の災害復興のための財団補助金を活用するよう奨励されています。
- 2011年ロータリー平和フェローシップの受領候補者リストを受理し、修士号取得を目指すフェロー50名と、修了証取得を目指すフェロー33名に授与される、2011-12年度のロータリー平和フェローシップに資金を配分しました。
- ロータリー平和フェロー第10期生を記念するため、2012-13年度に発刊される「ザ・ロータリアン」誌とロータリー地域雑誌に、学術論文とそのほかの記事を1つずつ掲載するこをに同意しました。
- ロータリー平和センター・プログラムの目的は、調停と紛争解決の専門家を育てることであると認識し、このプログラムを拡張し、博士号取得のために平和研究と紛争解決分野のフィールドリサーチを行うフェローを育成することに同意しました。
- 2011年に米国ルイジアナ州ニューオーリンズと2012年にタイのバンコクで開催される学友行事の暫定プログラムについて賛意を表しました。
- 学友会の活動効果を強化するため、2011-12年度から試験的に、最高100のロータリー財団学友会に助成金に与えます。
- ロータリー財団最優秀学友会賞を、2011-12年度から授与することに同意しました。
資金管理
管理委員会は、2010年10月の分析から、人道的補助金の報告が世界的に減少していることを指摘し、2011年4月に行われる半期分析までには、地区が報告状況を改善するよう求めています。
人道的補助金専門家グループの地域セミナーは、2011年、ニューオーリンズ国際大会の付随会議として開かれます。2012年には、バンコク国際大会に付随して一日の研修セミナーが開かれる予定となっています。
財務
2010年11月の監査委員会会議で審査を受け、承認されるという条件の下で、管理委員会は、ロータリー財団の2009-10年度財務諸表の草案を受けました。監査結果の報告はロータリー財団の年次報告に記載されます。
財団の統計 (2010年9月30日現在)
ポール・ハリス・フェロー:1,251,714名
財団ベネファクター:84,102名
大口寄付者:13,105名