ロータリー財団管理委員会の決定事項の抄録、2009-10年
2010年4月
国際ロータリーのロータリー財団管理委員会は、2010年4月19日から22日にわたり、米国イリノイ州エバンストンにおいて会合を開きました。以下は、管理委員会決定の抄録です。
寄付増進に関する事項
管理委員会は、アーチ C. クランフ・ソサエティにおける3つのレベルの名称を、以下のように決定しました。
- アーチ C. クランフ・ソサエティ財団サークル(1,000,000米ドル以上)
- アーチ C. クランフ・ソサエティ管理委員長サークル(500,000 ~ 999,999米ドル)
- アーチ C. クランフ・ソサエティ管理委員会サークル(250,000 ~ 499,999米ドル)
これらのレベルは、2011年1月1日に導入されます。
また、管理委員会は、「遺贈友の会」のレベルを、大口寄付者とアーチ C. クランフ・ソサエティの新たなレベルと一致させることに合意しました。「遺贈友の会」のレベルは以下のように改正されました。
- レベル 1: 10,000 ~ 24,999.99米ドル
- レベル 2: 25,000 ~ 49,999.99米ドル
- レベル 3: 50,000 ~ 99,999.99米ドル
- レベル 4: 100,000 ~ 249,999.99米ドル
- レベル 5: 250,000 ~ 499,999.99米ドル
- レベル 6: 500,000 ~ 999,999.99米ドル
- レベル 7: 1,000,000米ドル以上
ポール・ハリス・ソサエティ会員が着用するための「公式」認証品目として、独自に作られたピンが管理委員会によって採用されました。管理委員会はまた、同ソサエティの認証方針も改正しました。詳細は、ロータリー財団章典の16.030.項をご覧ください。
また、管理委員会は、2010年7月1日より、ロータリー財団の使途推奨冠名基金を開設するために必要な寄付の最低額を、20,000米ドルから10,000米ドルに引き下げました。
ロータリー・センター大口寄付推進計画委員会より報告書を受けた管理委員会は、同プログラムのための基金として9,500万米ドルを募金するという最終目標に向けて現在までに約4,580万ドルの寄付が寄せられたことを受け、寄付者の惜しみない支援に謝意を表明しました。
プログラムに関する事項
管理委員会は、マッチング・グラント・プロジェクトの一環として海外で人道的奉仕を行うロータリアン・ボランティアの渡航経費を、マッチング・グラント補助金で賄うことを許可しました。2010-11プログラム年度の補助金として、2010年7月1日より適用されます。しかし、ロータリアン・ボランティアは、マッチング・グラント・プロジェクトの一環として渡航する際に国際ロータリー・トラベル・サービスを利用することは認められません。
すべての非試験地区が2012-13年度に1組のGSEチームを派遣できるよう、国際財団活動資金(WF)の一部が条件付きで承認されました。また、同じく2012-13年度に1組のGSEチームを派遣するために、減額された地区財団活動資金(DDF)のシェア選択所要額5,000米ドル(隣国GSEの場合は2,500米ドル)が承認され、前述の国際財団活動資金によって補充されることになります。
さらに、ポリオ感染のリスクが高いインド、ウッタルプラデシ州とビハール州の107地域のポリオ撲滅活動を運営面で支援するため、ポリオ・プラス・インド委員会に対し、最高1,036,934米ドルまでポリオ・プラス補助金を支給することが承認されました。
ロータリー財団は、世界の恵まれない人々にマイクロクレジット(小口融資)などの金融支援を提供する国際組織「オイコクレジット」、また、発展途上8カ国に11のキャンパスを持ち、専門職従事者の数とスキルを高めることに力を注ぐアガ・カーン大学と、協力組織としての関係を結びました。これらの協力関係は、未来の夢試験期間を通して継続されます。
管理委員会は、(奨学金・補助金として)グローバル補助金を授与された個人が、ロータリー財団学友としての資格を得ることに合意しました。未来の夢試験地区はまた、地区補助金を通じて資金(奨学金や補助金)を受領した個人について、財団から学友の資格が与えられるかどうかの検討のために、その名前を事務総長に提出するよう通知されることになります。
南米チリにおける長期の復興支援活動のために、制限付きのアカウント(口座)が一時的に設置されています。管理委員会は、2010年6月30日までに同口座に寄せられた寄付を、チリのクラブや地区が実施国側の協同提唱者となるプロジェクトのためのDDFに組み合わせるマッチング・グラントのための国際財団活動資金(WF)として使うことに合意しました。この一時的なアカウントに寄せられた寄付は、すべて、2011年6月30日までに使用されることになります。
資金運営に関する事項
管理委員会は、世界報告(World Reporting)において過去最高となる報告順守率を記録したことを受け、地区に対し称賛の意を表明しました。しかし一方で、15の地区が、2期以上連続して中間報告書の順守率70%を満たさず、2回の報告分析で、未報告の補助金が2つ以上あったことから、一時停止処分を受けました。その後、「水と衛生のロータリアン行動グループ」より情報を得た管理委員会は、ロータリー財団の人道補助金プログラムへの参加の一時停止措置を解除しました。
財務に関する事項
管理委員会は、2010-11年度のプログラムのための合計支出予算、93,157,000米ドルを承認しました。また、2010-11年度を通じ、プログラムの運営、寄付増進、一般管理運営、ポリオ・プラス・プログラム運営のための予算、63,550,000米ドルを採択し、合計予算額は159,623,000米ドルとなりました。
管理委員会はまた、恒久基金の目標資産配分および範囲における改正を承認し、可能な範囲で施行することを事務総長に要請しました。
財団の運営準備金方針に大きな変更が加えられました。詳細は、ロータリー財団章典の19条に記載されています。
財団の統計 (2010年3月31日現在)
ポール・ハリス・フェロー:1,219,617名
財団べネファクター:82,610名
大口寄付者:12,293名
2010年1月
ロータリー財団管理委員会は、2010年1月16日、米国カリフォルニア州サンディエゴで会合を開きました。以下は、管理委員会決定の抄録です。
寄付増進および認証に関する事項
「ロータリーの2億ドルのチャレンジ」に、現金と寄付誓約を合わせて1億500万米ドルが寄せられ、そのうち1,250万ドルは大口寄付によるものでした。これらの額に、グーグル社からの350万米ドルは含まれていません。
ロータリー財団への卓越した奉仕を称えるロータリー財団特別功労賞の2009-10年度受賞者として、32人のロータリアンが選出されました。また管理委員会は、2010年モントリオール国際大会において表彰される、ロータリー財団学友人道奉仕世界賞の受賞者を選出しました。
プログラムに関する事項
管理委員会は、
- アフガニスタン、アンゴラ、ベニン、ブルキナ・ファソ、コートジボアール、ガーナ、ギニア、インド、リベリア、マリ、モーリタニア、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、シエラレオネ、トーゴのためのポリオ・プラス補助金を承認しました。
- 2009-10年度のポリオ・プラス・パートナー・プロジェクト支援に使用される、ポリオ・プラス基金からの200万米ドルの追加配当金を承認しました。
- ポリオ・プラス・プログラム補助金の予算を79万米ドルから109万米ドルへと引き上げることに同意しました。
- ポリオのない世界を目指す国際奉仕賞を受賞する10人のロータリアンを選出しました。
- チリとメキシコのロータリー・クラブと地区が関与する1件のマッチング・グラントを承認しました。
- マッチング・グラントの上限を15万米ドルから20万米ドルに引き上げ、2010-11プログラム年度の補助金より適用することに同意しました。
- ドミニカ共和国と米国のロータリー・クラブが関与する1件の3-H補助金の申請を承認しました。
財務に関する事項
財団管理委員会は、事務局の管理運営費を削減するための長期的な選択肢を調べ、国際ロータリーとロータリー財団の管理運営とプログラム運営における共同負担費用を見直すよう、事務総長に要請しました。
財団の統計(2009年12月31日現在)
ポール・ハリス・フェロー:1,208,428名
財団べネファクター:81,963名
大口寄付者:11,904名
2009年10月
国際ロータリーのロータリー財団管理委員会の会合が、2009年10月26~29日、米国イリノイ州エバンストンで開かれました。下記は、管理委員会決定事項の抄録です。
管理運営に関する事項
管理委員会は、2010-11年度の管理委員会委員長エレクトにビル・ボイド管理委員、副委員長にジョンF.ジャーム管理委員を選出しました。管理委員会の年次会合は、2010年10月25日から29日にわたりエバンストンで開かれます。2010-11年度のその他の全会合の期日については、委員長が決定することになります。
管理委員会は、ジョンF.ジャーム管理委員を2010年規定審議会の、投票権を有しない議員として選出しました。
管理委員会は、未来の夢計画の下、財団に新しく導入されるパッケージ・グラントの要件と一般的基準を採択しました。この補助金に関する詳細は、2010年国際協議会で行われる研修中に、未来の夢試験地区に提供されます。
寄付増進に関する事項
管理委員会は、ロータリーの2億ドルのチャレンジに関する中間報告書を受理しました。世界ポリオデーに当たる10月24日現在、総額9,900万米ドルが集められていることが報告されました。
今後さらに検討していくことを条件に、管理委員会は、アーチC.クランフ・ソサエティに3つのレベルを設定しました。これは、2010年7月1日以降、有効となります。また、レベル4の大口寄付者の基準も以下のように修正しました。
レベル4:100,000~249,999.99米ドル
アーチC.クランフ・ソサエティ:250,000~499,999.99米ドル
アーチC.クランフ・ソサエティ:500,000~999,999.99米ドル
アーチC.クランフ・ソサエティ:100万ドル以上
管理委員会は、恒久基金の目標を以下のように承認しました。
- ロータリアンが地元と世界で慈善活動の目標を達成できるよう支援する
- ロータリー財団のプログラムを支援する
- 財団プログラムの増え続ける需要に応えるために、収入源を継続的に確保し、ロータリー財団の堅実な未来を築く
プログラムに関する事項
管理委員会は、
- 16件のマッチング・グラントを承認しました。これらは、オーストラリア、バハマ、カナダ、エクアドル、エチオピア、フィジー、フィンランド、インド、日本、ケニア、韓国、モザンビーク、ニュージーランド、フィリピン、シエラレオネ、スーダン、スウェーデン、スイス、タンザニア、ウガンダ、米国のロータリー・クラブと地区が関与するものです。
- アフガニスタン、ベナン、ブルキナファソ、チャド、インド、マリ、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、ソマリア、スーダンへのポリオ・プラス補助金を承認しました。
- 2010年ロータリー世界平和フェローシップを受理する候補者のリストを承認しました。また、2010-11年度に、修士課程のフェローシップ50口と、修了証取得コースのフェローシップ50口に対し資金を支給することに同意しました。
- ロータリーと一般向けに名称を短縮し、「ロータリー平和センター」と、「ロータリー平和フェロー」を使用することに同意しました。
- 目標の9,500万ドルに向けて、約4,400万ドルを集めたロータリー・センター大口寄付推進計画委員会に感謝の意を表しました。
- 2012年のバンコク国際大会(タイ)に付随して開催されるロータリー世界平和シンポジウムの計画に同意しました。
- ロータリー平和フェロー(修了証プログラム)と国際親善奨学生が、平和フェローシップ・プログラム(修士課程プログラム)に申請する資格があるということを理解した上で、ロータリー平和フェローシップ(修了証プログラム)、あるいは国際親善奨学金プログラムの終了日から、ロータリー平和フェローシップ(修士課程プログラム)への申請日まで、最低3年が経過していなければならないという規定に同意しました。
- カナダのモントリオールで2010年に、また米国ルイジアナ州のニューオーリンズで2011年に開かれるロータリー学友祝賀行事の暫定的なプログラム案に賛成の意を表しました。
- オーストラリア、ガーナ、フィリピン、米国のロータリー・クラブが関与する3-H補助金を承認しました。
資金管理
2009年10月の分析から、人道的補助金の報告が世界的に減少していることを指摘し、管理委員会は、2010年4月に行われる半期分析までに、地区が報告状況を改善するよう求めています。
人道的補助金専門家グループの募集と研修が2010年第20Aゾーン・ロータリー研究会に付随して、ウガンダのカンパラで開催されます。また、同グループの地域研修セミナーは、2010年国際大会(ニューオーリンズ)に先立って行われる予定です。
財務に関する事項
管理委員会は、Deloitte and Touche会計監査会社から提出されたロータリー財団の2008-09 年度監査済み財務報告書を受理しました。この結果は、財団の年次報告書に掲載されます。
2009年12月1日から5年間を担当する投資コンサルタントが新しく任命されました。
管理委員会は、2009年6月30日現在、運営予備金の残高が、義務づけられている予備金の最低率を満たしていないことを指摘しました。この状況を慎重に見守り、予備金の回復方法について検討を行うことを目的に、管理委員から成る委員会が任命されました。
財団の概要
ポール・ハリス・フェロー:1,197,108名
財団ベネファクター:81,101名
大口寄付者:11,611名
(2009年9月30日現在)