水の未来を見つめて
記事:Susie Ma
「ザ・ロータリアン」誌 2011年11月号
最近のクラブ例会で地元の中学生たちが発表を行った際、近くに座っていたロータリアン仲間がひそひそと、「何だかすごい数の中学生だね」と話すのを聞いて、ヴァル・ジョンソンさんは思わず微笑んでしまいました。中学生たちは、2007年にジョンソンさんが設立した非営利団体について発表していたからです。
ジョンソンさんが設立した団体「H2O for Life」は、米国の学校と発展途上国の学校をつなぎ、きれいな水や衛生設備を提供する活動を支援しています。例えば、ミネソタ州ニューブライトンのハイビュー中学校の生徒は、ケニアでのダム建設資金のために、1万3,000ドルを集めました。同団体はまた、発展途上国の子どもたちが毎日行っている水汲みの苦労を理解するために、アメリカの子どもたちが実際に何マイルも歩く「ウォーター・ウォーク」という活動など、募金のためのさまざまな活動を行っています。
これまで活動に参加した生徒たちは、26カ国での学校支援プロジェクトのため、総額100万ドルを集めました。それぞれのプロジェクトは、生徒たちが集めた資金と同額を、プロジェクトを実施する非営利組織が上乗せして寄付することになっています。
5月、H2O for Lifeは、水と衛生設備のロータリアン行動グループ、P&G社、アフリケアと協力し、試験的プロジェクトを立ち上げました。また、教師が水について生徒に教えたり、プロジェクトを実施する国の文化を伝えるための教育なども行っています。
ジョンソンさんは、団体の活動について次のように話します。「私たちの活動は、発展途上国の人々を支援するだけでなく、プロジェクトに参加しているアメリカの中学生にも大きな影響を与えています。誰かの命を救うことができたと感じることで、将来、彼らは人道的活動を積極的に行い、立派なロータリアンとなれるでしょう」