持続可能なプロジェクトを行う2つのクラブ
記事:Vanessa Glavinskas
ロータリー・ニュース:2013年2月14日
プロジェクトで設置された手洗い所を使用する子どもたち。チコとモシの両クラブは、2008年以来、植樹、学校への給水システムの提供、虫下しの配布、経済発展プロジェクトなど、多くのプロジェクトを協力して実施してきました。写真提供:
Rotary Club of Chico
二人のロータリアン、ウォルト・シャーファーさん(米国、チコ・ロータリー・クラブ)とサディキエル・キマロさん(タンザニア、モシ・ロータリー・クラブ)は、5年間に及ぶプロジェクトでの協力を通じて、持続可能性の大切さを学びました。
「協力相手と連絡を取ることが重要」と話すシャーファーさんは、プロジェクト実施地の住民であるキマロさんと、Eメールや電話で頻繁に連絡を取り合ってきました。二人が所属するクラブは、2008年以来、植樹、学校への給水システムの提供、虫下しの配布、経済発展プロジェクトなど、多くのプロジェクトを協力して実施し、その影響は、キマロさんの地元だけでなく、周辺の農村にも及んでいます。
今回、両クラブは、ビデオ、「10 Key Points for a Successful International Rotary Project」(国際的なロータリー・プロジェクトを成功させる10のポイント)」を作成しました。ビデオでは、クラブ会員からの幅広い参加、クラブ間の強力なパートナーシップ、地域住民の参加、地域リソースの活用など、10のヒントが紹介されています。
クラブ間の協力は、チコ・クラブがアフリカで安全な水を提供することを目標にし、シャーファーさんが非営利組織のAfricareに連絡したことがきっかけとなりました。キリマンジャロ地域の人々がきれいな水を必要としていることを知ったシャーファーさんは、地元のモシ・クラブで当時のクラブ会長だったキマロさんに電話をし、プロジェクトのアイデアを伝えました。その後、両クラブの賛成を得て、協力関係が成立しました。
両クラブの協力による活動は、水と衛生に的を絞った活動から始まり、その後、同様のプロジェクトを周辺地域でも実施しながら、プロジェクトの裾野を広げていきました。
ロータリーの6つの重点分野にも注目し、真に重要なニーズを把握するために、地域住民との話し合いも行いました。「何が必要とされるか住民に尋ね、優先すべき事柄から離れないように気をつけた」とシャーファーさん。結果的に、5つの重点分野に関連する活動を実施しました。「それぞれ独立したプロジェクトに聞こえるかもしれませんが、いずれも同じ地域で、同じクラブが実施したものです」
プロジェクト資金は、財団のマッチング・グラントとクラブの資金によって賄われました。また、その後、両クラブが所属する地区が、ロータリー財団の未来の夢計画(新しい補助金モデル)の試験地区となったため、グローバル補助金も利用しました(新しい補助金モデルは、2013年7月より全地区に導入されます)。
両クラブは、グローバル補助金のためのオンライン申請プロセスを、いち早く使用しました。当初は複雑だった申請手続きも、現在はオンラインで簡単に申請できるようになったとシャーファーさんは話します。
また、グローバル補助金では、より多くのクラブや地区が協力するようになるため、それだけ利用できるリソースが増え、ニーズのある地域社会で大きな影響を与える持続可能なプロジェクトが実施できると、キマロさんは付け加えます。
両クラブは現在、新たなプロジェクトを実施するため、3回目となるグローバル補助金の申請を行っています。これが承認された場合、これまでにタンザニア北部で実施されたすべてのプロジェクトを含め、活動資金の総額は529,000米ドルとなります。今回のグローバル補助金では、地域全体の水システムの改善、医療クリニックの開設、図書館への太陽光システムの設置、コンピューター室の設置のほか、農家を対象に効率的な販売方法の研修を行うことが目標です。
「大きな影響を生むことができるから、何年間もこの活動を続けてきた」とシャーファーさん。「多くのプロジェクトが実施され、さまざまな団体が活動するのを見てきましたが、いつも活動後のフォローアップが不十分でした。私たちは持続可能性を重視し、模範的なプロジェクトを示すために、この活動を続けてきたんです」
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