モザンビークの子どもたちに安全な水と衛生設備を
記事:Vanessa Glavinskas
ロータリー・ニュース:2012年8月23日
マプト・ロータリー・クラブ(モザンビーク)とスカナボー・ロータリー・クラブ(デンマーク)の協力による、グローバル補助金を利用した給水/衛生設備設置プロジェクト。
ロータリアンのホゼ・ルイ・アマラルさんは、モザンビークの首都マプトにある小学校のトイレに入ったとき、あまりの悪臭に1分もそこに立っていられませんでした。
その小学校には、壊れかけた衛生設備を修理する資金がありませんでした。当初、700名の生徒のために建てられた学校には、2,500名の生徒と職員が学校生活を送っていました。また、配管設備が老朽化しているため、通常のトイレではなく、簡易トイレが男女1つずつ設置されているだけでした。さらに問題はトイレだけでなく、水道設備は校庭に蛇口が2つあるのみで、利用時間も一日2時間に限られていたのです。
そこで、マプト・ロータリー・クラブのロータリアンは、水プロジェクトを計画するために教育省を訪れ、水と衛生の問題がある学校のリストを入手、その後、リストにある学校を訪問してプロジェクトのニーズを特定しました。「水を利用できない学校の状況は、実にひどいものでした」と、アマラルさんは振り返ります。
ロータリアンはその後、衛生設備の改善と貯水タンクの設置にかかる費用の見積もりを用意し、55,100米ドルのプロジェクトのための国際パートナーを探しました。
すると、デンマークのスカナボー・ロータリー・クラブが、援助国パートナーとして協力してくれることになりました。「クラブ資金を活用できる財団プロジェクトを探していました」と、会員のスタイン・シェルエンバックさんは話します。このクラブは、ロータリー財団の新しい補助金モデルを試験的に利用している地区のクラブで、ほかの試験地区のクラブとの協力を模索していました。
2つのクラブは、ロータリー財団のグローバル補助金を申請、受領し、プロジェクトを実行しました。トイレの設置、井戸掘り、5,000リットルの貯水タンク設置を経て、2011年10月、新たに設置された水/衛生設備を記念する式典が行われました。式典に出席した市の教育相は、通常の設備を上回る出来栄えに賞賛の言葉を述べました。
プロジェクト後は、学校当局が施設の管理を担当しています。また、業者による定期的なメンテナンスが行われるよう、ロータリアンが段取りを立てました。
「子どもたちは、とても喜んでいます」とアマレルさん。先週、スポーツ用品をプレゼントしようと久しぶりに学校を訪れたところ、子どもたちが駆け寄ってきて挨拶してくれたそうです。「水をくれた人だ、ってみんな覚えていてくれました」
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