Rotary.org: ニュース - 幼児死亡率の削減を目指す国際プロジェクト    

 幼児死亡率の削減を目指す国際プロジェクト    

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アジズ医師(左から2番目)と医療スタッフ。カイロ市にあるAbou El Reesh小児病院にて。写真提供:Rotary Club of Helipolis, Egypt

年間数百件に及ぶ未熟児の救命医療を支援するために、エジプトと米国のロータリアンが協力して、新生児のための集中治療設備をカイロ市の病院に寄贈しました。ヘリオポリス(エジプト)とミネアポリス(米国ミネソタ州)のロータリー・クラブによって実施され、「母子の健康」の重点分野に該当するこのプロジェクトは、ロータリー財団の補助金によって実現しました。

年に100万人の患者が利用するこの病院では、多くの患者に対応するための医療機器が不足していました。また、貧困層や十分に医療ケアを受けていない人々が患者の大部分を占め、全患者の25%という高い死亡率が問題となっていました。

そこで、幼児の死亡をなんとか減らしたいと考えたヘリオポリスのロータリアンは、病院と連絡を取って支援方法を検討、その後、ミネアポリス・ロータリー・クラブと協力してロータリー財団の補助金に申請し、除細動器、人工呼吸器、輸液ポンプ、注射器ポンプ、診断機器を寄贈するための23,000ドルを調達しました。また、寄贈物資の使用方法を病院スタッフに教えたほか、適切な衛生管理と栄養摂取に関する研修をしています。

「プロジェクトの第1の目的は、母子の健康を改善し、幼児の死亡を減らすこと」と、ヘリオポリスの会員でロータリー公共イメージ・コーディネーターであるアヨブ・マハムド・アヨブさんは述べます。しかし、エジプトではロータリーへの認識が低く、懐疑的な人もいるため、プロジェクトを通じた人々の認識向上が第2の目的です。「ニーズを抱える人々を支援するロータリアン」の存在を知ってもらいたい、とアヨブさんは話します。

寄贈を受けた病院の小児科医、ナビル・アブデル・アジズさんは、ロータリーのおかげで胃腸障害による乳児死亡率が2%(年に数百人の割合)低下したと話します。「ロータリーの支援がなかったら、もっと多くの子どもが命を落としていたでしょう。エジプトは、このような国際的支援と理解を必要としています」

「ロータリーが与えてくれたのは寄贈物資だけではありません」とアジズ医師は述べます。「貧困に苦しむ多くの親に、子どもの医療ケアという希望を与えてくれました」

この病院では、現在も新生児用の医療機器が不足しています。そのため、ヘリオポリスのロータリアンは、今後も海外のクラブと協力してロータリー財団の補助金を申請し、2015年までに不足している機器を提供することを計画しています。


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