インドの慈善家がロータリーのポリオ撲滅活動にさらに100万ドル
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2012年5月18日
(ラジャシュリー・ビルラさん。2012年RI国際大会にて)
バンコクで開かれた2012年RI国際大会において、アディティア・ビルラ・グループのラジャシュレー・ビルラさんが、ロータリーのポリオ撲滅活動に対してさらに100万ドルを寄付することを発表しました。今回の寄付を含めると、ロータリー財団のポリオ撲滅キャンペーンに対するビルラさんからの寄付は、合計620万ドルを超えることになります。
亡き夫、アディティアさんが築いたインド最大のアディティア・ビルラ・グループは、ビジネス誌『フォーチュン』が選ぶ世界トップ500企業に選ばれています。今では、息子のクマール・マンガラムさんが会長となり、ビルラさんは理事を務めています。また、ビルラさんはボンベイとムルンドの2つのロータリー・クラブの名誉会員です。
「講演のときだけでなく、大会4日間ずっと出席してくださったことは、ビルラさんがロータリーの重要性を理解してくださっていることの証。(中略)今回の追加100万ドルのご寄付は、ビルラさんの優しさと熱意の表れです」とバネルジーRI会長は述べます。また、サブー元会長も「彼女は、慈善家として寛大な寄付をするだけでなく、自らほかの人々に支援や活動への参加を働きかけ、子どもたちへの予防接種が行われるよう尽力してくださっている」と話します。
国際大会でビルラさんを紹介したロータリー財団のビル・ボイド管理委員長は、次のように述べました。「インドで一番の実業家だった(故夫の)アディティアさんは、慈善活動にも熱心でした。その意思を継いだビルラさんは、一家が築いた財団を通じて、インドの貧しい人々に教育や医療を提供しています。ご一家は、ポリオ撲滅キャンペーンにも多大な支援を寄せてくださっています」
インドでは今年、1年間ポリオの新しい発症が報告されなかったことを受け、世界保健機関(WHO)によってポリオ常在国リストから除外されました。インドが「ポリオのない国」としての証明を受けるには、2014年2月まで新しい感染者のない状態を保つ必要があるため、今回のビルラさんの寄付はとても大きな意味を持ちます。インドからポリオを完全になくし、残る常在3カ国(アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン)でもポリオの感染を断ち切るには、引き続きの支援が必要とされています。
「インドにおけるロータリーのポリオ撲滅活動の成功、そして、政府やWHO、ユニセフ、CDC、ゲイツ財団などの取り組みを見れば、残る3カ国からポリオがなくなる日は遠くないでしょう。(中略)人類全体のために、ポリオを過去のものとすることが、私たちの義務なのです」とビルラさん。「企業が社会問題に目を向けるようになれば、ビジネスの発展にもつながると思います。ビジネスのリーダーは、社会貢献にもっと真剣に取り組み、地域社会の人々への思いやりを示す必要があります」
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