Rotary.org: ニュース - 世界の貧困との闘いをロータリアンに訴える

 世界の貧困との闘いをロータリアンに訴える

  • 印刷
  • Eメールで送る

 
 

写真上:マイクロファイナンスを通じた貧困支援に取り組むロータリアンに感謝するムハマド・ユヌス氏。写真下:貧困を緩和する活動においてロータリアンが持つ影響力を力説するヒュー・エバンス氏。写真提供:Monika Lozinska 

2012年RI国際大会の第2回本会議では、貧困と飢餓に関する講演にスポットライトが当てられ、世界的に著名な講演者が、これらの世界的問題に取り組むロータリアンの力について熱弁を振るいました。

マイクロファイナンス(小口融資)の父として知られるノーベル平和賞受賞者、ムハマド・ユヌス氏は、貧困に苦しむ人々のために小口融資支援を行っているロータリアンに感謝の言葉を述べました。グラミン銀行の創設者であるユヌス氏は、小口融資を受けた事業と協力するソーシャルビジネスの機会を追求する大切さを語りました。このような事業は、収入だけでなく、地域に恩恵をもたらします。

ユヌス氏は、ソーシャルビジネスの一例として、バングラデシュの子どもたちのための高栄養ヨーグルトを生産する、グラミン銀行とヨーロッパの食料品企業ダノン社による共同事業を紹介しました。この共同事業は、子どもの栄養失調を解消するだけでなく、生産ラインの立ち上げによって雇用機会を改善することを目的としています。

「今日の世界では、人々は問題を解決するためでなく、お金を得るためにお金を使っている」とユヌス氏。「ビジネスの枠内で創造的にお金を使用できれば、どんな問題も解決できるはずです」

グラミン銀行はまた、1足1ドル以下の靴を生産することを目的に、アディダス社とも提携しています。安価な靴を買うことができれば、貧しい地域で足から感染する疾病を防ぐことができます。

「私の夢は、世の中から貧困をなくし、子どもたちが博物館を訪れて貧困とは何かを学ぶような未来を築くことです」

貧困者支援団体「グローバル貧困プロジェクト(Global Poverty Project)」の共同創設者でありCEOであるヒュー・エバンス氏は、貧困との闘いにおけるロータリアンの計り知れない影響力を力説しました。 

「ロータリーと同じく、私たちは、力を結集すれば世界を変える力が生まれると信じている」と話すエバンス氏は、人々が互いのニーズを支え合うことができれば、一人で大きな負担を抱えることはなくなり、視野を広げることもできると説明します。

「ロータリアンを突き動かすこの考えが、グローバル貧困プロジェクトの原動力でもあるのです」

国連とのつながり

国連財団のシニアアドバイザー、ジリアン・ソレンセンさんが講演し、貧困と飢餓、非識字、きれいな水と衛生設備の欠如など、さまざまな世界的問題の解決において政府と協力するよう、ロータリアンに呼びかけました。ソレンセンさんはこれまで、国連事務総長の渉外部門補佐を務めるなど、長年にわたって国連の仕事に携わってきました。「これらの問題は大きすぎて、政府の力だけでは解決できません。(中略)リーダーシップを発揮できるロータリーのような民間組織や市民団体など、さまざまなパートナーとの協力が必要とされています」

国連と66年におよぶ関係を持つロータリーは、ニューヨークの国連本部でも活動し、国連での影響力を持っています。「ロータリーは、ユニセフ、ユネスコ、WHOと同じような役割を果たしている」とソレンセンさんは述べます。

もう一人の講演者、グラミー賞受賞シンガーソングライターで、活動家でもあるアンジェリーク・キジョーさんは、保健問題について話しました。世界には解決策のない保健問題がある一方で、「解決策があるにもかからわず、十分に対応されていない問題があることに苛立ちを感じる」と語りました。2002年にユニセフ親善大使に任命されたキジョーさんは、ロータリーのポリオ撲滅キャンペーン、「あと少し」(This Close)というメッセージに共感を抱いています。「このキャンペーンの好きなところは、とても分かりやすい目標を掲げていること」とキジョーさん。「撲滅は可能であると、私たちは知っています。皆さんの善意とエネルギーがあれば、この目標は必ず果たせるでしょう」 キジョーさんは歌も数曲披露しました。

このほかの大会ニュースとして、5月6日、大会会場で大きなスマイルフェイスを作るというイベントが行われました。2012人の参加者たちが、青と黄色のポンチョを着て立ち、巨大なスマイルフェイスを形づくるという試みです。

ロータリーに関するそのほかの話題は国際ロータリー公式ツイッター日本版@RotaryJapan)をフォローしてご覧ください。

 


コメントを投稿する

*は入力必須項目です