コーヒーの販売収益で人道奉仕
記事:Megan Ferringer
国際ロータリー・ニュース:2011年11月14日
「Clean Water for Coffee Growing Countries」使途推奨冠名基金の支援によってきれいな水が利用できるようになったボリビアの子どもたち。写真提供:Five for Water
ロータリー財団の元奨学生が、米国内のロータリー・クラブにフェアトレード(公正貿易)のコーヒーを販売し、その収益金で発展途上国にきれいな水を届けています。
この基金によって実現したプロジェクトでタンザニアに水ポンプが設置されました。「水と衛生設備」はロータリー財団の重点分野の一つです。写真提供:
Five for Water
米国(ミズーリ州)のロータリアンで、1979-80年度のロータリー奨学生として英国に留学した経験を持つビル・プロストさんは、コーヒー原産国にきれいな水をもたらすために使途推奨冠名基金を設置し、「Five for Water」プロジェクトを始めました。Green Mountain Coffee社と提携し、このコーヒーを購入して地域社会で販売するよう、米国内のクラブに呼びかけたプロストさん。「このようなプロジェクトは、会員数の多いクラブも少ないクラブも、いつでも実施できます」と話します。
コーヒーの収益
わずか1年前に始まったこのプロジェクトですが、既に米国内の300以上のクラブが参加し、184,000ドル近くの純収益を上げ、10カ国、5万人以上の人々にきれいな水を提供してきました。世界保健機関(WHO)によると、毎年、200万人以上の人々が水感染による疾病で命を落とし、10億人以上がきれいな水のない生活をしています。「ロータリアンとして、何かしなければ、という使命感を感じた」と言うプロストさんは、海外の協力者も探し、ロータリー財団のマッチング・グラントも申請して、学校や孤児院、診療所などに井戸を設置しました。今後も、きれいな水が必要とされているところがあれば、協力者を見つけて活動していきたいと話しています。
ボリビアの井戸
最近では、ボリビアに井戸を設置し、水汲み所を作りました。さらに、ホンジュラスでも、ミズーリ州のクラブおよび「国境のないエンジニア」と協力して、既存の井戸と貯水タンクから水を引くための配水管を設置し、300世帯以上にきれいな水を提供しました。現在は米国のクラブにだけコーヒーを販売していますが、関心を示している海外のクラブもあります。次のステップは、この活動を国際プロジェクトとして発展させることです。「私のしていることは、どんなクラブにもできるシンプルな活動です。国際性豊かなロータリーでは、同じ目標に向かって協力したいと、誰もが望んでいます」
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