世界ポリオデーにおける活動のハイライト
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2011年11月4日
パースで開かれた英連邦首脳会議で、オーストラリア、カナダ、ナイジェリアとゲイツ財団がポリオ撲滅に合同で1億ドル以上を寄付することを誓約。写真はカナダのロータリアンで元ポリオ患者であるラメッシュ・フェリスさん(中央)、ナイジェリアのジョナサン大統領、カナダのハーパー首相、英国のキャメロン首相、パキスタンのギーラーニー首相、オーストラリアのギラード首相。写真提供:Petina Dixon-Jenkins
「10月24日の世界ポリオデーに、ロータリーのポリオ撲滅活動を世界中の人々に伝えていくために、ご協力いただけることを願っております」 クラブ会長に向けたメッセージの中で、ロータリー財団のビル・ボイド管理委員長は、ポリオ撲滅に向けたロータリーの2億ドルのチャレンジを支援する特別なオンライン寄付キャンペーンへの参加を呼びかけました。 10月24~28日、100ドル以上のオンライン寄付への認証ポイントが2倍になるキャンペーンで、多くのロータリアンから多額の寄付が寄せられました。期間中の寄付総額は、近日中に発表される予定です。
この週、ロータリアンは実にさまざまな方法でポリオ撲滅への支援を呼びかけました。オーストラリアでは、貧困撲滅を推進する団体、Global Poverty Project が、世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)によるポリオ撲滅への全面的な支援を各国政府に呼びかけるための署名運動を行いました。25,000人近くが署名に協力し、さらにオーストラリアのクローリー・ロータリー・クラブが署名者1人につき1オーストラリアドル(約1米ドル)を寄付することを申し出た結果、総額20,000ドルが集まりました。
オーストラリアのパースでは、Global Poverty Project主催のポリオ撲滅支援コンサートが10月28日に開催され、さらに多くの募金を集めました。このコンサートと同時にパースで開催された英連邦首脳会議では、Global Poverty Projectとともにロータリアンがポリオ撲滅を会議の議題に盛り込むよう各国首脳に要請。この会議の後、オーストラリア、カナダ、ナイジェリア政府とビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が、合同で1億米ドル以上をポリオ撲滅に寄付することを誓約しました。
オーストラリアのジュリア・ギラード首相は次のように述べています。「世界を変えるために、長年、この活動を率いてきたロータリーの努力を称えたいと思う。1954年に初めて女王陛下がパースを訪れた当時はわが国でもポリオが流行していたが、以来、状況は完全に変わった」 さらに、カナダのスティーブン・ハーパー首相は「カナダ政府は、この(ポリオ撲滅)活動を長年支援してきたことを誇りに思っている。(中略)国際ロータリーが最初に始めたこの活動が、ポリオを撲滅するという1988年のWHO決議につながった。当時、世界中いたるところでポリオが蔓延し、感染者から身体の自由を奪っていた」と話します。
「私たちの世代は、今後誰一人としてこの病を恐れずにいられる世界をつくるという、歴史的なチャンスを手にしています」と話すのは、クローリー・ロータリー・クラブ会員で、Global Poverty Projectのポリオキャンペーン・マネージャーを務めるマイケル・シェルドリックさんです。「だからこそ、今、ポリオ撲滅を成し遂げることが重要なのです」
米国のワシントンDCでは、ビル・ゲイツ氏とロータリアンが国会議事堂前に集まり、ポリオ撲滅への誓いを新たにしました。
米国アリゾナ州の複数のロータリー・クラブは、この日、ポリオ撲滅を目指した山歩きプロジェクトを開始し、2月14日までに250,000ドルを集めることを目標に掲げました。徒歩、自転車、馬で800マイル(約1280キロメートル)のハイキングコースの各区間を踏破するごとに、100ドルを寄付するそうです。
イタリアでは、10月23日のヴェネツィア・マラソンの一環として、ベネジア・リヴィエラ・デル・ブレンタ・ロータリー・クラブ主催の「Run to End Polio」(ポリオ撲滅に向けて走ろう)と銘打つ募金活動が行われました。
このほかにも、ロータリーの「あと少し」認識向上キャンペーンの一環として、クラブ会員や支援者たちが自分の顔写真を挿入した広告を作り、世界ポリオデーにFacebookなどのプロフィール写真として使いました。このキャンペーンに協力している有名人には、ジャッキー・チェン、ジャック・ニクラウス、イツァーク・パールマン、アンジェリーク・キジョー、ジギー・マーレーなどがいます。
米国疾病対策センターによると、この日、アフリカとアジアで8千万人以上の子どもに対してポリオ予防接種が行われたそうです。
ポリオとその撲滅支援については以下をご覧ください。