ラクイア大学(イタリア)がロータリアンの支援活動を表彰
記事:Arnold R. Grahl
国際ロータリー・ニュース:2011年10月20日
上:10月12日、イタリアのラクイア大学より、工学の名誉博士号を授与されたバネルジー会長(写真提供:Margarita Hewko)。下:表彰式において、イタリアの献血団体「AVIS」から5万ユーロの小切手を受け取るバネルジー会長夫妻(写真提供:Maria Chiara Zilli)。
10月12日、イタリアのラクイア大学が、2009年の地震被害に対するロータリアンによる再建活動を称え、カルヤン・バネルジーRI会長に工学の名誉博士号を授与しました。大学関係者は、この栄誉が大学、またラクイアの街全体からの感謝の印であると話します。「支援のおかげで、私たちは希望と確信を胸に、街の経済と文化を復活させることができるでしょう」
第2090地区(アルバニア、イタリアの一部)のロータリアンは、イタリアの献血団体「AVIS」による学校再建を目的とした募金活動に協力し、200万ユーロ(約2億円)を集めました。ロータリアンとAVISは、大学のキャンパスを完全に建て直すために、300万ユーロを集めることを誓約しています。また、この表彰式では、支援活動を促進するための5万ユーロ(500万円)の小切手が、AVISよりバネルジー会長に授与されました。
「本日いただいた栄誉は、私個人ではなく、ロータリー全体のもの」とバネルジー会長は強調し、ラクイア大学と街の再建に熱心に関与してきたロータリアンの活躍、そしてロータリーの貢献に言及しました。
人道問題に取り組む
今回の博士号は、人道問題への対応としてエンジニアの役割を強調するバネルジー会長を称えるために授与され、大学関係者は、急速に発展しているインド社会での会長の貢献にもふれました。
バネルジー会長は、インド工科大学から化学工学の学位を得て、「United Phosphorus Limited」社への入社を含む自身の経歴について表彰式会場の聴衆に説明しました。今日、同社はインド最大の農薬会社に成長しています。
「多国籍企業ではなく、小さな会社に入社したことを後悔したことはありません」とバネルジー会長。「大学院への道もあきらめたのですが、これは正しい判断でした。45年が経過したとはいえ、現在こうして博士号を手にしているのですから」とおどけてみせました。
バネルジー会長は、「United Phosphorus」社で業務を開始して間もなく、バピ・ロータリー・クラブ(インド、グジャラート州)に入会しました。当初は、インフラ整備も整っていなかったバピの街ですが、クラブによる支援もあり、医療施設や教育機関のある地域に発展しました。究極的に、責任も持って自分たちの地域社会、ひいては世界をより良い場所にしようという人々の希望と理想があったからこそ、バピの街は成長できたのだとバネルジー会長は話します。
第2090地区のフランチェスコ・オッタビアーノ・ガバナーは、今回の表彰に関するニュースがロータリー世界全体と200を越える世界の国々に知れ渡るだろうと、地域のロータリアン、市民、教育機関に伝えました。
フォトギャラリー
バネルジー会長夫妻はまた、バチカン市国を訪問しました。その様子を収めた写真を、フォトギャラリーよりご覧ください。