Rotary.org: ニュース - 「聞いたことはあるが、何をする団体か知らない」がロータリーの課題

 「聞いたことはあるが、何をする団体か知らない」がロータリーの課題

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「一貫したロータリーのメッセージを広めることが大事」と語る公共イメージ・コーディネーター、ポーリーン・ランさん(台湾)。写真:ロータリー・フォトライブラリ

職場の同僚や友人は、あなたがロータリアンであることを知っていますか。地元地域や海外でのロータリーの活動について、友人や知人に伝えていますか。

2010年に専門調査会社が6カ国(日本を含む)で実施したロータリーの公共イメージ調査では、2006年の調査と同様、回答者の多くが「ロータリーという名を聞いたことはあるが、何をする団体なのかを知らない」と答えました。また、ロータリアンの知人がいる人ほど、ロータリーについてよく知っており、奉仕活動を行う団体として好印象を抱いている、ということもこの調査で明らかになりました。

ロータリー公共イメージ・コーディネーターを務めるポーリーン・ランさんは、次のように話します。「団体の活動内容を広く周知させるのは、簡単なことではありません。ロータリーの活動は範囲が非常に広いため、一般の人々の混乱を招いているとも考えられます。ですから、ロータリーの広報では、一貫したメッセージを伝えることが大切です。そのためには、団体としての立場、ビジョン、価値観、重点分野を的確に伝えられるようにするための研修を会員に対して行う必要があるでしょう」

認知度は高いが、認識は低い

調査が実施された6カ国中、ロータリーの認知度が最も高かったのはオーストラリア(95%)で、最も低かったのはドイツ(34%)でした。しかし、認知度が高くても、必ずしもロータリーの活動が知られているわけではありません。「ロータリーという名を聞いたことがある」と答えたオーストラリアの回答者のうち、ロータリーが何をする団体なのかを知っていたのは、わずか35%。80%の回答者が「聞いたことがある」と答えた南アフリカでも、ロータリーの活動について知っていたのは、わずか23%でした。こうした結果から、公共イメージの向上においては、単に認知度を上げるだけでは十分ではないことが分かります。

年齢、性別、年収といった属性も、認知度や認識の違いに関係があります。例えば日本では、40歳以上の回答者の67%がロータリーについて「聞いたことがある」と答えていますが、40歳未満はこの数字がわずか38%です。アルゼンチンでは、高年収層の63%がロータリーについて「聞いたことがある」と答えた一方、低所得層はわずか20%でした。このことから、今回の調査報告書は、若い職業人にロータリーをもっとよく理解してもらう必要があると結論づけています。 

男性中心という認識、参加と入会への関心の薄さ

その他にも、調査報告書は、ロータリーが男性中心の団体であるという認識が未だに強いことを指摘しています。このことは、クラブが積極的に女性入会の機会について伝えていくことの重要性を物語っています。ロータリー・クラブの活動へのボランティアでの参加と寄付への関心は、国によって異なります。この関心は南アフリカで最も高く(49%)、日本で最も低い(10%)という結果が出ています。ロータリー・クラブ入会への関心は、全体的に低いことが分かりました。調査が実施された6カ国で、入会する可能性があると答えたのは、わずか16%でした(59%が「入会しないと思う」と回答)。

フォーカスグループでも同様の結果

2008~2010年に実施された40回のフォーカスグループ(座談会調査)でも、同様の結果が出ています。この調査は、一般の人々を対象に、会員が減少している地域で行われました(フォーカスグループの結果は、「会員増強詳細報告」または報告書をダウンロードしてご覧いただけます)。

「ロータリー・クラブは自立して運営されており、奉仕活動はクラブが独自に決めて行っています。このことが、ロータリーへの複雑な印象の一因となっているのかもしれません」とランさん。「この調査結果は、一貫したメッセージの重要性を物語っています」

以下の資料や情報をクラブでの広報にお役立てください。 


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