デング熱から人々を守るために
記事:Dan Nixon、Arnold R. Grahl
国際ロータリー・ニュース:2011年9月6日
デング熱の感染を防ぐための設備を確認する第3400地区のロータリアン。写真提供:Rotary Club of Solo Kartini
ジャワ島(インドネシア)のカディピロと呼ばれる地域(住民約50,000人)では、デング熱を撲滅するためのグローバル補助金プロジェクトが大きな進展を遂げています。毎年5,000万人が感染し、22,000人が命を落としているこの疾病と取り組むため、第3400地区(インドネシア)と第7980地区(米国コネティカット州)が協力し、未来の夢計画試験段階のプロジェクト第1号として活動を開始しました。
プロジェクト開始から最初の半年では、業者が、1,400以上の家屋で使用されている貯水槽の内側を白いタイルで覆い、灰色の蚊の幼虫を簡単に発見できるようにしました。続く半年では、地元ロータリアンが住民を対象に、蚊の繁殖防止研修を提供し、各家屋での対応の確認作業を監視しました。
その結果、確認されたデング熱の感染は4件に留まり、前年度の43件から大きく減少しました。また、支援を受けた家屋での発症率は1.4%で、それ以外の家屋における9.7%と大きく差が出ました。ウェストポート・クラブ(コネティカット州)会員で内科医をしているポール・スピーカーマンさんは、公衆衛生と環境に悪影響を及ぼす化学物質に頼らずに大きな成果を収めたことを、高く評価しています。
ロータリーの「疾病予防と治療」の重点分野に関連する同プロジェクトは、ロータリー財団のグローバル補助金15,660ドルのほか、2地区からの寄付7,740ドル(地区財団活動資金)と参加クラブからの15,844ドルの支援を受けて実現されました。コネティカットのロータリアンは、インドネシアの地元ロータリアンや公衆衛生局、またロータリー職員と密に協力したことが成功の鍵であったと説明します。
模範となるプロジェクト
プロジェクト実施地のクラブは、7月、ほかの地域でも同様のプロジェクトを実施できるよう、近隣地域の役所に活動データを提出しました。効果的な研修と監視活動に加え、既に効果が実証済みであるプロジェクトは、今後も持続的に継続されていくでしょう。「ロータリアンとして、劣悪な環境で生活している人たちの生活を改善する義務がある」と、インドネシアのロータリアン、ダナルシ・サントーサさんは話します。「周辺地域でのデング熱対策に取り組んでいくために、今回のプロジェクトが模範となるでしょう」
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