グローバル補助金でマラリア予防と治療を支援
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2011年6月27日
マラリアのない未来のために、ロータリー財団のグローバル補助金が活用されています。マリ共和国のイリマジョーにて。写真提供:Project Muso Ladamunen
昨年、サハラ砂漠以南のアフリカでは、マラリアによって約75万の命が失われ、その85%が幼い子どもたちでした。
そこで、4カ国のロータリアンが協力し、マリ共和国の最も貧しい地域で、ロータリー財団のグローバル補助金を活用し、内科治療のほか、防虫加工の蚊帳やマラリア予防・治療のための医療品を提供する支援活動を行っています。財団の未来の夢計画における重点分野の一つ、「疾病予防と治療」に関連したこのプロジェクトは、グローバル補助金26,666ドルと、未来の夢の試験地区から寄せられた33,000ドルの寄付、さらにインドやアフリカ西部の試験地区ではないクラブからの寄付によって支えられています。
バマコ・アミティ・ロータリー・クラブ(マリ共和国)は、支援活動の調整と監視活動(モニタリング)を行っています。クラブはまた、貧困と疾病の問題に取り組む地元の非政府組織とも協力しています。
一方、キャピトルヒル・クラブ(米国ワシントンD.C.)は、インターネットサイト「Crowdrise」を通じて募金をしています。また、プロジェクトの進展を伝え、報道関係との連絡を取るために、フェイスブック、ツイッター、リンクトイン(LinledIn)などのソーシャルネットワーキングサイトも活用しています。「わずか数ドルで購入できる医薬品が欠如しているために、毎年100万人近くの子どもが命を落とすようなことがあってはならない」と、同クラブの会員は語気を強めます。
プロジェクト開始後の3カ月間(2~4月)に、3,000人の人々が地元の保健センターを訪れた一方で、保健員が12,700戸の家庭を訪問しました。結果として、マラリアにかかった900人の子どもを治療し、そのうち8割は、医療介入が最も緊要とされる発症後48時間以内に治療を行うことができました。また今年6月、現地の全家庭(住民56,700人以上)を対象に調査を行い、22,300枚以上の蚊帳が必要とされていることが分かりました。7月には、マラリア対策に取り組む団体の協力も加わり、21,500枚が配布される予定です。また現在、蚊帳の不足分を補うために、マリの保健省とも連絡を取り合っています。
「信じられないほどの変化を生むことができた」と語るのは、協力組織の一つ「Project Muso Ladamunen」の創設者アリ・ジョンソンさんです。ロータリーが果たした役割に「感謝の言葉も見つからない」と話してくれました。