Rotary.org: ニュース - 今こそポリオ撲滅に全力投球を

 今こそポリオ撲滅に全力投球を

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世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)は、新たな戦略計画と二価経口ポリオワクチンが昨年導入されて以来、大きな進展を遂げてきました。近年、ポリオのない国へのウィルス感染の原因となってきたインドとナイジェリアでも、2010年には前年と比べ感染数が95%減っています。   

 
インド、ウッタルプラデシュ州で子どもにワクチンを投与するロータリアン。ウィルスが常在する4カ国(インド、アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン)のうちの1国であるインドでは、2011年に入ってからわずか1件しか感染が報告されていません(5月25日現在)。写真提供:Allison Kwesell

5月の世界保健総会で、マーガレット・チャン事務局長はこのような進展を高く評価した一方、「撲滅活動が終わったわけではなく、私たちは撲滅が達成されるまで見届けなければならない」とも述べました。GPEIの独立モニタリング委員会(IMB)の4月の報告によると、インドとナイジェリアでの進展に加え、アフリカの15カ国でも、2009年に始まったポリオ流行が収束しました。GPEIの主導機関(世界保健機関、国際ロータリー、米国疾病対策センター、ユニセフ、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団)は、IMBが報告の中でポリオ撲滅を「確実に可能」かつ「絶対に必要」だとし、各国政府、寄付者、主導機関のさらなる支援があれば、進展が思わしくない国々においても、今後大きな進展が十分可能であるとの見解を示したことに注目しました。そのうちの1国、パキスタンでは、今年の終わりまでに感染を完全に絶つことを目標として掲げ、「全国一人残らず子どもに予防接種」するためにロータリアンが懸命な活動を行っています。   

IMBはさらに、2012年までに推定6億6,500万ドルの資金が不足し、GPEIの成功の「唯一かつ最大の障害」となるだろうと報告しています。この資金不足を埋めるため、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団がロータリーのポリオ撲滅活動に3億5,500万ドルの補助金を提供したほか、ロータリーもこれにさらに2億ドルを上乗せして寄付することを目標に、「ロータリーの2億ドルのチャレンジ」の募金を展開しています。この募金活動では、ロータリアンの懸命な努力によって現在までに1億7,320万ドルが集まっています。  

一方、チャンWHO事務局長、ビル・ゲイツ氏、数カ国の保健大臣、国際開発機関の代表者が出席した会議で、ロータリー財団のカール・ヴィルヘルム・ステンハマー管理委員長は次のように述べました。「撲滅資金を提供する責任は皆が共有すべきもの。ですから、私たちは世界中のドナー国政府に支援を呼びかけています」  

IMBの報告は「ポリオの撲滅は近い将来に可能」と結論付けたものの、今後もあらゆるレベルで最大の注目を集めていかなければ、この目標の達成は難しいとしています。「今、この機会を逃したら、現在の低い感染レベルを保っていくことはできないでしょう。そうなれば、ウィルスがなくなった国にも再び感染が広がり、今は安全に暮らしている何十万という子どもたちも、命を落としたり、麻痺障害を負う危険にさらされることになってしまいます」と、ゲイツ氏は5月に開かれたRI国際大会で述べました。 

一方、WHOのポリオ撲滅責任者であるブルース・アイルワード氏も、5月に行われたTEDで講演し、次のように語りました。「新しいワクチン、新しい解決策、新しい戦略がある今、人類の歴史で初めて“ポリオのない世界”を実現できるチャンスが訪れています。しかし、今手を緩めれば、古代から続くこの病気を根絶するチャンスは永遠に失われてしまうでしょう」

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