グローバル補助金の奨学金で専門性の高い教育が可能に
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2011年5月6日
環境と農村の暮らしについて学ぶため、オランダの酪農家を訪れたジェシカ・クレンデンニングさん(右)。写真提供:Jessica Clendenning
第6150地区(米国アーカンソー州)がグローバル補助金を使って支援する奨学生、ジェシカ・クレンデンニングさんは現在、オランダのエラスムス大学社会学国際研究科に留学しています。彼女は、修士課程で開発学を専攻し、持続可能な開発のベストプラクティスを広め、貧しい地域社会の人々の生活を向上させることを目標としています。
「地域社会が地元レベル、地域レベルで抱える問題、また、社会、経済、政治の観点から持続可能な開発を実現する上での課題を研究しています。社会的なニーズ、保健的なニーズ、教育的なニーズに合わせて、インフラの整備を支援する方法も学ぶ予定です」と話すクレンデンニングさん。
エラスムス大学に加え、奨学金を使って、スイスのローザンヌ工科大学にも留学する計画です。ここでは、自然災害の影響を抑える方法など、災害時のリスク緩和について学び、修了証取得をめざします。また昨年11月には、グループプロジェクトの一環として、インドの津波被災地を訪れ、水源を確保しながらも、人々の生活を水害から守るため、支援活動を行いました。
「開発に関するさまざまなコースを組み合わせて、専門性の高い教育を受けています。各コースで学んだことを自分の研究に生かし、将来は開発の分野で力を発揮したいと考えています」とクレンデンニングさん。
今回の奨学金は、ロータリー財団未来の夢計画の重点分野の一つ、「経済と地域社会の発展」を支援するグローバル補助金活動として実現しました。
留学以前は、ヘイファー・インターナショナルに勤務していたクレンデンニングさん。当初は国際親善奨学金に申請しましたが、6150地区が試験地区となったこと、また同地区とヘイファー・インターナショナルが孤児を助けるプロジェクトで協力した経験があったことから、今回、グローバル補助金の奨学生第一号に選ばれました。パスト・ガバナーで、地区ロータリー財団委員長のロバート・ワーナー氏は「ヘイファー・インターナショナルとは昔から協力関係があったこと、また彼女は社会に還元したいという意思が強く、グローバル補助金奨学生の第一号にふさわしいと判断した」と話します。
試験地区となるための準備は、奨学金の準備にも大いに役立ったと話すワーナー氏。「ガバナー、ガバナー・エレクト、財団委員長の私が奨学金委員会と会合を開いて6つの重点分野と必須要件を説明しました。また、5人体制のチームで計6回の補助金管理セミナーを実施し、クラブから代表者2名に出席してもらいました」こうした準備を経て、全41クラブが参加資格と資金管理の必須要件を満たすことができたそうです。
オランダで受入を担当する1600地区と、それまでに交流関係があったことも、留学を成功させる重要な鍵となりました。
「グローバル補助金の奨学生募集には、国際親善奨学金と同じ方法が適用できます」とワーナー氏。早くから募集を始め、優秀な候補者探しに力を入れることの重要性を強調します。大学院の費用のほとんどが提供されるこの奨学金は、社会に貢献したいと願って進学を希望する学生にとっては非常に魅力的です。奨学金の最低授与額は30,000米ドルですが、地区資金や学生のニーズによって授与額は異なります。
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