元平和フェローがハイチの再建を支援
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2011年4月14日
ハイチのハビタット・フォー・ヒューマニティーのオフィスで話し合うルイサ・ダウさんとバーナードD. トグバJr.さん。写真提供:Alyce Henson/ロータリー・フォトライブラリ
昨年発生した大地震とコレラの蔓延に苦しむハイチで、2人の元ロータリー平和フェローが、専門知識を生かし、同国の再建と復興を支援しています。
ルイサ・ダウさんは、ハビタット・フォー・ヒューマニティーのハイチ災害対応協力コーディネーターで、国連、米国国際開発庁(USAID)やその他の機関との橋渡し役を務めています。
ダウさんは、USAID緊急災害地域支援計画(Emergency Community Assistance and Planning)(ECAP)を担当しています。ハビタット・フォー・ヒューマニティーのために開発された ECAPは、9カ月にわたる300万米ドルの緊急災害プログラムで、ハイチ大地震後のシェルターの提供や定住支援を行う政府機関に対し、地域に根ざした現場での技術支援を提供しています。
「ハイチで、多くの家族が住居を見つけるための道を支援することで、彼らの生活再建を手助けできることを嬉しく思います」と語るダウさんは、オーストラリアの出身で、2008-10年度の平和フェローとして、米国デューク大学およびノースカロライナ大学へ留学しました。留学で学んだことが、現在の仕事への足がかりになったと言います。また、ラテン・アメリカやカリブ諸国のハビタット・フォー・ヒューマニティーでの活動経験で、平和で公平な社会開発には、住居の果たす役割が重要であることに気がついたそうです。
ダウさんは、「平和フェローは、紛争仲裁や交渉だけでなく、さまざまな分野で活躍しています。シェルター、教育、保健へのアクセスを提供することは、紛争で苦しむ国の人々の生活に直接の影響を与えます」と話します。 フェローとして国際開発政策を学んだことは、自分がどのように人々の生活の質を向上させる上で支援ができるかということを考える時間を与えてくれたと言います。
「開発と平和という分野で、充実した教育を受けられるプログラムは、平和フェローのカリキュラムをおいてほかにはないと思います。新しく刷新的な研究分野を探求するという環境で学ぶことで、私たちは成長し、ほかでは得られない経験を得ることができました」
開発活動を支援するイザベラ・ペレイラさん
ブラジルにおける国連開発計画で、プロジェクト・アナリストを務める元平和フェローのイザベラ・ペレイラさんは、ハイチでの協力的復興や開発プロジェクトの方法を探るため、ブラジル政府と協力しています。
2005-07年度の平和フェローとしてブエノスアイレス(アルゼンチン)のサルバドール大学へ留学したペレイラさんは、「私を駆り立てるのは、ほかの国を支援する母国ブラジルの役に立てる仕事ができるということです」と話します。
ペレイラさんによれば、ブラジルは、ハイチでの国連平和維持活動の指導的役割を果たしており、ハイチ再建の主要な支援国の一つだそうです。ブラジルとハイチを行き来し、農業、水と衛生設備、インフラ、保健、安全保障やその他の分野でブラジル協力庁が実施している活動を支援しています。
現職に就く前は、民主統治担当官として、東ティモールで展開した国連統合ミッションで活躍していました。 当時の記事はこちらをご覧ください。
「東ティモールでの経験で、間違いなく、予期せぬ事態に対応する能力や、障害を乗り越える力を得ることができました。これは、ハイチの再建に向けた努力にも大変重要な要素です」と語るペレイラさんは、ハイチやその他の国で非政府組織の一員として働いた経験から、ロータリー平和センターのプログラムは、大変重要なニーズに対応するものであると実感したと言います。
「多くの地域で多発している紛争を考えると、紛争地域出身の専門家を含め、より多くの専門家が必要とされています。平和フェローシップの素晴い貢献の一つは、専門的教育を通じて平和を推進することにあると思います」
この記事は、リコネクションズ向けに執筆されました。