Rotary.org: ニュース - 地震・津波災害、日本のロータリアンからの報告

 地震・津波災害、日本のロータリアンからの報告

  • 印刷
  • Eメールで送る

 
 

写真の赤線は、津波が押し寄せた高さを表しています(岩手県釜石市)。この建物内でクリニックを開く植田俊郎さん(大槌ロータリー・クラブ会員)は、4階へ駆け上がり、やっとのことで難を逃れたました。写真提供:瀬下龍夫

「地面はいつまでも大きく揺れ続け、これで私は死んでしまうのではないかと思いました」と黒田正宏RI理事は、3月11日の大地震を振り返ります。

医院長として青森県八戸市に内科病院を開いている黒田理事は、マグニチュード9.0の地震発生時、2階で診察を行っていました。高齢の患者さんの身体を支えてあげながらゆっくり階段を下り、階下についたときに地震が治まったそうです。すべての患者に帰宅するよう伝えたところ、一人の女性患者は、怖さのあまり帰宅を拒み、その後数時間、病院内に留まったといいます。「何と言ってあげたらよいのか分かりませんでした」と黒田理事は話します。

観測史上最大を記録した今回の地震は、陸地に数キロも浸入するほどの津波を引き起こし、地域の壊滅を含む甚大な被害をもたらしました。黒田理事は、津波が破局的な被害をもたらし、自宅や病院の数キロ近くまで押し寄せたことをラジオで知りました。寒くなる夜に備えて暖房を確保し、ろうそくや電池を準備しました。夜になると、暗くて歩くことすら困難だったそうです。さらに、余震も頻繁に起きていました。誰もが心に恐れを抱いていました。

仲間のロータリアンと連絡を取ることもできなかった、と黒田理事は話します。震災後3日間は、家庭電話に携帯電話、Eメールすら使用できず、地域は完全な孤立状態にありました。最も大きな被害を受けた第2520地区(岩手、宮城)についての情報も一切得られず、それらの地域に住むロータリアンとの連絡もままなりませんでした。

第2520地区の楢山ガバナーは、震災直後、大きな被害を受けた地域に駆けつけました。海岸沿いの被害状況はすさまじく、テレビで見る内容よりはるかに悲惨な光景が広がっていたそうです。「現在も、緊急支援と行方不明者の捜索が続けられており、津波被害を受けた地域では、食糧、飲み水、ガソリン、医療品などの物資の不足が深刻な問題になっています」

今後も増えると予測される被害者数に不安をつのらせつつも、ロータリアンからの応援に励まされていると、楢山ガバナーは話します。「世界中のロータリアンから数々の温かい励ましをもらった」と述べる同ガバナーは、それら支援の手に後押しされながら復興に取り組んでいこうと意志を強めました。

第2550地区(栃木)では、津波被害は免れたものの、地震による大きな被害を受けたと瀬下龍夫ガバナーは話します。地震の最中、机の下にかくれて地震が治まるのを待っていた瀬下ガバナーは、建物の支柱に亀裂が走ったとき、崩壊を予期しました。もはやこれまで、との思いが瀬下ガバナーの脳裏をよぎりましたが、幸い、建物は持ち堪えました。

瀬下ガバナーは4月2日、大槌ロータリー・クラブ(岩手)会員の植田俊郎さんに救援物資を届けるため釜石を訪れました。上田さんは、津波が建物の3階まで押し寄せる中、やっとのことで階上へと逃れたそうです。 

ロータリー・クラブは、被災地を支援するために、できる限りを尽くしていると、黒田理事は話します。「ガソリンが不足する状況にもかかわらず、多くのロータリアンが被災地に救援物資を届けてくれます。一丸となって活動するロータリアンの姿に、私は心から感激しています」

(訳者注:引用はすべて英語から翻訳されたものです)


コメントを投稿する

*は入力必須項目です