Rotary.org: ニュース - 夕食時の会話から生まれた合同プロジェクトフェア

 夕食時の会話から生まれた合同プロジェクトフェア

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11月に開催された多地区合同フェアで奉仕プロジェクトを展示するクリアカン・フマヤ・ロータリー・クラブの会員。このクラブは女性会員のみから成るクラブです。写真提供:第4150地区

18年前、米国カリフォルニア州からメキシコを訪問中の2人のロータリアンが夕食中に交わした会話が、後に地区合同プロジェクトフェア(プロジェクト展示会)に発展し、現在もロータリアンに奉仕の機会を提供し続けています。第4150地区(メキシコ)と第5130地区(米国カリフォルニア州)によるこの合同フェアのおかげで、これまでにメキシコ各地で140以上のプロジェクトが実施され、160万米ドルもの資金が調達されてきました。

かつて「Festival of Brotherhood」と呼ばれていたこの多地区合同プロジェクトフェアは、1992年に始まりました。当時、メキシコ、トラケパケの広場で夕食を取りながらロータリーについて語り合っていた2人のロータリアンの会話を、たまたま近くにいた神父が耳にはさんだのがきっかけでした。ホスピスを運営する非営利団体「Mano Amiga」の活動に携わっていたこの神父は、ロータリーの評判を以前から聞いており、この団体のニーズについて説明するために2人に近づいてきました。神父の話に感動した2人は、ハリスコにあるグアダラハラ・チャプルテペクト・ロータリー・クラブの支援を得て、Mano Amigaの人々に安全な交通手段を提供しました。

その3年後、両地区は初の合同プロジェクトフェアを開催し、以来、このイベントは年々規模を拡大していきました。フェアの主な目的は、第4150地区および現地の非営利団体から出されたプロジェクトの提案を第5130地区のロータリアンが審査し、その中から選んだプロジェクトをロータリーの資金で援助することでした。第5130地区のロータリアンが数多くの国際プロジェクト展示を短時間で見られるだけでなく、プロジェクトでほかのクラブや地区のロータリアンと協力する機会に恵まれるという点で、プロジェクトフェアはとても有意義なものとなりました。

15年目を迎えたフェア

去る11月、大勢のロータリアンがグアダラハラ近隣に集まり、15回目となる年次フェアを実施しました。第4150地区による事前審査で残った100件近くのプロジェクト提案書の中から、第5130地区のロータリアンが支援するプロジェクト60件を選びました。保健、教育、きれいな水、職業研修などに取り組むこれらのプロジェクトの実施地を、後にクラブ会員が訪問する予定です。「プロジェクトを支援したら、現地を訪問してその成果を見たいと思うのが心情です」と話すのは、第5130地区の補助金コーディネーター、デール・ナイトさんです。 

最近実施されたプロジェクトの1つでは、280人の生徒たちがより良い環境で学べるよう、13,000ドルの財団マッチング・グラントで、現地の学校にパソコンを寄贈し、コンピューターの授業を提供しました。「学校を訪れると、子どもたちが駆け寄ってきて、学んだことを全部教えてくれるんですよ」と、グアダラハラ・ロータリー・クラブのマルガリータ・デ・アルバさんは話します。 

「多地区合同プロジェクトフェアを立ち上げるには、同じような関心を持つほかの地区のロータリアンやクラブとつながりを作るだけ」とナイトさん。研究グループ交換は、こうした関係づくりに最適です。

また、こうしたイベントは、異文化理解の促進剤にもなります。アルバさんは次のように話します。「15年前にフェアを初めて開いた時には、アメリカとメキシコの文化の橋渡しができればと思ったんです。フェアのおかげで、異なる国や文化の人々が、他者を助けるためにいかに協力し合えるかを実感することができました」


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