「博愛を広げる」使命を胸に、ロータリーの指導者たちが国際協議会を終える
記事:Joseph Derr
国際ロータリー・ニュース:2011年1月24日
会長主催歓迎レセプションで参加者を迎え入れるカルヤン・バネルジーRI会長エレクトとビノタ夫人。カリフォルニア州サンディエゴ、国際協議会場にて。写真提供:Alyce Henson
米国カリフォルニア州サンディエゴで開催された国際協議会に、次年度の地区ガバナーが世界中から集い、2011-12年度を実り多きものとするための新しいアイデアや知識を交換し合い、友情を深めました。
国際協議会の開会にあたって、カルヤン・バネルジー会長エレクトは「こころの中を見つめよう 博愛を広げるために」というテーマを発表し、530名の次期ガバナーに熱く語りかけました。「何かを成し遂げようと思うなら、ありとあらゆる知恵を振り絞らなければなりません。それには、まず自分自身の内側から始めるしかないのです(詳細はこちら)」
バネルジー会長エレクトはまた、奉仕部門を通じて多大な貢献をしたクラブを称える「2011-12年度チェンジメーカー賞」についての説明も行いました(詳細はこちら)。
カール・ヴィルヘルム・ステンハマー財団管理委員長は、去年の7月1日に開始した未来の夢試験段階(100地区が参加)における成功例を紹介しました。なお、2013年7月1日からは、未来の夢の下、すべての地区が新しい補助金システムを利用することになります(詳細はこちら)。
ジョン C. スマージRI理事は、ロータリーが直面している大きな課題について話しました。「2003年以来、クラブの数が2,552増えたにもかかわらず、会員の総数はわずか226人しか増えていません」と語るスマージ理事は、世界中のビジネス・リーダーや地域の指導者が集結しているロータリーというブランド構築を通じて、クラブを強化することを奨励しました。第6220地区(米国ミシガン州およびウィスコンシン州の一部)ガバナー・エレクトのジョセフ H. ジョーンズさんは、スマージ理事の講演に強く感銘を受け、クラブ会員がこれからも積極的にロータリーの活動に積極的に参加していけるよう、FacebookやYouTubeなどのインターネット・サイトを活用して会員維持に努めていく意欲を示しました。
米国ミネソタ州のサウス・メトロ・ミネアポリス・イブニングス・ロータリー・クラブの創設者で現会長でもあるケイティ・イシュキンさんは、第5回本会議において、ロータリーへの新しいアプローチについて自身の考えを説明しました。「変革管理」のコンサルタントとして活躍している27歳のイシュキンさんは、クラブ運営のやり方を少し変えるだけで、忙しく活動する若者をロータリーに引きつけることができると話しました(詳細はこちら)。
国際協議会の1週間、ガバナー・エレクトは、ベテランのロータリー指導者による指導の下、研修セッションに参加しました。40名の研修リーダーの一人であるワイン・シュピラーさんは、討論グループでの話し合いを通じて、会員維持に成功しているクラブと苦しんでいるクラブがペアを組む「バディー・クラブ」など、多くのアイデアが生み出されたと話します。「経験豊かなロータリアンが地区内のクラブを訪ねる移動型研修のアイデアについても話し合うことができました」
協議会に出席したガバナー・エレクトは、リーダーシップへの意欲に関するラジェンドラ K. サブーRI元会長の講演や、ロータリーの中核となる価値観に関するビチャイ・ラタクル元RI会長の講演を聴く機会に恵まれました。
レイ・クリンギンスミスRI会長は、最終本会議において、中核となる価値観について詳しく説明しました。「私の呼ぶところの『ロータリーのDNA(遺伝子)』、つまり奉仕、親睦、高潔性、多様性、リーダーシップという中核的価値観を備えているロータリーは、目標を必ずや達成できるでしょう。ロータリーがほかの団体と一線を画しているのは、これらの価値観があるからです。私たちは、『こころの中を見つめよう 博愛を広げるために』のテーマを旗印に、世界をよりよくしていこうと活動するクラブの指導者たちの力になることができます。私たちには、100年を超える実績があり、世界を見回しても私たちほどこうした活動に秀でた組織はありません」
特別晩餐会には、エド・フタ(布田)現事務総長の後任として7月1日に就任する弁護士ジョン・ヒューコ氏が出席しました。ロータリーの中核的価値観に共感を抱くヒューコ氏は、事務総長としての新たな任務を「単なる仕事以上に情熱を傾けることのできるもの」だと話します。
この中核的価値観は、ガバナー・エレクトとその配偶者の方々から財団に寄せられた33万ドル以上の寄付にもよく表れています。協議会参加者はまた、サンディエゴ地域の子どもたちのために、21言語で書かれた、2,154冊の児童書を寄贈しました。さらに、2011年RI国際大会の会場となるニューオーリンズ(米国ルイジアナ州)地域の子どものために1,200の識字キットを贈りました。
第4650地区(ブラジル)ガバナー・エレクトであるラリー・クローバーグさんは、国際協議会が一つの転機となったと話します。「ロータリーの国際性を真に体験することができました。協議会に出席する前の自分とは別人となって、地元に帰ることができます」