ウガンダの平和を担う新世代を育成
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2011年1月17日
非政府組織「Great Lakes Center」の共同設立者、ロバート・オピラさんとウガンダの子どもたち。平和推進のためのイベントにて。写真提供: Robert Opira
20年以上も内戦が続いたウガンダ北部では、30万人以上が殺害、家を追われた人は180万以上を数え、わずか7歳の児童を含む3万6,000人の少年兵が戦場へ送られました。2006年から休戦状態にあるものの、平和を維持していくには依然として多くの課題が残されています。
ロータリー財団は 11月、同地域に住む200人の教師と1,300人の生徒が平和構築の研修を受けられるよう、ルバガ・ロータリー・クラブ(ウガンダ)とランバード・エアポート・ロータリー・クラブ(米国ミズーリ州)に16,096ドルのグローバル補助金を提供しました。これらのクラブは、紛争解決にあたる非政府組織「Great Lakes Center」(ウガンダ、グル)と協力してプロジェクトを進めたほか、音楽や演劇を通じて紛争予防/解決について学ぶ「平和クラブ」を地域の学校に設置しました。
この「Great Lakes Center」は、 ロータリー平和フェローとしてクイーンズランド大学(オーストラリア)に留学したロバート・オピラさん(2005-07年度)とゴッドフレイ・ムカラジさん(2004-06年度)によって創設されました。センターは現在、1990年代半ばの紛争によって5万人以上が命が失われた5つの国々(コンゴ民主共和国、ルワンダ、ウガンダを含む)で 、紛争と安全の問題に取り組んでいます。同センターは、補助金プロジェクト終了後も研修と平和クラブの活動を続けていく予定です。参加した教師や生徒は、得られた知識やスキルを活用して、国と地域の末永い平和を守っていくことでしょう。
未来の夢計画の重点分野の一つ、「平和と紛争予防/紛争解決」に焦点を当てたこのプロジェクトは、ロータリーの第1911地区(ハンガリー)、第5890地区(米国テキサス州)、第6060地区(米国ミズーリ州)、第6200地区(米国ルイジアナ州)、第9200地区(エリトリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、ウガンダ)より寄せられた14,597ドルのDDF(地区財団活動資金)と、ルバガ・クラブの3,000ドルの資金提供によって実現しました。
ルバガ・クラブの会員は、研修カリキュラムの計画づくりを手助けしたほか、実際に研修に参加し、地方メディアを通じてプロジェクトを推進しました。今後は、持続可能性を図るため、プロジェクトの影響を調査していきます。また、ランバート・エアポート・クラブは、活動の進展を確認しながら、メディアを利用したプロジェクト推進を担っています。
「ロータリー財団の協力団体として活動でき光栄です」と、「Great Lakes Center」の共同設立者で、グル・ロータリー・クラブ会員のオピラさんは話します。「紛争と安全における課題はたくさんありますが、ロータリー家族と協力することで、地域のためにより良く奉仕することができるでしょう」