ウガンダでの医療支援に全身全霊を捧げる職業研修チーム
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2010年11月18日
写真上:心臓治療の回復期にあるウガンダの少女と、ロータリー職業研修チームと地元の医療チームのメンバー。写真下:手術後に笑顔を見せる少女と「Gift of Life International(命の贈り物インターナショナル)」のコーディネーター、ロブ・レイルマンさん。写真提供:
Salim Najjar
去る10月、小児心臓外科を専門とする職業研修チームが、ウガンダの11人の幼い命を救う医療支援に取り組みました。
米国インディアナ州、ライリー小児科病院の12名から成る医療チームが、国際ロータリーの第6560地区(米国インディアナ)と第9200地区(エリトリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、ウガンダ)の支援を受け、カンパラ(ウガンダ首都)にあるウガンダ心臓医療センターで救命手術に取り組みました。
チームは、手術後も数日間現地に滞在して、患者の回復を見守りました。マーク・チュレンティン医師は、先天性の重度心臓疾患を患っていた19歳のオネスマスさんに手術をし、術後に手術によって開けた未来に何がしたいか質問してみました。
「私も、命を救う仕事がしたい」とオネスマスさんは答えました。「神様のお望みであれば、ぜひ、お医者さんになりたいです」
チームは、手術のほかにも、技術面での支援を心臓治療センターの医療スタッフに提供しました。
「私たちは、内科医、看護師、手術室担当員に対し、手術や手術室管理に関するノウハウだけでなく、先天性心臓疾患の小児手術後における医療ケアについても指導しました」と、医療チームのリーダーで、グリーンフィールド・ロータリー・クラブのステファニー・キンナマンさんは話します。
ライリー病院にとって今回は3度目のチーム派遣で、これらはいずれも先天性心臓疾患を患った子供たちの治療に取り組む「Our Heart Are in Uganda(ウガンダで全身全霊を捧げる)」活動の一環として行われました。「Gift of Life Foundation(命の贈り物基金)」と国際ロータリーによって2008年に開始されたこの活動は、ウガンダ心臓医療センターでの職業支援が完了する2014年まで継続される見通しです。
この職業研修チームによる活動は、RI長期計画とロータリー財団の未来の夢計画における重点分野、「母子の健康」に取り組むもので、マキンダイ・ロータリー・クラブ(ウガンダ)とグリーンフィールド・ロータリー・クラブ(米国インディアナ州)によって提唱された33,094米ドルのグローバル補助金によって部分的に支えられています。
「有能で献身的な医療プロフェッショナルによる11の奇跡をこの目で確認することができ、私は感に堪えません」と、今回の医療チームに自費で同行し、その活動の様子を写真とビデオで記録したサリム・ナジャ第6560地区ガバナーは話します。「若者の命を救うという、活動的なロータリーの貢献を目の当たりにすることができました」
第6560地区ガバナーを務めた経験のあるジム・グラハムさんは、グローバル補助金の申請をし、地区の支援を取りまとめて今回の成功を実現させ、まさに縁の下の力持ちの役割を果たしました。
マキンダイ・ロータリー・クラブは、チームのメンバーをクラブ行事へ参加させたほか、病院への交通手段、食事、そのほか身の回りの世話を提供するというかたちでプロジェクトに貢献しました。チームによる訪問の調整をした人の中には、1975年に「命の贈り物」プロジェクトによって最初に心臓治療を受けた、グレース・アグワルさん(ソロチ・セントラル・ロータリー・クラブ)も含まれていました。
ウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領は9月、カンパラで開かれた第20Aゾーンのローターリー研究会にメッセージを送り、ウガンダ心臓医療センターにおけるロータリーの貢献を称えました。この医療センターは、サミュエル・オオリRI理事が第9200地区ガバナーを務めていた1988年、ロータリーの支援を受けて設立されました。オオリ理事は現在、同センターの理事も務めています。
ムセベニ大統領はまた、ウガンダでのポリオやマラリアといった疾病予防活動にも言及し、未来の夢計画の目標である識字率向上、安全な水、衛生や栄養面における改善といった分野でのロータリアンの活動に対する。称賛の言葉を加えました。
「ウガンダでは、ロータリーの活躍が顕著に見られます」とオオリ理事。「地域でのネットワークが功を奏して、保健やその他の領域でもロータリーはよく知られた存在になっており、政府からも感謝されています」