「自立の足」を提供してGSEが障害者を支援
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2010年10月13日
写真上:患者と会うGSEチームメンバー、メアリー・ジョー・ゲイヤーさん。写真下:会議で講演するサミュエル・オクズエト・ロータリー財団管理委員。写真提供:Mary Jo Geyer
第7300地区(米国ペンシルバニア州)からの研究グループ交換チームが、5月、第1回「発展途上国における下肢医療に関する国際疾患間会議(International Cross-Diseases Conference on Lower-Limb Care in the Developing World)」に参加するためにガーナを訪れ、新境地を開きました。
オークランド・ロータリー・クラブ(ピッツバーグ)の現会長、ジョージア・ペトロポウロス・ミューアさんが率いるこのチームは、下肢疾患の専門家によって構成されていました。
ロータリー財団未来の夢計画の重点分野の一つである「疾病予防と治療」に焦点を当てたこの研究グループ交換(GSE)は、職業研修チームのプロトタイプとして試みられたものでした。このような職業研修チームは、未来の夢計画の3年間の試験段階中における補助金支給の対象となっており、2013年7月からは、全地区が未来の夢計画に参加することになります。この会議では、ロータリー財団管理委員であるサミュエル L. オクズェト氏が、基調講演の中で、未来の夢計画の主な特徴について話しました。
会議のテーマ、「Legs to Stand On」(自立のための足を)は、障害をもたらす病気や下肢疾患に取り組む実際のプロジェクトの名前から取られたものです。
「“Legs to Stand On”には、技術的手段の開発と、発展途上国における障害予防プロジェクトの実施の両方が含まれている」と話すのは、ピッツバーグ大学の理学療法士で、GSEに参加したメアリー・ジョー・ゲイヤーさんです。彼女は会議の報告書の中で次のように記しています。「世界で障害をもたらしている2つの主な原因は、糖尿病とリンパ管フィラリア症(象皮病)であり、5億人以上の人々がこれらの病気に苦しんでいます。世界のどこかで、30秒に1人の割合で、糖尿病が原因の下肢切断が行われているのです」
この会議は、発展途上国における足・下肢医療プログラムの実施に必要とされる技術的手段について、国際・国内の両レベルで活躍する専門家の間でコンセンサスを築くことに焦点を当てていました。これを通じて、慢性的な傷、浮腫、関節疾患などによる疾病、障害、早死を予防するための極めて重要な枠組みが形づくられました。
「ガーナは、地域社会に基づく下肢医療の疾患間アプローチが取り入れられた最初の国です」とゲイヤーさん。ゲイヤーさんは、ピッツバーグ大学で行われている慢性的な傷や浮腫による障害を抱える人々の自己管理を支援するプロジェクトを指揮しています。会議の参加者たちは、ガーナにおける看護士、医療技師、地域のボランティア、患者、介護者のための研修マニュアルも作成中です。
「資金が工面できたら、インド、ネパール、スリランカ、トーゴなどの国でも、総合的な下肢医療プログラムを実施する3年間の試験的プロジェクトを始められるだろうと期待しています」とゲイヤーさんは語ります。
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