ビル・ゲイツ氏、ナイジェリアでサッカーボールにサイン
国際ロータリー・ニュース:2010年6月10日
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の共同委員長であるビル・ゲイツ氏が、2010年ワールド・カップ開幕に先立ち、アフリカ大陸を移動中の「アフリカ・キックアウト・ポリオ」キャンペーンのサッカーボールにサインし、同キャンペーンを力強く後押ししました。
今年の2月以来、サッカーボールは、ポリオ撲滅に対する公共の認知を広めるべく、ポリオ感染のリスクが依然として残るアフリカ諸国で移動を続けています。多くの国々で、ボールの到着は予防接種活動と重なり、ロータリアンは政府高官を招き、集会を開いてこれをを祝ってきました。サッカーボールの行方を追った地図をご覧ください。
ナイジェリアのアブジャでボールにサインを加えたゲイツ氏は、ポリオとの闘いにおけるナイジェリアでの目覚しい進展を称賛し、撲滅活動の完遂に向けて同国の指導者を激励しました。ゲイツ氏は、前回ナイジェリアを訪れた2009年2月以来、ポリオ感染の発症件数が著しく減少していることを確認しました。2010年には6月8日までの時点で3件のポリオ発症事例が同国で報告されており、2009年の同時期までに報告された276件と比べ、著しい減少を見せています。
「ナイジェリアでのポリオとの闘いにおける目覚しい進展は、同国の人々にとって大きな誇りとなるものです。政治リーダーや地域の指導者たちによる活動への関与、また献身的な保健員の協力に加え、子どもたちを守りたいと願う親たちの愛情があったからこそ、ポリオ撲滅への道が開けたのです」とゲイツ氏は述べます。
4カ月間かけて旅を続けてきたサッカーボールも、最終目的地まであと少しのところまでやってきました。キャンペーンのグランド・フィナーレは、6月12日、エジプトのアレクサンドリア図書館にて行われ、そこでサッカー・アフリカ選手権の勝者がボールを蹴り、アフリカ大陸からポリオを蹴りだすことを象徴的に演出します。また同フィナーレは、エジプトのスザンヌ・ムバラク大統領夫人主催の下で行われ、政府高官のほか、映画俳優であるハニー・サラマ氏、元ポリオ患者の子どもたちも出席します。
フィナーレ終了後、ボールは6月20~23日に開かれる2010年度RI国際大会に向け、DHLエクスプレス社の費用負担でカナダ、ケベック州モントリオールへと輸送されます。
これまで、何千という人々がオンラインのバーチャル・サッカーボールに署名してきました。この署名活動には、こちらのウェブサイトから参加できます。
ロータリーと協同団体による全世界ポリオ撲滅推進計画は1988年に始まり、現在までに、ポリオ発症件数は99パーセント減少しています。アフリカ大陸におけるポリオ常在国はナイジェリアを残すのみとなりましたが、感染リスクの高い多くの国々でポリオは依然として子どもたちを苦しめており、この恐ろしい病から子どもたちを救う必要性を物語っています。また、アフガニスタン、インド、パキスタンの3カ国でも、ポリオがまだ常在しています。
ゲイツ財団は、ポリオ撲滅活動を支援するため、3億5,500億ドルのチャレンジ補助金をロータリーに寄贈しました。ロータリーは、それに応えるため、2012年の6月30日までに2億ドルの上乗せ資金を投入することを誓いました。現時点までに、ロータリアンは1億2,870万ドルの寄付を達成しています。
「全世界ポリオ撲滅推進計画に携わる民間ボランティア部門の提携団体として、ロータリーはアフリカにおけるポリオ撲滅活動のために3億8,800万ドルを寄付してくれました」と、「アフリカ・キックアウト・ポリオ」活動のコーディネーターであるジューン・ウェーバーさんは述べ、ロータリアンとその協同団体は、アフリカ初となるサッカー・ワールド・カップ開催を祝いつつ、ポリオ撲滅という偉業達成に向けて決意を固めていると述べました。
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